御社のサービスの概要をお教えください

星野氏：スタッフのシフト勤務が行われているリアル店舗に特化し、その生産性の向上を支援するプラットフォーム『はたLuck』を提供しています。

基本機能として、最適なシフトづくりができる「シフト管理」を始め、仕事に必要な情報の発信・管理・確認・報告ができる「連絡ノート」や、特定メンバーによるチャットルームがつくれる「トーク」、仕事仲間に感謝が贈れる「星を贈る」などをラインナップしています。さらに開発中の「タスク管理」など、今後機能をさらに充実させていく予定です。

『はたLuck』の強みは、サービス業のリアル店舗に特化し、1IDあたり300円程度に抑えることでアルバイトスタッフにも提供できるようにしたことと、1つのIDであらゆる機能全てを使いこなせる使い勝手の良さにあると自負しています。そういった点をご評価いただき、多くの大手チェーン店に導入いただけています。

なぜITプロパートナーズを利用されたのでしょうか？

星野氏：2020年12月末に、バックエンドやアプリのエンジニアの正社員採用を行うことになりました。

その時点では業務委託は選択肢になかったのですが、採用基準が高いことで正社員での採用に苦戦しており、また開発スケジュール的に急を要することも重なり、業務委託も選択肢に加えることにしました。

そこで、他社の人事仲間に情報収集したところ、Hajimariさんの「ITプロパートナーズ」の評判が最も高かったので、声をかけさせていただいたという流れです。

当初は、人材の間口の広さを見たかったこともあり、あまり条件を付けずにご提案いただきました。対応スピードの速さと、登録人材の層の厚さを感じましたね。都度フィードバックを行いながら人材要件のすりあわせを行い、最終的にPHPエンジニアのAさん、アプリエンジニアのBさん2名に決めることができました。

その間、急遽UI／UXのデザイナーも必要という話になり、追加でご依頼したところ最初にご提案いただいたCさんを即決し、結果的に導入第1号となりました。それまでのエンジニア選定のやり取りで当社をご理解いただけていたことで、的確な方をご提案いただけたと思っています。

選定にはどういった点を重視されたのでしょうか？

平形氏：当社は独自開発のプロダクトを運営しているため、コアの開発メンバーの条件として、どれだけプロダクトにコミットしてもらえるかを重視しています。

そのため、コアの開発メンバーは正社員で確保したいという考えがあったことから、コアメンバーの不足分を業務委託で補完し開発スケジュールにキャッチアップさせるという形を取ることにしました。

業務委託の方に対しては、正社員に対するようなレベルのプロダクトへのコミットは求めない分、さまざまな現場で培った経験の幅広さと技術レベルの高さを求めさせていただきました。

現在の『はたLuck』はBtoBのサービスですが、今後、BtoBtoCに対応させる機能開発も考えています。その点で、幅広い領域の知見があり、長期的に参画いただけそうな方に対象を絞ることを重視しました。

決定した3名はどのように評価いただいたのでしょうか？

平形氏：2021年6月から参画いただいているAさんは、長年大規模から小規模まで幅広いプロジェクトに関わった経験と人柄の良さが決め手になりました。クライアントからの信頼が厚い方と見受けられたのです。

同じく6月から参画のBさんは、他の方よりAndroidの開発実績が圧倒的に豊富で、ご自身の会社の経営経験もあり、プラスアルファとしてマネジメント力にも期待が持てました。

星野氏：5月から参画いただいているデザイナーのCさんは、プロダクトに関する議論ができる方である点が上層部から高く評価されましたね。

3名の稼働ぶりはいかがでしょうか？

星野氏：まずCさんですが、代表も加わっているプロダクトデザイングループに属して、UI／UXをどうすべきかを一緒に議論していただいています。代表からも高く評価されていますので、中長期的にご一緒したいと考えています。

平形氏：開発チームではそれまで機能開発を最優先して走ってきたので、開発環境の整備が未着手でした。そこで、「今後の自分の業務のためでもあるので」とAさんから自主的に不揃いのドキュメントの整備を買って出てくださったのです。

それ以外に調査系のタスクも見てもらっています。ドキュメントをとてもうまくまとめてもらえているので、助かっていますね。

当初は私が担当する必要がある業務でしたが、おかげで私はこれからユーザーが増える『はたLuck』のクォリティをブラッシュアップする施策に早く取り組めています。

Bさんは参画いただいて間もないですが、これから『はたLuck』のWebViweのネイティブ化という大きいタスクに取り組んでいただこうと思っています。そのために、現状のソースコードを理解して準備してもらっているところです。大いに期待しています。

 

今後のITプロパートナーズに期待することはありますか？

星野氏：スタートアップの当社では、これまで事業やサービスの方針はよく変わってきました。今後もそうであると思います。

そうした状況の中で必要となる人材の要件も変わると思いますので、ITプロパートナーズさんにはまた必要な人材をご提案していただければありがたいと思っています。