デザイナーの採用を成功させるコツは?デザイナーの転職市場から調査!

近年IT技術の進歩が目覚ましく、各企業ITを用いた独自のサービスやアプリの開発を進めている企業も多いのではないでしょうか。

外部のユーザーに利用してもらうサービスはもちろん、自社内で利用するアプリでもデザインによってユーザーの満足度は大きく変わるため、デザイナーはプロジェクトにおいて重要な役割を担います。

しかし現状、外部のデザイン会社への委託や外部デザイナーへの依頼に頼っており、そろそろ自社内で優秀なデザイナーを採用したいと考えている企業も少なくないのではないでしょうか。

デザイナーを採用する際には、応募者の実力が自社の必要とするスキルとマッチしているかをしっかりと見極めることが重要となります。

本記事では、デザイナーの採用に関して、各企業でのデザイナー採用の現状からデザイナー採用の方法、エージェントや中途求人サイトについて詳しくご紹介していきたいと思います。

ぜひ本記事で、デザイナー採用の方法ご確認いただき、今後の採用活動に活かしていただければ幸いです。

デザイナー採用の現状

デザイナー採用の現状は、プログラマーなどの他のIT職と比較しても採用の難しい業種となっています。

理由としては、候補者の数が少ないことやデザイナーとして年収などの待遇が低い企業も多く候補者との条件が合わない、また優秀なデザイナーほど転職市場に出てこないなどが挙げられます。

それぞれの現状について下記でご紹介していきたいと思います。

  • 候補者の数がエンジニアに比べて少ない
  • ワークライフバランスが重要視されている
  • 企業側から積極的に採用活動を行っている

候補者の数がエンジニアに比べて少ない

IT業界では、売り手市場が継続していますが、デザイナーに関しても同様で、候補者の数が企業の募集に対して圧倒的に少ないのが現状です。

デザイナーの場合、エンジニアよりも未経験者が参入しにくい分野でもあり、絶対的な候補者数が足りていません。

しかし近年では、画面設計などを含めたUI/UXの範囲までデザイナーが担当することも多くなり、企業としては優秀なデザイナーを採用したいと考え求人が多くなっているのが現状です。

今後も売り手市場は継続していくものと推察できますので、より積極的な採用活動を企業側は行う必要がありそうです。

ワークライフバランスが重要視されている

デザイナー職では、イメージとして年収の低さや労働時間の長さが多くの候補者に根付いています。

しかし、ワークライフバランスという言葉が世間でも一般的となったように、働き方に対して重要視する声が大きくなっており、デザイナー職についても例外ではありません。

デザイナーという職業上、オンライン上で完結する仕事も多く、フリーランスとしてデザイナー業務を行う方も増えてきています。

企業側でも残業を減らすことはもちろん、リモートワークや副業などを含めた労働者により自由な働き方を提供している企業が増えているのが現状です。

企業側から積極的に採用活動を行なっている

候補者の数が少ないことに由来しますが、近年では企業側からデザイナーとの接点を積極的に増やし、採用活動を行なっているケースが多々見られます。

例を挙げますと、現在働いている社員に知り合いのデザイナーを紹介してもらうことや、インターネット上でポートフォリオを公開しているデザイナーに対し、企業側からコンタクトを取り採用活動を行うなどの方法があります。

従来の採用活動ですと、企業側は求人情報を記載し応募者が来るのを待つといった受け身の姿勢でしたが、近年では優秀なデザイナーを採用するために積極的に動く企業が増えてきています。

優秀なデザイナーの採用を成功させるコツ

優秀なデザイナーを採用したい企業はたくさんあるため、他社と同じような募集内容ではなかなか優秀な人材を確保することは難しいのが現状です。

転職を考えているデザイナーが求めているものは、「自身のスキルにマッチした仕事内容か」と「労働環境・待遇の良し悪し」の大きく2つとなります。

下記で求人募集を実施する際のコツについてそれぞれ解説していきます。

  • 採用したいデザイナーの条件を明確にする
  • 給与を平均よりも高く設定する
  • 給与以外で快適な労働環境を提供する

採用したいデザイナーの条件を明確にする

優秀なデザイナーといっても、UI/UXデザインからコーティングまで、全てを高いレベルでこなせるデザイナーは多くありません。

優秀なデザイナーといった定義自体が曖昧なこともあり、実際には採用する側も「仕事に関わる全ての業務をそつなくこなす人材」といった曖昧な状態で募集をかけていることが多くあります。

実際に業務で使用する分野は、企業側でしか具体的な情報を提示することは出来ません。
「ペルソナ」と呼ばれる採用したい架空の人物像を定義して、募集要件に詳細情報を記載することで、より企業が欲する人材に近い候補者を採用することが可能となるでしょう。

給与を平均よりも高く設定する

デザイナーの仕事は、他のIT関連の仕事に比べて平均年収が低く設定されていることが多く、転職を考えているデザイナーの方の中には、前職の給与に不満を持って転職を試みている方も数多くいらっしゃいます。

給与を高く設定することで多くの候補者のニーズに答えることが可能なため、非常に有効な募集方法の1つと言えます。

単純に給与を高く設定するだけでは、候補者が増えるだけで優秀なデザイナーが集まるとは限らないため、最初に紹介した求めるデザイナー像を明確に提示することが有効な方法となります。

給与以外で快適な労働環境を提供する

デザイナーの中には、労働環境を最優先とする方も少なくありません。
給与がそこまで高くなくても副業がOKの職場に転職したいと考える方や、リモートワークが可能であれば給与は高くなくても良いといった意見も多く見られます。

上記以外でも、バケーション制度として長期休暇を取得できる制度を設けるなど、様々な工夫で優秀なデザイナーを獲得することが可能となります。

給与を上げることが難しい企業の場合には、こういった労働者に対してメリットのある環境を整えることも優秀なデザイナーを採用する有効な手段となるでしょう。

デザイナー採用の具体的な方法

ここからは、デザイナー採用の具体的な方法についてご紹介していきます。

デザイナー採用といっても、営業や事務といったデザイナー以外の職種を採用する場合とそれほど手段は変わりません。

デザイナー採用を効率的に行うためには、これからご紹介する方法をなるべく多く活用して採用活動を行うことが有効となります。

ぜひ予算と相談の上、なるべく多くの採用方法をお試しください。

  • 人材紹介エージェントを利用する
  • 求人サイトを利用する
  • 自社ホームページやSNSを利用する
  • 関係者からの紹介で採用する
  • フリーランスのデザイナーと契約する

人材紹介エージェントを利用する

人材紹介エージェントはデザイナーと企業を結びつけるためのサービスです。

メリットとしては、企業側は人材紹介エージェントに依頼をしておくだけで、デザイナーに対する営業活動を行ってもらうことが可能で、たくさんのデザイナーと面談を行うことが容易になります。

デメリットとしては、エージェントとの契約によりますがデザイナーを採用した場合などに高額な手数料が必要となります。

予算に余裕のある場合には、最も効率的に採用活動を行える方法と言えます。

求人サイトを利用する

求人サイトの利用は、他の職種同様、非常に一般的な採用活動の手段です。

メリットとしては、無料または比較的安価で募集記事の投稿が行える点にあります。
就職・転職活動中のデザイナーも多く利用しているため、うまくデザイナーの目に留まることが出来ればコストパフォーマンスに優れた募集手段と言えます。

デメリットとしては、有料で記事掲載をしたにも関わらず応募がほとんどない場合などが挙げられます。
また、募集はあった場合でも求めている人材と異なり採用まで至らなかった場合には、記事掲載費のみがかかってしまうことになります。

求人サイトの中には、エージェント同様、成果報酬型として実際に企業が応募者を採用した場合にのみ手数料が発生するケースもあります。
企業内での採用工程と照らし合わせて最適な求人サイトを選ぶことをおすすめ致します。

自社ホームページやSNSを利用する

自社ホームページや自社のSNSに求人情報を掲載しておくことも有効な採用手段の1つです。

メリットとしては、ホームページの維持費用などを除けば、無料で求人情報を期限なく掲載することができます。
またSNSの募集に関しても、FacebookやTwitterなどをうまく活用することで多くのデザイナーの目に留まり、応募者を増やすことが可能となります。

デメリットとしては、知名度の低い企業の場合、自社ホームページやSNSを見てくれる候補者がどうしても少なくなってしまうことです。

自社ホームページやSNSを利用した募集をメインで行うよりも、他の募集方法と並行する形で募集しておくのが良いかと思います。

関係者からの紹介で採用する

自社の社員や付き合いのあるデザイナーに人材を紹介してもらうことも有効な採用方法の1つです。

実は転職市場には出てこない優秀なデザイナーはかなりの数にのぼります。
優秀なデザイナーほど転職市場を使わなくても、ヘッドハンティングやコネなどで新しい会社を決めることが可能なため、エージェントや求人サイトで見つけることは難しくなるのが実情です。

日頃よりコネクションを広げておくことで、転職市場に出てこないデザイナーの採用も可能となるでしょう。

フリーランスのデザイナーと契約する

デザイナーを自社の社員として採用する方法とは少し異なりますが、フリーランスのデザイナーと契約する方法もあります。

例えば継続的にデザイン業務が必要となるかは決まっていないプロジェクトなどで、一時的にフリーランスのデザイナーを雇うことはコストパフォーマンスに優れた方法と言えます。

メリットとしては、あくまで1プロジェクト単位で契約することが多いため、必要な場合にスポット契約をすることで無駄な費用を抑えることが出来ます。
またクラウドソーシングなどを利用することで、比較的簡単にフリーランスデザイナーと契約することが可能となります。

デメリットとしては、専属契約ではないため優秀なデザイナーほど忙しく、依頼するタイミングによっては契約できない場合があります。
企業とフリーランスデザイナーのスケジュールが必ずしも一致するとは限らないため、余裕を持って仕事を依頼する必要があるでしょう。

デザイナー採用におすすめの人材紹介エージェント

ここからはデザイナー採用におすすめの人材紹介エージェントをご紹介していきたいと思います。

ほとんどの人材紹介エージェントは「成果報酬型」を採用しており、転職希望者と企業が契約を結ぶことで紹介手数料が発生する形式となります。

それぞれの人材紹介エージェントに特徴がありますので、詳しくみていきましょう。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ 紹介画像

ITプロパートナーズは2015年に設立されたばかりの企業ですが、非常に多くのデザイナーが登録されています。

公式ホームページの情報によりますと、27786名の登録者のうち24.3%がデザイナーであることから、およそ7000名近くのデザイナーがITプロパートナーズのサービスを利用していることになります。

サービスをご利用の際にも、初期費用やサイト利用料が無料で、利用期限についても無期限と設定されています。
実際に転職希望者との契約が成立するまで費用がかからない点で、非常に魅力的なサービス内容となっています。

dodaエージェントサービス

Doda採用企業ページ dodaエージェントサービスは、IT業界だけでなく様々な分野での採用をサポートしているサービスです。

全ての分野を合わせると10万件以上の求人が登録されていると公表されており、転職希望者の多くが利用している知名度も十分なサービスです。

dodaエージェントサービスも完全成功報酬型サービスとして、採用が決定するまで一切費用がかからないのが特徴です。
また、万が一採用後すぐに、入社した方が退職してしまった場合には、一部返金保証制度を設けている点も魅力となります。

マイナビクリエイター

マイナビクリエイター採用検討企業ページ マイナビクリエイターは、WEBやゲーム業界の企業に非常に多く利用されているサービスで、これらの業界への転職を希望する多くのデザイナーが登録しています。

マイナビクリエイターの特徴として、「MATCH BOX」と呼ばれるポートフォリオ作成サービスを登録者は利用することが出来るため、ほとんどの転職希望デザイナーが自身のポートフォリオを掲載しています。

企業側としても、実際に転職希望者のポートフォリオを確認して、希望の条件に合った方を見つけやすくなるため、非常におすすめのサービスと言えます。

対応地域は、東京都近郊・大阪府近郊・愛知県近郊・福岡県近郊とされており、全国広い範囲の企業でご利用いただけます。

デザイナー採用におすすめな中途求人サイト

デザイナー採用を行う際に押さえておきたい方法として、中途求人サイトの利用が挙げられます。

転職希望のデザイナーがエージェントなどのサービスを利用する前に、中途求人サイトを確認することはよくあります。

転職希望者の中では転職活動の比較的早い段階から利用されるサービスのため、企業としても押さえておきたいサービスとなります。

本記事では、デザイナーがよく利用している中途求人サイトについて3つご紹介していきたいと思います。

デザインのお仕事

デザインのお仕事採用検討企業ページ 1997年に開設され、これまでに1万件以上の求人を掲載している老舗サイトです。

クリエイティブ系の中途求人サイトとして古くから親しまれており、多くのデザイナーが利用しています。

掲載費用についても複数のプランが用意されており、ご希望の条件に合ったプランを選択していただけます。
また、「年間パスポート」と呼ばれる割引を受けられるプランも用意されているため、継続的な求人を出したい企業にはお得な制度となっています。

Green

Green採用検討企業ページ IT業界の求人サイトとして近年注目を集めている求人サイトです。

Greenのサイト自体も非常にきれいなデザインで作られており、多くのデザイナーの方にも評判の良いサービスです。

Greenでは、中途求人サイトとしてはめずらしい成果報酬型を採用しています。
転職希望者と企業が正式に契約するまで費用がかかりませんので、ランニングコストに優れたサービスと言えます。

また、成果報酬についてもエージェントと比較すると比較的安く設定されていることもありコストパフォーマンスに優れたサービスと言えます。

IT転職ナビ

IT転職ナビ採用検討企業ページ

IT転職ナビは日本最大級の求人・転職サイトです。

求人に関して、圧倒的な掲載数を誇っており利用者も非常に多いサービスとなっています。

求人掲載数が多いため、自社に応募が集まるのか不安な企業も多いと思います。
IT転職ナビでは「応募保証型サービス」を提供しており、プランにより最低保証人数は異なりますが、応募者が該当人数に到達するまで、自動的に掲載期間が延長されるサービスをご利用いただけます。

中途求人サイトをご利用いただく際の最も不安なポイントとしては、掲載費だけがかかって応募が全くこないことだと思います。
IT転職ナビを利用することで、全く転職希望者からの応募がない状態で費用だけがかかる問題を解決出来るおすすめのサービスです。

まとめ:デザイナーの採用は方法を知ることが大切

本記事では、デザイナー採用に関する様々な情報についてご紹介してきました。

デザイナーは需要過多の状態が続いており、採用する企業としてもしっかりと採用方法を知り、効率的な募集作業を行うことが必要となってきています。

デザイナー採用にも様々な方法がありますが、1つの方法にこだわらず、いくつかの方法を組み合わせて採用活動を行うことが効果的となります。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、しっかりと吟味した上で各企業に適した採用方法を見つけていただければ幸いです。