採用パンフレットの作り方を解説!優秀な人材に選ばれるためには?

企業にとって人材は動力と言えます。その動力がパワー溢れるものであれば、企業の力の源となるはずです。ところが、より良い動力=人材を得ようとしても、割いたコストと採用される人材とのミスマッチが多々あるのが現実です。

そこで、より効率的により良い人材を取り込むために、魅力的な採用パンフレットの作り方を提案します。この記事を見れば、より優秀な人材の目を惹くパンフレットを作ることができます。

是非この記事を参考にしてより魅力的な採用パンフレットを作成して下さい。

採用パンフレットとは?

採用パンフレットとは、就活生相手に開催される合同説明会や自社説明会などの採用イベントで配布するものです。自社の会社概要や経営理念を始め、求職者に対して事業内容を伝える役割を果たしています。

そのため、自社をアピールする絶好の媒体となります。採用パンフレットを見れば、企業の求める人物像が求職者に伝わりやすくなります。

また、求職者自身も経営理念や社風が自分に合うかどうか見極めやすくなります。

そもそも採用パンフレットって必要なの?

採用パンフレットはHPと違い、手元に残るものなので求職者が見返しやすいのが特徴です。

また、説明会では、求職者の手元に置いてもらった状態で説明できるため、求職者の印象に残りやすくなります。採用パンフレットが無ければ、説明の印象も薄れてしまいます。

  • 採用パンフレットの役割とは?
  • 採用ページとの違いは?

採用パンフレットの役割とは?

採用パンフレットの役割は、大きく三つあります。まず一つ目は、企業の存在をより多くの求職者へ対してアピールすることができるため、優秀な人材の目に留まりやすくなるという点です。

採用パンフレットは企業の説明会において、説明を助けてくれる補助的な役割を担っていると考えがちですが、採用説明会に参加していない求職者にも採用パンフレットを渡すことができるため、より多数の求職者に対してアプローチできます。

二つ目は、今まで求職者が企業に対して抱いていたイメージを変えることができるという点です。例えば、創業から年月が経ち、社屋が古く見えても、内部はリノベーションをして綺麗になっているという情報が分かれば、企業のイメージががらりと変わります。

採用パンフレットには、求職者が持つマイナスの視点をプラスに変える効果が期待できるのです。

三つ目は、求職者が、企業や業界に対して抱えている疑問を解決することができるという点です。ホームページに比べて、見やすいレイアウトや情報がコンパクト化されているため、求職者の欲しい情報をギュッと詰めることができます。

企業に興味を持った求職者が、自身の抱える疑問を解消することで、採用ステップに進む可能性が増えるのです。

採用ページとの違いは?

ホームページは求職者がアクセスしようと思わなければ、求職者の目に留まることは難しいです。そういった意味では完全に受け身の媒体です。

それに対して採用パンフレットは説明会でもそれ以外でも、求職者に対して能動的に情報を渡すことができます。この違いはとても大きいです。

情報量はホームページの方が圧倒的に多いですが、スクロールやタブを一つ一つクリックして情報を集める作業が必要です。それに対し、採用パンフレットは紙面なので、情報がコンパクトに詰め込まれています。

そのため、情報を取り出しやすいです。また、紙面であれば、形状や紙質などにおける自由度が高いため、他社と差別化を図ることもできます。

さらに一番違いとして現れているのは、手元に残るというところです。ホームページだと、パソコンやスマホ等の画面上の情報を受け取り、それを記憶の引き出しに分けていく作業が必要です。

ところが、採用パンフレットであれば手元に残るため、思い出す手間が省けます。また、手元にあるためリマインド作用が期待できます。

希望の企業や業種でなくとも、求職者は採用パンフレットをもらえば目を通す確率は高いです。そこで目を惹く何かがあれば、次へ繋がりやすいのです。

どんな採用パンフレットを作れば効果があるのか?

ここまで採用パンフレットの必要性について説明してきました。採用パンフレットをより多くの人に渡せても、開いてもらえなければ意味がありません。では、一体どんな採用パンフレットであれば求職者の心を掴み、企業に興味を持ってもらえるのかについてお伝えしていきます。

  • デザインが大事!求職者の目に留まるには
  • 情報は簡潔にわかりやすく
  • 企業のカラーを出す

デザインが大事!求職者の目に留まるには

採用パンフレットで重要なのは、まず見た目です。表紙に人物を置くか、企業のイメージキャラクターを置くか、風景写真を起用するかでそれぞれのイメージは全く異なってきます。

例えば私服勤務やフレックスタイムを周知したい企業であれば、採用パンフレットにそのフレキシブルさを取り入れれば、それに見合った求職者とマッチングします。

企業がどういった人材を求めているかデザインに盛り込んでいくのがおすすめです。

情報は簡潔にわかりやすく

先輩社員の声や実際の一日スケジュール、よくある質問とその回答など、求職者の求める情報を載せる必要がありますが、情報量が多すぎるとページをめくる手が止まってしまいます。

必要最低限の情報を精査し、企業の求める人材像をコンパクトにまとめると、内容が引き締まり、求職者の目に留まりやすくなります。

あれもこれもと情報をたくさん載せる必要はありません。企業にとって軸となる部分の説明がしっかりと簡潔にまとまっていれば、人材のミスマッチも起こりにくくなります。

企業のカラーを出す

見た目に大きく関わる部分ですが、採用パンフレットに企業のカラーを出していくことが重要です。

例えば漫画の要領でコマを読み進めていく採用パンフレットであれば、ユニークな紙面から、企業内の自由度が高いかもしれないと想像できます。

逆に、必要最低限のイラストや写真で、残りは文字といった採用パンフレットだと、かっちりした企業の印象を受けます。

見た目は、家で言う玄関と一緒なので、敷居を跨ぐ人に家を印象付ける絶好の機会です。ユニークな印象にしたいのか、きちんとした印象にしたいのか、企業のカラーを押し出していただきたいです。

採用パンフレットにはどんな内容を記載すべき?

採用パンフレットは会社案内とは異なります。どういった人材を求めているのか明確化しなければなりません。

そのため、企業が求める人物像をコンテンツごとに配置し、求職者が企業で実際に働く場合のイメージを持ってもらうことが重要です。

  • 企業理念
  • 職場の風景が分かるコンテンツ
  • 自社製品の紹介
  • 福利厚生・教育体制

企業理念

どんな企業でも、将来を見据え、企業の方向性を取りまとめるために理念を描いていると思います。この企業理念から方向性が外れてしまうと、退職へ繋がってくるため、求職者と企業の思い描く方向性が一緒か理解してもらう必要があります。

そういったことを考えた場合、採用パンフレットに企業理念が説明してあると、明らかに同じ方向を向けないと感じる求職者は採用ステップへ行く可能性が減ります。

企業理念をしっかり記すことで、人材のミスマッチを防ぐことができるのです。

職場の風景が分かるコンテンツ

先輩社員の声や現場の声、1日のスケジュールなど、実際に企業で働く人の声が載っていると、求職者は興味を持ちやすいです。

入社後の自分の姿が想像しやすくなりますし、職場の風景写真などから企業に対する質問がわきだすかもしれません。このコンテンツがあると、業界未経験の求職者や新卒者から喜ばれます。

企業の雰囲気が求職者に伝われば、それが人材のマッチングにも繋がるため、入れて損はないコンテンツです。

自社製品の紹介

例えば自動車部品メーカーであれば、自社が取り扱う主力部品を紹介することで、求職者が入社後どういった製品に携わればいいのか想像しやすくなります。

誰もが知る製品であれば、質問に繋がらないかもしれませんが、BtoBの企業であれば、求職者が自社製品をよく知らない可能性は大いにあります。

企業の強みをアピールすると同時に、求職者に対して採用後のイメージを持たせることができるため、求職者の印象に残りやすくなります。

福利厚生・教育体制

これらは求職者側が知りたいと感じているコンテンツです。例えばバースデー休暇やリフレッシュ休暇など、年次有給休暇に追加して特別な休暇がある企業などは、このコンテンツを充実させておくと、求職者の印象に残りやすくなります。

ワークライフバランスが重要視される時代になってきたため、何か売りの福利厚生があればアピールして下さい。

また、異業界からの求職者、新卒者はどのように仕事を覚えていくか不安に感じている場合があります。そういった人向けに、社内研修制度やOJT制度など、確立された教育体制があれば、是非アピールしていただきたいです。

採用パンフレット作成の方法

ここまで採用パンフレットの重要性、どういった内容がひつようかということについてお話ししました。ここからは、実際に採用パンフレットを作っていく方法をお伝えします。自社にデザイン部門などが無い場合はどうすればいいのか……といった疑問に答えていきます。

  • 自社で作成する場合
  • オンラインプリントサービス
  • 制作会社へ依頼

自社で作成する場合

採用パンフレットをレイアウトできるパッケージソフトが無料ダウンロード・販売されているため、そちらをダウンロード・購入して作成すると余計な手間がかかりません。

デザインができる人がいれば、パッケージソフトに頼らず完全自社制作もできます。

しかし、自社で製作すると、余計な手間暇がかかるため、あらかじめ受け持っている業務との兼ね合いが難しい場合があります。仕事が閑散期で、採用パンフレット作成に取り組む余裕が十分取れる場合であれば、自社作成でも素敵な採用パンフレットが出来上がるでしょう。

オンラインプリントサービス

前項とほぼ同様ですが、ソフトのダウンロード・購入の必要がなく、もっと手軽に作成することができるのが、オンラインプリントサービスです。

FacebookやGoogleアカウントなどですぐにログインすることができるため、手軽かつスピーディーに採用パンフレットを作りたいと考えている企業におすすめです。無料素材なども豊富ですので、コストの面も安心です。

しかし、デザインはテンプレートから選ぶことが一般的なので、完全オリジナルの採用パンフレットを作成することは難しくなります。また、自社内で印刷する場合ですと、印刷会社に頼んだものよりクオリティーが落ちてしまいます。

制作会社へ依頼

採用パンフレットを作るノウハウが整っていない企業であれば、制作会社へ依頼することをおすすめします。その道のプロに任せることになるため、クオリティーの高い採用パンフレットを作ってもらうことができます。

制作会社に依頼すると、デザイン、紙質、形状など細部にこだわることができます。また、内容やキャッチコピーも、制作会社との打ち合わせで決められるため、自社で作成するより、より求職者の心に残る表現ができます。

採用パンフレット作成の流れ

パンフレット作成には実際に取り掛かる手間以外に、自社の強みを明確化する作業やどういった求職者をターゲットにするか話し合うことも含まれます。そういった見落とされがちな仕事も含めて採用パンフレットを作成する流れについて説明します。

  • ターゲットを絞る
  • 強みを明確化
  • ヒアリング(制作会社に依頼する場合)
  • デザイン決定
  • 校正
  • 印刷

ターゲットを絞る

企業が求める人材はどういった人でしょうか。ある程度専門知識がある状態の人材を求めているのか、企業の次世代を担う若手、新卒採用を積極的に行いたいのか、専門知識はなくてもやる気溢れる第二新卒を狙うのか……。

どういった層に向けて採用パンフレットを作成するかで内容が異なってきます。まずは、求める人材像を明確化していく作業が必要です。

強みを明確化

自社の強みは何でしょうか。世界でシェア率の高い製品を作っている、社員の有給消化率が高い、長く働ける環境が整っている、社員旅行は毎年海外へ行っている……。

一度、自社の強みを明確化し、言葉にしてみて下さい。自社の強みは大きなセールスポイントとなります。

採用パンフレットに具体的に盛り込む内容になるため、強みがたくさんある企業は、後々精査していく作業も必要です。

ヒアリング(制作会社に依頼する場合)

まずはマーケティングのために、制作会社と綿密な打ち合わせを行います。ターゲットとする人材や採用コンセプトを伝え、全体の構成についても相談します。

制作会社から様々な質問が出ますが、まずは採用パンフレットの費用については置いておいて、質問に答えていくようにします。ここで打ち合わせた内容から競合他社との差別化を図るにはどうすればいいか分析してもらいます。

この作業の後、パンフレットの全体構成を摺り合わせていくことになります。

デザイン決定

全体の構成が決まったら、デザインの製作へ取り掛かります。制作会社に依頼する場合であれば、ここでデザイナーやカメラマン、ライターなども手配してもらえます。

企業の人物・風景写真などを撮影する場合は撮影カットの決定、撮影手法の確認も行います。

撮影写真以外にイラストやCGなどを盛り込む場合は、プロに任せる場合もあります。

校正

初版の確認を行います。ここで決定とならないので、気を抜かずしっかりチェックしていきます。見やすいデザインか、読みやすい文章かしっかりチェックし、内容を詰めていきます。

制作会社に依頼している場合は、制作会社と何度もやり取りをすることで内容がブラッシュアップされていきます。数回の校正を行い、最終版を確認したら校了となります。

印刷

印刷では、用紙の種類(紙質の種類)を決め、印刷の種類(何色刷りや特色印刷など)、加工の種類を選びます。それぞれ自社のカラーに合った印刷となるよう打ち合わせが必要です。

制作会社に依頼する場合も、担当と綿密な打ち合わせをしてから印刷をかけます。

試し刷りを行い、問題が無ければ必要部数印刷していきます。制作会社に依頼している場合は、印刷後採用パンフレットが納品されます。

まとめ:採用パンフレットは玄関と一緒!

自宅の玄関が汚いと、訪問客は入室をためらう可能性があります。採用パンフレットも玄関と一緒で、見た目のイメージが悪い・企業イメージがわかないものであれば、求職者から敬遠されてしまいます。

企業がより良い求職者を求めるのであれば、それに見合う玄関を用意すべきです。玄関の手入れが行き届いていれば、多少古い家でも、すべての部屋に掃除が行き届いていなくても、印象はいいものです。

求職者を惹きつける採用パンフレットを作成し、より良い人材が企業の動力となることを願っています。