なぜ新規事業のプレゼンは上手くいかないのか?社外向け・社内向けごとのポイントを解説
新規事業を展開する場合、その内容を他社にプレゼンをする機会は何度も訪れます。
しかし、十分な準備なしでは適切なプレゼンは難しく、狙った結果が出せないことも珍しくありません。
プレゼンの効果が出なければそれは新規事業の進展に影響し、マイナスの結果を生み出すことにもなりかねないでしょう。
そこでこちらでは、新規事業のプレゼンに必要な考え方を解説していきます。
プレゼンが上手くいかないというときには、こちらを参考に新規事業のプレゼン方法について確認してみてください。
目次
その新規事業のプレゼンは誰に向けたものなのか?
新規事業のプレゼン内容はターゲットによって考える必要があります。
なぜなら新規事業のプレゼンの聞き手となる相手は、それぞれ違う役職や組織に属していることも多いからです。
たとえば「情報量が多すぎて肝心なことが伝わらない」「判断するのに必要な情報が足りていない」といった事態が、聞き手ごとに起こりうる可能性があるのです。
聞き手のことを考えずに作られた汎用性重視のプレゼンは、一見完成度が高そうに見えても、反応が得られない可能性が高くなります。
そのため新規事業のプレゼンを考える際には、汎用性の高いものよりも、その聞き手に特化した内容を考えましょう。
「社外向け」か「社内向け」か
新規事業のプレゼンはまず、「社外向け」と「社内向け」で考えることがおすすめです。
社外向けと社内向けでは、必要とされる要素や情報の優先順位は変わります。
そのため同じ内容を社外と社内で披露する場合、全く同じ構成ではそれぞれの聞き手に適した内容になっていない可能性があるのです。
そこで今回は特にこの「社外向け」と「社内向け」にスポットを当てて、魅力的なプレゼンにする方法を考えてみます。
社外向けの新規事業プレゼンについて
取引先やピッチコンテストなどで披露するプレゼンが、社外向けのプレゼンになります。
社外に向けて自社の新規事業の魅力を理解してもらうことが、主な目的になるでしょう。
社外向けのプレゼンを考えるときに、特に重要なポイントについて解説します。
聞き手のメリットを強調する
社外向けのプレゼンでは、聞き手のメリットを意識して強調することが大切です。
極論を言えば、自社の魅力や新規事業がもたらす社会的なメリットに聞き手は興味がありません。
興味を失えば、当然ですがその後には繋がりません。
しっかりと聞き手が自分ごととして捉えられる内容を伝える必要があります。
たとえば、「〇〇といった問題が起きてはいませんか?」「〇〇ができれば、業務は楽になると思われます」など。
社外の聞き手が、「このプレゼンが自社のメリットにつながる」ことをイメージしやすくなれるかどうかが重要なポイントです。
社外へのプレゼンはあくまで「相手の利益」を想像させることを意識し、自社の新規事業との連携を考えたくなるようにしましょう。
何をして欲しいのかを明確にする
社外に向けた新規事業のプレゼンでは、最終的に何をして欲しいのかを明確にすることもポイントです。
どれだけ優れたプレゼン内容だっとしても、求める行動=オファーが疎かなプレゼンでは目的を達成することはできません。
ですので、ただ新規事業の概要やこれからのビジョンを紹介するプレゼンでは、相手に具体的なアクションを起こしてもらうことのできず無意味な時間を浪費することになります。
プレゼンを聞き流されてしまうことを避けるためにも、プレゼンの最後には何をして欲しいのかをしっかりと明言するようにしましょう。
たとえば新規事業のプレゼンの場合は、あえて弱点や不足している点を明らかにして、相手の協力を促すことも考えられます。
「このプロジェクトには〇〇が足りないので、〇〇のような協力が必要です」「〇〇を行っていただければ、〇〇のような弱点を克服できます」
このように誰かの行動によって新規事業がさらに発展できる可能性を示すことで、プレゼンの聞き手に「できること」をイメージさせられます。
ただ新規事業の内容を垂れ流しにするのではなく、聞いてくれた相手に何をして欲しいのかを伝えるところまで考えるのが、社外向けのプレゼンのコツです。
社内向けの新規事業プレゼンについて
同じ会社で働く人や、新規事業のチームに含まれる人たちに向けたものが社内向けのプレゼンになります。
新規事業のスタートにおいて、関係者に納得してもらうためにプレゼンは不可欠ですよね。
以下から社外向けとは違うポイントを把握しておきましょう。
無駄な時間を極力省くことを意識する
社内向けのプレゼンでは、なるべく無駄な時間を省くことを意識します。
既に全員が知っていることや、事前に確認した内容を繰り返すことは、多くの場合時間の浪費になります。
それよりも新規事業の要となるポイントを解説したり、聞き手の意見を求めたりする方が、プレゼンを有意義に使えるでしょう。
社内向けのプレゼンでは、言葉よりも資料を上手に活用することがポイントです。
わかりやすいプレゼン資料を作成してしまえば、その後何度も使えるので、結果的に無駄な時間の削減につながります。
作成したプレゼン資料は社外向けのプレゼンにも応用できるので、新規事業のスタート段階から作り込んでおくことがおすすめです。
社内でも真剣にプレゼンを聞いてもらえるとは限らない
社内にいる人が聞き手だからといって、真剣にプレゼンを聞いてもらえるとは限りません。
新規事業に懐疑的な目を向ける人もいれば、そもそも興味を持っていない人もいるでしょう。
そういった人たちを引き込むための工夫を加えることも、社内向けのプレゼンでは必要です。
具体的には、簡単ですが以下のような工夫が考えられます。
・問題の解決策を複数用意し、聞き手に選択肢を与える
・根拠になるデータを提示して答えを想像させる
これらの要素を加えることで、社内の聞き手は積極的にプレゼンに自分の意見や考えを投入できるようになります。
社内の聞き手を動かすためにも、ただ新規事業の内容を説明するのではなく、議論に巻き込んでいくような内容を考えてみましょう。
新規事業プレゼンの基本的な構成方法を把握する
上記で解説した社外向け、社内向けのポイントを踏まえた上で、基本的なプレゼンの構成を考えます。
まだプレゼンの構成方法を把握していない場合には、以下で基礎についてもチェックしましょう。
5W2Hは基本
新記事業のプレゼンにおいて、「5W2H」は基本的な構成になります。
5W2Hとは、以下のようなポイントを踏まえた上でプレゼンを構成する方法です。
- Who:誰が
- What:何を
- When:いつ
- Where:どこで
- Why:なぜ
- How:どのように
- How much:いくらで
これらの要素を導入できていれば、わかりやすいプレゼンを形作りやすくなるでしょう。
プレゼンの場合にはこれに「ミッション(使命)」をプラスして、5W2H1Mとすることもあります。
新規事業のプレゼン作りに迷ったときは、まずこれらの要素を埋めることから始めてみましょう。
伝えるべき情報が何かを把握することが大切
伝えるべき情報を把握することが、プレゼンの構成を考える第一歩になります。
多くの場合プレゼンの構成では、最初に近い位置に大事な内容や伝えたいメッセージである「結論」を配置します。
その後「問題定期」や「解決策の提示」などに進み、聞き手を引き込んでいくのが基本的な構成です。
そのため、まずはプレゼンする側が結論となる伝えるべき情報を、正しく把握する必要があります。
新規事業のプレゼンにおいて、聞き手に伝えられる情報の量は限られています。
本当に伝えたいものを提示できるように、プレゼンの構成を考えるときには結論となる情報を明確にしてください。
まとめ:新規事業のプレゼンでは社内と社外を意識する
新規事業のプレゼンでは、特に社内向けと社外向けの違いを意識することが重要となります。
どうしてもプレゼンに手応えがないときには、社内向けと社外向けの2パターンを構築してみてはいかがでしょうか。
聞き手を意識したプレゼンの作成は、改めて新規事業を見直すことにもつながります。
新規事業の計画をより良いものにするためにも、プレゼンについて今一度考えてみてください。
