スタートアップコミュニティとは?メリットや必要性について解説
スタートアップを進める企業にとって、情報収集を目的としたつながりを得ることは重要になります。
しかし、つながり方やつながる相手は選ばなければ、スタートアップに役立つ情報を得ることは難しくなるでしょう。
有益な情報を得られない場所とのつながりは、無駄な時間や労力を使うことにもなり、スタートアップの負担になる可能性もあるのです。
そういったことを避けるためにも、スタートアップでは専用のコミュニティに参加することがおすすめされます。
スタートアップコミュニティの上手な利用は、自社の事業に多くのプラスを与えることになるでしょう。
こちらではスタートアップのコミュニティについて解説し、そのメリットや必要性を確認していきます。
これからスタートアップを行う企業は、コミュニティというフィールドを上手に使う方法をこの機会に考えてみてください。
スタートアップコミュニティとは?
まずは、スタートアップコミュニティの基本について確認します。
その他のコミュニティとの違いなどから、特徴を把握してみましょう。
- スタートアップに関する人々が集まるコミュニティ
- スタートアップの現状を知るきっかけに
スタートアップに関する人々が集まるコミュニティ
スタートアップコミュニティとは、その名の通りスタートアップに関連する人たちが集まるコミュニティ・プラットフォームのことです。
実際にスタートアップを進める企業、投資家、アドバイザー、興味のある学生などが集まります。
スタートアップにおける情報の交換や、新しい事業のプレゼンなど、あらゆる形で交流を行うことが可能な点が特徴です。
広く開かれているコミュニティがたくさんあるので、気軽な参加も行えるでしょう。
スタートアップコミュニティの参加者に共通しているのは、スタートアップに興味関心があるという点です。
スタートアップに必要なことや注意点は何か、どのような事業展開をするつもりなのか。
そういったことを自然に話し合える場になるのが、スタートアップコミュニティの特徴です。
もちろん、実際に事業での協力を計画したり、取引を行ったりといった実益にもつなげられます。
これからスタートアップを行う、スタートアップの現状に悩みがある。
そんな企業にとって、スタートアップコミュニティは有益なものとなるでしょう。
スタートアップの現状を知るきっかけに
スタートアップは日本国内でも広まりつつありますが、まだまだ発展の余地を残した分野でもあります。
スタートアップコミュニティへの参加は、その現状を正しく把握するきっかけにもなるでしょう。
国内のスタートアップ企業の資金調達額はここ数年大きく飛躍し、数値として明確な結果が出ています。
2012年には国内で650億円だった資金調達額は、2015年には倍以上の1,800億円、2018年にはそのさらに倍を超えて4,300億円になりました。(株式会社INITIAL参照)
調達したスタートアップの企業数も2,000社以上となっていることから、全体的な活性化が見られるでしょう。
このようなデータを見ることは簡単ですが、その先を予測するためには、やはり生の声を直接聞くことが重要となります。
コミュニティへの参加はそういった生の声を聞き、自社の立ち位置であるスタートアップ企業という実態について深く知るきっかけになるでしょう。
参考:【速報】2019年はSaaSの年。国内スタートアップ資金調達額は4350億円
スタートアップコミュニティのメリット
スタートアップのコミュニティに参加することには、多くのメリットがあります。
なぜスタートアップコミュニティが多く開かれているのかを、メリットから考えてみましょう。
- スタートアップ企業としてのチャンスを作る
- スタートアップのリスクを減らす
- 採用における先行投資にもなる
- 地方でのスタートアップに重要な役割を持つ
スタートアップ企業としてのチャンスを作る
スタートアップコミュニティへの参加は、企業としてのチャンスを作るきっかけになります。
コミュニティにはスタートアップ企業に興味のある大手企業なども参加するケースがあるので、スムーズに商談や提携に進むことも可能となるでしょう。
そういった出会いのきっかけになる点は、スタートアップコミュニティのメリットになり得ます。
国内で認知度が高まりつつはあっても、まだまだスタートアップ企業という存在を知らない人々は多いです。
国内最大規模のスタートアップコミュニティを運営するcrewwが実施した2019年の調査によると、スタートアップ企業を知っている人は48.2%と半数を割っています。
上場企業の役職者に対してのアンケート結果になるので、対象を広げるとさらに認知度は変わってくるかもしれません。
さらにスタートアップ企業を知っていると答えた人に対して、「スタートアップ企業と取引や協業した経験はありますか?」というアンケートを行ったところ、58.5%が経験はないと回答しています。
そのためスタートアップ企業として確実にチャンスを掴むためには、あらかじめ認知してくれている企業に自社を売り込むことがポイントになるでしょう。
まだ業界内で自社の知名度が足りないと思う場合には、スタートアップコミュニティに参加する意味があると考えられます。
参考:国内最大級のスタートアップコミュニティcrewwがスタートアップ企業のリアルを大調査!「上場企業から見たスタートアップ企業※1に関する意識調査」
スタートアップのリスクを減らす
スタートアップコミュニティへの参加は、事業を進める上でのリスクを減らすきっかけにもなります。
コミュニティでは実際にスタートアップを経験した人たちや、さまざまな事例を見てきた投資家とベンチャーキャピタル(VC)の話を聞く機会にも恵まれるでしょう。
そういった話を参考にすることは、スタートアップに隠れているリスクへの対策になります。
スタートアップコミュニティへの参加時には、そういうメリットを得られる関係性を作り上げることも目的になるでしょう。
採用における先行投資にもなる
スタートアップコミュニティへの参加は、自社に興味を持つ人たちへのアピールにもなるので、今後の採用につながるきっかけを作れるというメリットもあります。
スタートアップ事業は、知名度や安定度を求める求職者の目には留まりづらいものです。
しかし、直接その計画や情熱を聞いてもらうことで、認識を改めてもらえる可能性はあるでしょう。
そのため新規で採用を行いたいスタートアップ企業は、コミュニティに参加する学生や転職希望者に対してアピールをすることが重要となります。
「スタートアップは人が集まりづらい」ということを想定して、コミュニティで先行投資することも考えておきましょう。
どのようなスタートアップコミュニティがあるか
それでは実際に、どのようなスタートアップコミュニティ、もしくはそれに関連するツールがあるのかを確認します。
スタートアップ企業は、それぞれを参考に参加を検討してみましょう。
- 株式会社creww
- StarBurst
株式会社creww
株式会社crewwは、国内最大級の規模を持つスタートアップコミュニティです。
スタートアップを考える企業・個人をサポートするプラットフォームで、多くの人たちがチャレンジできる「大挑戦時代」を目指しているのが特徴。
複数のサービスが展開されていて、以下のようなものがそろっています。
- crewwアクセラレータープログラム:スタートアップの協業をサポートするプログラム
- docks:スタートアップコミュニティが使えるコワーキングスペース
- steams:企業や個人が共創パートナーを見つけるサービス
- creww corporate membership:コミュニティマネージャーからアドバイスなどが受けられるサポートサービス
これらのサービスを使える総合コミュニティになっているので、スタートアップ企業は頼りにできる内容だといえるでしょう。
StarBurst
StarBurstは、スタートアップを目指す起業家向けのコミュニティです。
ハードテック領域(産業構造・技術構造・社会構造的で打開が難しい領域)のスタートアップを支援していて、たとえば以下のようなテーマが対象となっています。
・教育
・医療
・不動産
・製造/製薬
・メディア
・ロボット
・音楽
・エネルギーなど
多くの企業が参加できているので、関連する事業を展開する場合は非常に有益なスタートアップコミュニティになるでしょう。
まとめ:スタートアップコミュニティの重要性を理解しよう
スタートアップ時には、関連するコミュニティを利用することがおすすめされます。
この機会にスタートアップコミュニティを使うメリットを確認し、実際に参加を検討してみてはいかがでしょうか。
