派遣のネットワークエンジニアを使うメリット・デメリットは?

インターネットや社内LANが当たり前になった現代では、社内のネットワーク整備はもちろん、ITサービスのコンテンツ開発にもネットワークエンジニアの存在が欠かせません。

しかし、ネットワーク技術は非常に高いスキルが要求される分野のため、多少の経験値やスキルだけでは対応できないこともありますよね。

そこで必須となるのが高いスキルを持つネットワークエンジニアなのですが、優秀なネットワークエンジニアの人材を、自社で獲得することは非常に難しいというのが現状です。

初級レベルのネットワークエンジニアから育てることもできますが、環境やコストがネックとなる場合が多いのです。

そこで一つの選択肢として、派遣ネットワークエンジニアがあります。

経験豊富でスキルがあり、即戦力となるネットワークエンジニアを派遣会社から受け入れるのです。

もちろん、雇用関係は派遣会社にありますが、指揮命令権は派遣先、つまり貴社にありますので、業務上で支障をきたすこともないでしょう。

社内のインフラを整備する時にも必要ですし、ITシステム開発におけるネットワーク技術をより高度なものにするためには、経験値の高いネットワークエンジニアをスムーズに獲得しましょう。

そこで今回は、派遣ネットワークエンジニアとはなんなのか、また時給相場や派遣を活用するメリットとデメリットに至るまで、わかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

派遣ネットワークエンジニアとは?

派遣ネットワークエンジニアとは、派遣会社に登録しているネットワークに関してプロフェッショナルなエンジニアです。

派遣ネットワークエンジニアの経験やスキルは、さまざまな現場に派遣されて鍛えられたものですので、即戦力として期待できます。

狭い視野にとらわれず、これまでの経験を活かして臨機応変な対応や、トラブル時の頼れるエンジニアであることは間違いありません。

派遣はほとんどの場合「一般派遣」を対象に意識した方が良いでしょう。

一定期間という契約を派遣会社と交わすことで、派遣エンジニアを決められた期間だけ受け入れることができます。

プロジェクト期間だけならば、設計・構築を行い、細部にわたるネットワーク仕様書を作成、最後にしっかりとした引き継ぎをして満期を迎えるのが最も理想的な活用方法です。

コストはかかりますが、正社員として長期的に育てながら雇用するよりも、はるかにコストダウンを図ることができるでしょう。

派遣ネットワークエンジニアの時給相場

派遣ネットワークエンジニアの時給は、派遣されるネットワークエンジニア自身のスキルやレベルによって違います。

例えば大手通信キャリアへのネットワークエンジニア派遣では、時給2,400円ほどですが、インフラ周りを熟知している上級エンジニアになると、さらに時給は高くなります。

自社で正社員としてネットワークエンジニアを育てることと、即戦力の派遣ネットワークエンジニアを期間限定で受け入れる判断は、プロジェクト規模や作業の範囲によってしっかりと検討する必要があります。

派遣ネットワークエンジニアを活用するメリット

派遣ネットワークエンジニアを活用するメリットには、即戦力をスムーズに獲得できることを含め、以下のようなものが挙げられます。

  • 経験豊富な即戦力をスムーズに獲得できる
  • プロジェクトの途中からでも人員を増やせる
  • 自社の正社員のレベルを引き上げる

経験豊富な即戦力をスムーズに獲得できる

最初から経験値の高いネットワークエンジニアを募集しても、思い通りの期間までに人材を揃えることは至難の技です。

IT業界自体が人材不足という現状や、スキルの高いネットワークエンジニア自体を運良く獲得できるとは限りません。

しかし、派遣会社を通して人材を受け入れることで、即戦力のネットワークエンジニアをスムーズに獲得することが可能です。

高度な技術をもつ即戦力となるエンジニアが必要な分野では、派遣ネットワークエンジニアを活用することが最大の魅力となるでしょう。

プロジェクトの途中からでも人員をふやせる

通常、プロジェクト全体を見てもネットワークエンジニアの人員は少数であることがほとんどです。

プロジェクトの途中で万が一ネットワークエンジニア に欠員が出た場合には、自社だけでは対応が難しい場合があります。

そこで活用できるのが、派遣ネットワークエンジニアです。経験やスキルも豊富ですので、途中で参加するプロジェクトでも、しっかりとした仕様書、あるいは方針さえあれば、派遣ネットワークエンジニアが欠員の穴を技術とスキルで埋めてくれます。

臨機応変に対応できるのも、派遣エンジニアの魅力ですね。

自社の正社員のレベルを引き上げる

自社内だけで育てたネットワークエンジニアは、どうしてもその他の企業の業務を見る機会がありません。

自社内だけでの知識や環境に偏ってしまうのです。これは仕方のないことです。

しかし、派遣ネットワークエンジニアを迎え入れると話は変わります。あらゆる現場で活躍してきた派遣ネットワークエンジニアの経験値やスキルは非常に高いことが予想できるのです。

派遣ネットワークエンジニアの力に引っ張られる形で、自社のエンジニアのスキルが大幅に引き上げられることも期待できますね。

このメリットは、今後の企業成長にとって大きな資産となるでしょう。

派遣ネットワークエンジニアを活用するデメリット

派遣ネットワークエンジニアを活用することは、もちろんメリットだけではありません。
たとえば、契約内容以外の作業を任せられないことも含め、以下のようなデメリットが挙げられます。

  • 契約内容以外の作業に対応できない
  • 契約に期限がある
  • 長期運用が必要なシステムには配置できない

契約内容以外の作業に対応できない

派遣ネットワークエンジニアは、あくまでネットワークスキルと経験値を提供するために派遣されます。

派遣ネットワークエンジニアを獲得する場合には、エンジニアが所属する派遣会社と貴社が契約し、契約内容にはその業務範囲も含まれているのです。

例えば、派遣ネットワークエンジニアに契約範疇を超えたプログラムの改修などは、ちょっとした作業でも任せることはできません。

もちろん、業務の過程でどうしても必要なものに関しては、臨機応変に対応するのが通例ですが、自社に指揮命令権があるとはいえ、基本的には契約内容に沿った業務のみしか担当させてはいけません。

また、残業についても対応できません。万が一残業の発生が予期できる場合には、あらかじめ契約内容に含めなければならないのです。

正社員への対応とは、一線を引いた対応が求められます。

契約に期限がある

派遣期間には限りがあるため、どんなに深くシステムに関わっていても、契約が終われば派遣ネットワークエンジニアを手放さなくてはなりません。

どうしても必要な場合には契約の延長や、再契約をする必要がありますが、エンジニア自体が次の現場が決まっているなどの事情がある時には、他のエンジニアと交代する場合もあるのです。

派遣ネットワークエンジニアは、システムの根幹を握るエンジニアでもありますので、システム稼働後の保守やメンテナンスなど、必要な手順や仕様書などは、自社のエンジニアに余すことなく引き継ぐことを忘れないようにしましょう。

長期渡り運用していくITサービスの場合には、一般派遣ではなく紹介予定派遣という形で受け入れるのもひとつの手段です。

長期運用が必要なシステムには配属できない

前述にも共通するデメリットですが、長期運用を想定したITシステム開発に派遣ネットワークエンジニアを活用すると、その後の運用・保守・メンテナンスにはエンジニアが関われない可能性が高いのです。

ネットワークは常に稼働し、システム以上に安定させなければなりません。ネットワークに障害が出てしまえば、どんなに優秀なアプリケーションでも何もできないからです。

プロジェクトの種類や運用後のスケジュールをしっかりと把握し、派遣ネットワークエンジニアが関わる部分と、その後自社のエンジニアが引き継ぐタイミングなどを、綿密に計画しておく必要があるということですね。

ネットワークエンジニア派遣でおすすめの会社一覧

実際にネットワークエンジニアを派遣会社から受け入れると決めた時、選択しなければならないのが派遣元となる派遣会社です。
ITエンジニアを得意とする派遣会社は無数にあります。ここでは、おすすめの派遣会社を紹介します。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ 紹介画像 ITプロパートナーズは、起業した際に必要なプロフェッショナルな人材や、ピンポイントで欲しい人材といったニーズに答えます。

ピンポイントという細かな指定ができることが、その他の派遣会社と差別化できる部分といえます。

登録しているエンジニアも、ITプロパートナーズが掲げる「自立した人材を増やし、新しい仕事文化をつくる」に基づいて、自ら動けるエンジニアが豊富です。

スタートしたばかりの起業でも、自立して業務を遂行することができますので、人数の少ない企業でもそのスキルを十分に活用することが可能です。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスのイメージ画像 レバテックフリーランスは、プロフェッショナルなフリーランス人材が多く登録しています。

貴社のニーズを細かくヒアリングすることで、適材なエンジニアの派遣が可能です。

ネットワークエンジニアにも関わるインフラ人材にても、多くの実績を持っている派遣会社でもあります。

パソナテック

パソナテックのイメージ画像 パソナテックは、派遣会社としても聞いたことがある人もいるように、大手の派遣会社のひとつです。

エンジニアと一括りに言っても、さまざまな分野を得意とするエンジニア、またはグローバル人材などの選択肢を用意しているのが、パソナテック です。

特に、グローバルエンジニア採用支援を積極的に行なっており、エンジニアの派遣コストを抑えるグローバル人材を選択できます。

まとめ:派遣ネットワークエンジニアは自社のレベルを高める人材

派遣ネットワークエンジニアを活用するシーンには、人材不足の他にも経験やレベルの問題をクリアしたいというニーズもあります。

派遣ネットワークエンジニアはさまざまな現場を経験することで広い視野を持っており、そのスキルは頼りになるものです。

社内のエンジニアだけでは実現できなかったアイディアや、第三者からみた脆弱性などにも気づけるでしょう。

そのような現場では、自然とメンバーのスキルも引き上げられ、そのスキルはのちに自社の資産となることが予想されます。

もちろん、人材不足を補うという場面でも、自社のレベルを高めるといった付加価値を期待して、派遣ネットワークエンジニアを活用することができます。