人材派遣とは?人材紹介との違いや仕組みを解説!

人材確保のために正規雇用している社員だけではなく、外部から協力を仰ぐこともあります。

「人材派遣と人材紹介って同じじゃないの?」と勘違いされてしまう事もある人材派遣。

「人材派遣は何となく知っているけど、詳細には把握できていない。」という方もいるのではないでしょうか。

実は人材派遣にもいくつか種類があるのはご存知ですか?

ここでは人材派遣についての基礎的な情報から、勘違いされてしまう事も多い人材紹介との違い、人材派遣会社選びのポイント・おすすめのサービスについてもまとめます。

人事担当者としてしっかりと人材派遣について理解していただけるように、できるだけ詳しくかつ簡単にまとめていくので参考にしてみてください。

人材派遣とは?

人材派遣とは労働者側の視点から説明すると「雇用契約を結んだ会社」とは違う企業で就労する、というスタイルです。

就労先の企業では雇用契約を結んでいる会社と「労働者派遣契約」結びます。

就業先企業は雇用契約を結んでいる会社に対し料金支払いを行い、就労者に業務指示を出すことで業務を遂行していきます。

非派遣の場合は雇用契約を結んだ企業の管轄する場所で業務を行い、賃金を受け取りますから、人材派遣と比較すると契約を結ぶ企業と就労先が異なるというのが特徴となります。

人材派遣には3つの種類があるので、後程詳しく解説していきます。

簡単に人材派遣のポイントをまとめておきます。

    • 就労者が直接契約しているのは人材派遣会社である
    • 派遣先企業は人材派遣会社と労働者派遣契約を結ぶ
    • 人材派遣には3つの種類がある
    • 人材派遣行う場合には財産基準を満たすか、地方自治体との相応の契約が必要

このポイントをおさえて、この先も読み進めてみてください。

人材派遣に定められた財産基準について
人材派遣を行う企業には安定して労働者への賃金が支払われるために、一定の財産基準が定められていましたが、2017年8月に基準改正がおこなわれ、地方自治体と債務保証・損失補填の契約を結んだ場合のみ基準外でも事業を行うことができるようになりました。

人材派遣と人材紹介の違い

つづいて人材派遣と同じと誤認されることが多い「人材紹介」との違いを解説します。

人材紹介は読んで字のごとく、「人材を紹介する」サービスのことです。

このサービスを展開するには厚生労働大臣の認可が必要になる点も注意が必要です。

あくまで行うのは「人材の紹介」なので、人材紹介のように就労者と紹介会社の間には特別な契約は不要になります。

就労者の希望と、人材を探している企業のニーズがマッチした場合に、企業に対して就労者を紹介し、マージンを受け取ることで成り立っています。

人材紹介を行う企業にも一定の財産基準が設けられていますが、人材派遣会社よりも低い水準となっているのも特徴です。

        • 人材紹介会社は就労者との雇用契約は不要
        • 就労者は紹介先の企業と直接、雇用契約を結ぶ
        • 人材派遣と異なり、正社員として就労先企業に勤めることができる

以上が人材紹介のポイントになります。

人材派遣と人材紹介のメリット・デメリット

簡単に人材派遣と、人材紹介どちらのサービスでのメリット・デメリットをおさえておきましょう。

人材派遣は直接契約を結ばないため、思ったような人材ではない場合に別の人員に交換してもらう、ということも比較的容易です。

ですが人材紹介では直接契約が必要になるので、契約後に思っていた人材ではなかった場合、交換などはできません。

どちらも希望する人材を派遣会社・紹介会社に伝えてから業務に当たってもらうことになるので、希望する人材が見つかりやすいのはメリットではありますが、このような違いがあることは理解しておく必要があります。

また派遣の場合には常にマージンが発生している状態ですが、紹介の場合最初に紹介料を払えば社員と同様に給与を支払っていくという違いもあります。

コスト面、処遇の面で大きな違いがあることを覚えておきましょう。

  メリット デメリット
人材派遣
  • 募集するスキルに見合った人材を派遣してもらうことができる
  • 直接雇用ではないので、ミスマッチだった場合の対処がしやすい
  • 派遣を受けている間ずっと料金としてマージンが発生している状態になる
  • 社員として雇用したい人材だった場合、簡単にいかないケースもある
人材紹介
  • 初回だけ紹介料を支払えば自社の条件で直接雇用できる
  • 募集するスキルに見合った人材を紹介してもらうことができる
  • 利用サービス次第では思ったような人材ではないリスクもある
  • 直接契約を結ぶので希望する人材ではなかった場合の対処がしずらい

人材派遣の種類3つ

契約の形態によって、人材派遣は3つの種類に分類されています。

            • 登録型
            • 紹介予定
            • 常用派遣

それぞれどのようなものなのか、具体的な内容を解説していきます。

特に法的な問題も絡んでくる部分なので、わかりやすくまとめるので、目を通しておいてください。

登録型

一般派遣とも言われる登録型というのは、派遣で働くことを希望している人が人材派遣会社に登録し、派遣社員としてマッチする企業に就労するものです。

派遣社員として派遣会社と雇用契約を結びますが、契約のタイミングは派遣先企業と派遣会社が労働者派遣契約を結んだ時、となります。

事務職・営業職などで利用することが多い派遣の形態といえるでしょう。

登録型派遣を行うには厚生労働大臣の許可が必要です。

紹介予定

紹介予定派遣は、派遣社員を派遣するにあたって「半年以内の一定期間就労した場合、派遣先で正社員として雇用する」ことを条件に派遣するものです。

企業としても就労者としても、一定期間は派遣社員として就労することでお互いの希望がかなっているか確認することができます。

半年以内という期限があるので、それまでの期間に双方の意思確認を行い、合致すれば正社員として雇用する、というものになります。

晴れて正式に雇用するとなった場合には、人材派遣会社にたいし手数料を支払います。

常用派遣

常用派遣は特定派遣とも言われます。

派遣元と労働者は正社員もしくは同等の契約を結んでいて、必要があった場合にのみ派遣先に配属される形式です。

労働者は派遣されていないときでも正社員として派遣元と契約している状態になります。

IT関連のエンジニアには多いスタイルで、「Aという会社の正社員がABBという企業の特定のプロジェクト遂行のため「Aの社員として」配属される」というもの。

常用派遣を行うには一般派遣と同じく厚生労働大臣の許可が必要です。

人材派遣会社選びで失敗しないポイント

人材派遣会社選びを失敗してしまうと、思ったような人材が紹介されないだけでなく思わぬトラブルに発生することもあります。

特に注意したいのが違法行為になってしまう契約ではないか確認することと、希望する人材をスムーズに派遣してもらうためにどのような業者を選ぶべきか。

以下のポイントでしっかり検討しましょう。

            • 二重派遣など行っていないか確認
            • IT関連に強い派遣元を選ぶ
            • コストを抑えることに執着して重要なポイントを見逃さないこと

二重派遣など行っていないか確認

人材派遣を行うにあたって「やってはいけないこと」も定めされています。

IT業界でも一昔前に大きな話題となった「二重派遣」や、「日雇い派遣」などに該当するような契約を行うことが無いように注意しましょう。

日雇い派遣に該当するのは30日以下の雇用契約を結び派遣することで、派遣元で31日以上の契約を結んでいるかどうかが重要になります。

違法な契約を行う派遣会社と関わってしまうと、知らずに法を犯してしまうリスクもあるため、派遣元はしっかりと検討する必要があることを覚えておいてください。

IT関連に強い派遣元を選ぶ

こちらの希望をしっかり伝えたものの、希望とは違う人材を派遣されてしまった。

ということにならないためには、業界の事情に精通している、もしくはIT業界の人材が多く登録している派遣会社を利用するのがおすすめです。

例えばIT業界のことに理解のある人材であれば暗黙の了解的なものも、理解不足な状態では適切な人材をアサインできない場合もあります。

目的があって人材派遣会社を利用するのですから、目的達成をサポートしてくれる派遣会社を選ぶことも重要です。

コストを抑えることに執着して重要なポイントを見逃さないこと

できるだけ低コストで理想の人材を確保したい、そう考えるのはおかしなことではありません。

ですが、コストにばかり気を取られてしまうと、希望する優秀な人材を確保できる可能性も下がってしまいます。

スキルの高い人材がどういう派遣会社を求めているか考えれば原因は理解していただけるでしょう。

自信があるから、実力に見合った報酬を得たい、と考えるのは当然です。

少なくとも相場をみてコストを検討することも忘れないようにしておきましょう。

おすすめの人材派遣会社

ここまで人材派遣について詳しく解説してきました。

選び方のポイントも抑えたところで、次は利用者満足度の高いものを中心におすすめできる人材派遣会社を紹介します。

簡単に特徴を抑えられるよう解説するので検討材料にしていただければと思います。

スタッフサービスグループ

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就業者数7万人以上、導入実績も27,000社以上を誇るスタッフサービスグループ。

週3日からなどの変則的な要望にも応えてくれる人材派遣会社です。

全国に1,700人以上の営業担当者がいるので、連絡が遅い・しっかり対応してくれないなどの問題が発生することがありません。

IT関連でもシステムエンジニア・プログラマー・WEBデザイナー・ネットワークエンジニア・WEBディレクター・運用保守・テスターなど多くの職種の人材が登録しています。

最短3日で最適な人材を紹介してくれることも可能なので、急な人事でも頼れる存在です。

PASONA派遣

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日本と海外に136の拠点を構え、人材派遣業界でのシェアもトップクラスを誇るPASONA派遣。

担当者は専任で詳細な希望条件までしっかりヒアリングしたうえで、適切な人材を派遣してくれる派遣会社です。

定期的な訪問、アフターフォローも万全なので多くの企業から信頼され40年以上の歴史を重ねているのも特徴です。

登録する人材は「ヒューマンスキル」と「業務スキル」の両面から厳選された人材なので、就業後のトラブルも発生しにくいのもポイント。

利用する就労者に対してもキャリア形成を含めしっかりとコンサル・フォローを行っていくので満足度が高いため、企業側にもメリットになります。

テンプスタッフ

テンプスタッフの企業担当者ページのイメージ画像

「企業を想い、人を想い、最良のビジネスパートナーへ」をモットーに、様々な業種で人材派遣業を行っているテンプスタッフ。

テンプスタッフでは課題別ソリューションとして、「採用校数や募集コストの負担軽減」「業務効率化やコスト削減」「繁閑差の激しい業務調整」などにも乗り出しています。

企業にとってメリットが大きな採用となるよう、ともに考えてくれる、まさにビジネスパートナーとして頼れる存在でもあります。

一般的な派遣・紹介予定派遣だけでなく、依頼企業の課題解決となるのであればアウトソーシングの提案も可能です。

コストもおさえて適切に業務を遂行したい、そんな企業の希望を叶えてくれる人材派遣会社といえるでしょう。

まとめ:人材派遣は派遣会社選びと仕組みの理解が重要

企業にとって人材派遣サービスを利用することはメリットも大きくあります。

ただししっかり理解をせずに活用すると、思っていた結果とは違ってしまう事もあります。

最後にポイントを振り返っておきましょう。

            • 派遣には3つの種類がある(登録型・紹介予定型・常用型)
            • 将来的に正社員として雇用するなら紹介予定型がスムーズ
            • 人材紹介との大きな違いは雇用契約を直接結ばないこと
            • 二重派遣や日雇い派遣に該当しないよう確認が必要
            • 派遣会社を選ぶ際はIT関連のスタッフが多い業者がおすすめ

上記のポイントをおさえつつ、コストと希望する人材像をあわせて検討すべきということも忘れずにチェックしてください。

ここまで目を通していただけた皆さんなら、きっと理想的な人事が決定できるはずです。

人材派遣を利用するメリットを最大限にいかすためには、派遣スタイルの選び方と業者選びが重要ということを忘れないでくださいね。

 

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