〜50人以上のエンジニアと会って“一緒に働きたい”が実現したのがITプロだった〜【ITプロ×クライアントインタビュー】# 1 株式会社シンプリック

株式会社シンプリック 代表取締役社長 谷口雅敏氏
2014年に設立し、海外通販サイト『XBORDER』の開発、運営を行っている株式会社シンプリック。
サービスリリースからわずか半年で業績が伸び、そのスピードを落とさないためにもフルスタックエンジニアを必要としていた。
半年かけて50人以上のエンジニアと出会い、初めてジョインを決めたエンジニアがITプロパートナーズからの紹介だった。
その理由や決め手を谷口氏に伺った。
「これをちょっと試したい」ができないことが大きなネックだった
Q.まず最初に御社の事業内容を教えてください。
海外で販売していてユーザーが自分ではなかなか調達できない商品を、私たちが間に入ってお手元に届けてあげるのがコアな役割です。
当社では『XBORDER』というPCやスマートフォンから手軽に買い物ができる海外商品通販サイトを運営しています。
海外商品というと送料の高さや、英語の不慣れさがネックになることが多いと思いますが、ユーザーにとって価格的にも、また使いやすさの面でもメリットを感じられるサービスを提供しています。
いままで海外の商品を日本で手に入れるとなると、商社が売れそうなものを大量に仕入れて販売することがメインでしたが、今は個人のニーズに合ったものを単品でも流通させることが求められる時代。
この流通を促すプラットフォームを開発し、インターネット上で安心かつ簡単に、そしてバリューに提供することが私たちの事業です。
Q.今回、ITプロパートナーズを利用した背景とは?
サービスをリリースしたのが1年半前ですが、スタートアップ時はなかなかよい出会いに恵まれずプロトタイプ制作を外部に委託していました。
しかし、外注ということは当たり前ではありますが、他社のリソースの中での配分になってしまうため、こちらがもう少しお願いしたくても難しい。
「今月はここまでの仕事、来月はここまで」と明確にしなければいけなかったので、「ちょっとこれを試してみよう」という瞬発力になかなか応えてもらえないわけです。
そんな中、サービスの反応がよくチャンスが見えてきていたので、このスピードのままだと成長できないと危機感を持ち始めていました。
成功しているwebサービス会社は総じて内部に強いテックチームを有しています。
そこで、当社でも開発チームを作ろうと、知り合いやSNSを通じてコンタクトをとってエンジニアと会っていました。
しかし、50人以上の方とお会いしましたが、なかなか相思相愛にはなれず…。
優秀な方であればあるほど引く手あまたですし、好待遇も保障されています。
その中で当社のようなスタートアップ企業に飛び込んでくるのはそれなりのリスクもあるでしょう。
ただ、私たちが求めているのは、そのリスクの中で一緒に事業を大きくしいき、最終的には世界に勝負できるような規模のビジネスを考え、向かっていける方なのです。
そんなときに知人から紹介されたのがITプロパートナーズでした。
早速1人ご紹介いただいたら、その方と意気投合。
ジョインすることが決まりました。
フルスタックエンジニアの参画によりスピードが格段にアップ
Q.ジョインした大きな決め手は何でしたか?
私が考える一緒に働きたいエンジニアのポイントは3つあります。
1つ目は海外相手の事業のため、国境を越えてのビジネスに可能性を感じ、スケールを描ける方。
2つ目はパートナーとしてマーケティングにある程度精通したうえでプロダクトを作れる方。
とはいえ、商売ですからキレイごとだけでなく泥臭いことも飲み込んだうえでアウトプットできることが3つ目です。
これら3つをすべて持っている方であり、なおかつファーストインプレッションでお互い何かを感じるものがありました。
これって実は一番大事なことなんですよね。
Q.実際にITプロが現場に入ってみていかがでしたか?
いままでにいろいろな企業での勤務経験もある方でしたから、スタートアップの方向性やそれに対しての技術の考え方をしっかり持っていらっしゃる。
エンジニアは新しいことに取り組むことを得意とする方が多いですが、ただの「新しいもの好き」ではダメなわけです。
それを事業の中でどう使っていけるかを正しく判断でき、提案する力があったので僕以上に開発チームを引っ張ってくれていますね。
ITプロパートナーズのスタッフから「なんでもできる方です」とご紹介いただいていたので安心感はありましたが、実際にフルスタックで、まさに私たちが求めていたエンジニアでした。
正社員として会社を引っ張る存在に
Q.半年後には正社員登用されたそうですね。
そうです。
結果を出していただいたことと、当社に対して興味を持って付き合ってくれていることが実感できたので、お互い納得のもと正社員になっていただきました。
とても自然な流れだったと思います。
Q.ITプロパートナーズを利用したことで具体的にどのような成果が出ましたか?
彼の信頼しているエンジニアを紹介してもらうなどして開発チームができあがり、サービス開発のスピードが驚くほどあがりました。
外注で課題になっていた「ちょっと試してみよう」が社内でできることによって、日々サービスが改善されて売上につながっています。
例をあげると、お客様向けにチャットツールを導入したことで、お客様とコミュニケーションが取れるようになり、売上にもプラスになりました。
インターネットのサービスはwebでもアプリケーションでも、「ユーザーから見てどれだけスピード感を持って変化しているか」が顧客をつかむ条件。
特に最初についてくれたユーザーほど、改善がみられないとどんどん離れてしまう。
反面、「こんなこともできるんだ」「こんな情報も見られるんだ」と新しいしかけが体感できれば、1週間後もまた訪れてくれます。
この日々の改善が開発チームの強化によりできるようになったことは何よりの成果ですね。
Q.ITプロパートナーズのサービスに対して率直な感想をお聞かせください。
実はITプロパートナーズを利用する前に別の紹介会社から提案を受けたのですが、企業側からあまりパッションを感じられず利用しなかったんです。
でも、ITプロパートナーズのスタッフからは本腰を入れてマッチングをさせるというパッションを感じて信頼ができました。
また、サービス自体にも共感しましたね。
これからはひとつの組織にずっと所属している時代ではありません。
自分のプロフェッショナルな部分を生かせる場所を自らが選んで、事業に貢献するというのが当たり前の働き方になってくると思うので。
そんな働き方を後押ししてくれるのがITプロパートナーズ。
とはいえ、直接雇用するわけではなく、企業側もエンジニア側も様子を見ながら今後の進退を考えられる余裕のあるシステムなので導入しやすかったですね。
お互いが合わないと感じればお別れできますし、合えば当社のように正社員として活躍していただけるケースもある。
とても効率的で無駄のないサービスだと思います。