〜ITプロ集結による一流エンジニアチーム が生み出す、圧倒的な開発力〜【ITプロ×クライアントインタビュー】#3 株式会社メディカルステージ(現:株式会社エムステージ)

経営企画室 室長 竹井 穣 氏 株式会社 メディカルステージ(現:株式会社エムステージ)

企業PROFILE

医師と医療機関をつなぐ人材総合サービス。

医師向け転職サポートや、常勤・非常勤の人材募集情報を扱うサイトの運営、また医療機 関向け人材紹介や医師のリスクマネジメント&ライフサポートなど。

2003年の設立以降、医師・医療機関の双方から着実に信頼を集めてきた株式会社メディカルステージ(現:株式会社エムステージ)。

事業拡大に 伴い、既存サービスの大幅なリニューアルを外注したが、できあがったのは不具合だらけのシステム。

窮地に追い込まれていた同社を救ったのは、複数のITプロパートナーズによる一流エンジニアチームの存在だった。

外注の失敗を機に、システム内製化を決意

数千万円を投入して外注した基幹システムの大幅リニューアル。

だが、できあがったのは、バグだらけのシステムだった。

原因のひとつは、リニューアルの企画意図を理解し、それを外部の開発サイドにちゃんと伝えられるような、システムに理解のある人間が内部にいなかったこと。

もうひとつは、外注先から依頼を受けた協力会社のプログラマーたちが、同社の要望に見合う人材ではなかったことだ。

「こちらの要望を理解してもらえず、大変な事態になってしまって。すでに外部へオープンしているので、取り下げるわけにもいきません。結局、信頼できるプログラマーに個別委託でお願いして、苦情に対応しながら3ヵ月かけて改修していきました」プロジェクトマネージャーの竹井氏は当時の状況をそう振り返る。満を持しての全面リニューアルとなるはずが、手つかずの部分が残った上、改修のためさらなる労力やコストをかける結果に。

「このままではいけない。内部にシステムのわかる人を迎え、可能な限り内製化をしていこう」そう舵を切るには、十分な教訓だった。

技術にとどまらない〝人のイメージ〞マッチング

残りのリニューアルを進め、さらに長期的なゴールへ向け、ともに考えていける開発パートナーはいないだろうか―。

竹井氏は、もともと知り合いだった当社・木村に相談を持ちかけた。

「技術的なところの詳細はわからないので 、『こういうことをやってきて、こんな会話ができて』という人の〝人のイメージ〞を伝えていました。この伝え方で合致する人材を連れてきてくれる 会社は、なかなかないんですが…」

状況を把握した木村が紹介したのが、松村成朗氏と中村真氏という、タイプの異なる2名のエンジニアだった。

松村 成朗 氏

合同会社Backflip180代表

株式会社数理システムを経て、大手証券会社にてデリバティブ評価システムの開発、アルゴリズムトレーディングシステムの開発に従事。

合同会社Backflip180を設立後、将棋の棋譜ソーシャルサービス「将棋DB2」の開発・運営に従事し現在に至る。

中村 真 氏

フリーランスエンジニア

中堅SI企業に就職し、8年間システムエンジニアとして働いた後、2013年7月より独立して個人事業主となる。独立後はフリーランスエンジニアとして業務を請け負い、一方で個人としてもWebサービスの開発・運営を行う。2013年12月に「Niteta?」というプロフィール管理兼掲示板サービスをリリース。

 

面談したときの印象を、竹井氏はこう語る。

「松村さんは、東大の大学院で人工知能の研究をしていて、そこでの興味から統計会社でデータ分析をやり、そこで金融工学に触れて証券会社に移ってシステム開発…という、渡り方にストーリーがあるところに惹かれて。個人的にもぜひ一緒にやりたいなと」

一方の中村氏も、松村氏とはまた違った魅力を持っていた。

「中村さんは工専から技術大学の機械システム工学を経て、趣味では半田ごてを扱ったりするのが好きな人で。どっぷりとエンジニアとして銀行の基幹システムを開発してきたのに、辞めて起業した、というところに興味を持ちました」

タイプは異なるが、いずれもバックグラウンドが幅広いふたり。長期的なゴールを目指す開発パートナーを探していた同社にとって、彼らの持つ確かな技術力と、ベンチャー企業向きの主体的な仕事のやり方はまさに求めていたものだった。

一流の開発チームが、突如社内に発足!?

こうして名のITプロは同社での勤務を開始。

出勤はそれぞれ週に2、3日だ。個別委託で先に入っていたエンジニア1名と、松村氏、中村氏が同じ島に集う。

社内に突如、ハイレベルなエンジニアが曜日限定で集結する開発チームが発足した。

松村氏と中村氏に依頼している仕事内容は、タイプに応じてまったく異なる。

「中村さんには、請求のシステム作りをお願いしていて。『こんな感じでこう動く』と伝えると、それを実現するための余白部分を考えてくれて、もっとこうした方がいいのではと提案をくれることも」

中村氏の提案に感心したり、ディスカッションしたりしながら、よりよいものが生まれていく感覚が心地よい、と竹井氏。

一方、松村さんへの依頼内容は。

「松村さんに頼んでいるのは、ユーザーの行動を把握するシステムの開発。『こういうユーザーを把握したい』という要素をこちらで出し、それをシステムでいかに解くか。週2日の出勤ですが、半年ほどでササッと第1弾を作ってくれて。質もスピードも、以前の外注とは比べものになりません」

従来の採用では 実現できなかった、優秀人材の集結

ITプロ導入の成果に、確かな手応えを感じている同社。だが、開発チームを外部パートナーだけで発足させることに、戸惑いはなかったのだろうか。

「もともと私たち自身が『働くを自由化する』という考えのもと経営している会社なので、いい機会じゃないかなと。エンジニアの空気感に触れ、これから社内の雰囲気や働き方も少しずつ変わってくるかもしれません」

今ではさらに1名のITプロを加え、計4名となった開発チーム。

週に2日は4人全員が揃う。

エンジニア事情に詳しい人から見れば、新興ITベンチャーよりもはるかに高い実力者が一堂に会する、その光景に衝撃を受けるだろう。

「これほどのレベルの人たちを、内部にシステムの人間がいない状態から見極めて、コストをかけて何人も採用して…というのは従来の採用では難しい。このサービスがあって初めて成り立っていると感じます」

と、竹井氏。一流人材の新しいチームの在り方が、ここにある。