個人でアプリ開発してみよう【費用・収益・公開までの流れについて】

在宅でできる仕事をしたい!
アプリ開発してみたいけどまずは何からするべきか…
エンジニアとして業務を遂行していると「自分だけでシステム開発してみたいな…」という欲求にかられることもあります。
エンジニアという職業を活かして”在宅で稼ぐ”という側面からもオススメなのが「個人でアプリ開発」をするということ。
個人というと敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、実はそうでもないのです。
実際かなり多くのアプリが個人で開発されている、ということがわかるのでGooglePlayでチェックしてみると良いでしょう。
ここでは個人でのアプリ開発初心者、アプリ開発自体が初心者という方が「アプリ開発できるエンジニア」としてスキルアップするための情報をまとめます。
- 個人でアプリ開発するにはどうしたらよいか・どんな流れで進めるのか
- 初心者が個人でアプリ開発をするときまずチャレンジすべきこととは?
- 個人アプリ開発で公開する場合にかかる費用
- 個人アプリ開発でどのくらいの収益が見込めるのか
- 個人アプリ開発で収益アップのためのコツ
上記のポイントをメインに、どうするのが収益に繋がりやすいのか、アプリ開発できるようになるためにどうやって学べばよいかも簡単にまとめています。
これから個人でアプリ開発に乗り出そうとしている皆さんの背中を押せる内容になっているので気軽に読み進めてみてください。
目次
個人アプリ開発で稼げる人になるには「まずはアプリ開発して公開してみる」のが良い
公開するときには画像の用意やアプリ説明の文言を考えたり、作業もあります。
面倒に感じてしまうかもしれませんが、「自分ひとりで作り上げた」という実感がもっとも得られる瞬間でもあります!
もちろん公開することで「これが自分で作ったものです」と実績として提示することもできるようになるので、今後アプリ開発実績を積んで、ノウハウを生かしたい側面では大きなメリットにもなります。
個人でアプリ開発:最初はシンプル機能なアプリ開発・公開してみよう
まず初心者の方の肩慣らしの意味で、1本アプリを作って公開してみる、ことをおススメします。
初心者でもOK!ということで最初からあまり凝った作りにしてしまうのはNG!
基本を押さえつつ、今後のモチベーションにつながる経験の場、としては本当にシンプルな機能のアプリを作ってみることです。
iOSだと審査が厳しくアプリ開発初心者の練習場としては向かない為、こちらの記事ではJavaを使ったAndroidアプリ開発をメインに紹介します。
初心者OK!【個人】Androidアプリ開発の流れを解説
iOSは敷居が高くなるので、Androidの話をすすめます。
- どんなものを作りたいかイメージを固める
- Java(開発言語)を学習する(基礎+自分の作るアプリに必要な部分)
- プログラミングしたソースを実際に動かしてみる
- アプリデザインなども含めて仕上げる
- GooglePlayで公開する
Javaを学べる書籍も多数ありますが、ネット上でもアプリ開発に役立つソースコードがたくさん解説されているので参考にできるものはいくらでも入手できる時代。
本当に基礎となる部分についてはいつでもチェックできる自分に合った書籍を用意してある程度学んだらネットで知りたい情報をピンポイントにチェックするのも良いでしょう。
開発していく中でエラーでうまくいかなかったり、想定と違う動きをしてしまうことは良くありますが、そんな時にはエラー時の対処なども出ているドットインストールのような動画サイトも参考になるのでチェックしてみるのもおすすめです。
「できるかな…」と悩んでいる時間があったらまずは試してみる、それが簡単に叶うのもAndroidアプリ開発の魅力。
一度作って公開してみることで、色々なことを体験し学び、「もっとこうしてみようかな…」「もっとダウンロードされたい!」と欲求も出てきます。
一人で黙々と立ち向かわなければならない個人アプリ開発をやり抜くには、こうしたモチベーションをいかにして維持するかが大切なので是非ともまずは1本公開することを目標として頑張ってみて下さい。
※ここではAndroidアプリ開発に照準を合わせてお話していますが、もしあなたがチャンレンジしたいのがiOSであればJavaよりもswiftを習得するのがおすすめです。
個人アプリ開発できる環境を整えるためにインストールするのはこの2つ
自分のPCでAndroidアプリを開発できるようにするために、まずは2つインストールするものがあります。
- Java Development
- Android SDK
上記の2つをPCにダウンロードして、Android向けアプリをJavaで開発する環境を整えましょう。
①はJavaをPCにインストールするもの。
②はこのツール上でJavaのソースコードを書いて実行できるようにするもので、Androidアプリの起動ができるようになります。
個人開発したアプリを公開する場合にかかる費用について
個人でアプリ開発をするにあたってかかる費用は基本的にアプリを公開するときの費用です。
GooglePlayDeアプリを公開する場合 → 月25$
AppStoreでアプリを公開する場合 → 年額99$
他にはPCがない場合にはPCの購入費用は必要ですが、特別これがないとダメ、というものもありません。
(後で紹介しますが、無料でインストールするものはあります)
個人開発したアプリを公開してどのくらいの収益が見込める?
これは正直「公開したアプリがどのくらい人気がでるか」ということになってくるので「いくら稼げますよ!」とは言えないのが実情です。
また、どうやって収益とするのか、ということも関係してきますので簡単に説明すると
- 無料アプリで広告収入を得る
- 有料アプリとして公開する(広告なしが一般的)
- 無料アプリだけどアプリ内課金ありで公開する
もちろん有料アプリなのに課金あり、というのもアリではありますが…使いたいと思えるかどうか、ということろで判断しましょう…
有料アプリの場合はAppStoreもGooglePlayも、同じく売り上げの70%が販売者のものとなります。
ゲームを有利に進めるアイテムや、機能拡張のための課金など無料で気軽にダウンロードできるものをより楽しむための課金で稼ぐという方法もあるので、作るアプリによってどのように稼ぐか適したものを選ぶと良いでしょう。
とはいえ、ユーザー心理を考えるとより稼ぎやすいのは「無料アプリでアプリ内課金あり」「広告あり」のパターン。
有料アプリ、となるとなかなかダウンロード数が伸びない、というのは皆さんの心情を鑑みても簡単に想像できてしまうと思いますが、実際に無料のビジネス系アプリいくつか併せて70万以上ダウンロードされている、という方でも100円の有料アプリ、とした途端、ダウンロード数が500も超えなくなるということもあるほどです。
広告を入れる、というのもアプリメイン画面の一部に表示されるもののほかに、最近増えているアプリ起動時に必ず見ることになる全画面に表示されるものもあります。
広告料が高い後者の全画面広告=インターステイシャル広告を導入するほうが広告費も上がりますし、常に画面に出ているほど邪魔にならないのでユーザー目線でもおすすめです。
個人開発アプリのより稼ぐ!ためのコツ
個人でアプリ開発をするなら少しでも収入を得られたら、と考えるのは当然の事。
収入をあげる為に努力できることとして以下の3つのポイントを見てみてください。
- 広告を入れる
- 日常生活の中で不満や不便を感じたタイミングを忘れない アプリ案とする
- 他のアプリを触っていて開発するアプリのイメージをつかみ、改善点があればそこを拾ってみる
広告収入はダウンロード数にも比例するため、ダウンロード数が伸び悩んでいるうちには微々たるものでしかありません。
ですが「今月の広告収入はこのくらい…次はこのくらいを目指したい!」と明確な目標にもしやすい部分でもあります。
広告を入れるだけ、なのでやっておいて損はしないですし是非入れておきましょう。
またダウンロード数を伸ばしてこその収入アップ、ですからいかにして「欲しい!」と思わせるアプリをつくるかも重要です。
今たくさんダウンロードされているのはどんなアプリなのか調べる、もしくは必要と思われるような、日常的にサポートしてくれたら…と思えるようなアプリはどんなものか考えてみましょう。
既存のアプリを使ってみて「使いにくい!!」と感じる部分があればそれもチャンス!
自分の作るアプリで改善してしまえばよりユーザビリティの高いアプリを作ることができます。
初心者からスタートして1本目に色々な機能を盛り込んでしまうのはおススメしませんが、スキル・ノウハウを身につけたらこういうものを作ろう、という目的にしておくのはおススメです。
個人アプリ開発でスキルUPすれば今後もエンジニアとしての価値を高めることができる!
上図は総務省の情報通信白書にあるグラフですが、これまでも右肩上がりのアプリ開発市場は、今後もスマホやタブレット・Chromebookなどの普及でさらに成長が見込まれています。
より成長が見込まれる市場で活かせるスキルを身に着けることができるので、個人でアプリ開発をすることは趣味や副業だけではない『自分価値の向上』に直結します。
公開することで「自分で作り上げたアプリだ!」といえるものが世の中で利用され評価もされます。
励みにもなりますが、目に見える形で自分の実力としてアピールすることができるので、更なる飛躍を目指したステップアップ転職にも役立てることができます。
自分だけのアプリを作る!
アプリエンジニアとして転職できる術を身につけたい!
そんな皆様にはこちらで紹介した、初心者でもできる個人アプリ開発の手順なども参考にしていただきながら活躍していただければ幸いです。