SEの採用は難しい?システムエンジニアの採用を成功させる方法を調査!
「SEを新規に採用したが思っていた人材ではなかった」
「新規プロジェクトで人が足りないから求人を出したが人が集まらない!」
今、SE(システムエンジニア)の採用に悩まされている企業が多いのはご存知でしょうか?
数年前なら自社のホームページに募集要項を記載しておけば、定期的に応募があったのが懐かしい…そんな時代です。
SE(システムエンジニア)の採用がどうしてこんなに難しくなってしまったのか。
ここではSE採用の現状から、採用に至る手段、優秀なSEを採用するためのコツや、おすすめの求人媒体など併せて紹介していきます。
現状を知ることで行うべき採用活動、そして応募者が集まってくれる求人の打ち方なども考えることができます。
- SE採用の現状
- 優秀なSE採用のコツ
- SE採用の手段
- SE採用におすすめのエージェント
- SE採用におすすめのサイト
この流れで解説していくので、最後まで見ていただくと失敗することなく最適なSE人材を採用できます。
ここでSE採用情報をしっかりチェックして、スムーズに優秀なSEを確保しましょう。
目次
SE(システムエンジニア )採用の現状
SE(システムエンジニア)の採用がうまくいかない…と嘆く前に、まずは現状を把握することから始めましょう。
現状を知ればおのずと最適な道筋が見えてくるもの。
どうしてうまくいかないのか、その理由のヒントにもなります。
- 優秀な人材が転職市場に出てくることが少ない
- 向上心の強い人材は待遇面でもかなりシビアな傾向が強い
- 若い世代のPC離れで人材がそもそも少ない
優秀な人材が転職市場に出てくることが少ない
人が集まらない、思ったような人材が見つからない、ことに理由として転職市場での優秀なSEの絶対数が少ないことがあげられます。
なぜかというと、本当に優秀な人材は企業側も手放したくないことから好待遇を受けていることも多いです。
そしてヘッドハンティングが常にあるなど、自ら転職活動をするまでもない状態であることも理由になっています。
ですから優秀な人材を見つけるためには、それなりの方法で採用活動を行う必要がある、ということを覚えておきましょう。
向上心の強い人材は待遇面でもかなりシビアな傾向が強い
待遇面で納得のいくものが得られなければ転職する意味がない、と考えるのも優秀なSEです。
待遇面だけでなく自分のスキルアップにつながる環境かどうか、企業としての魅力も伝えていかないと求人そのものがスルーされてしまいます。
若い世代のPC離れで人材がそもそも少ない
今はPCよりスマホの時代。
だからこそシステム開発に興味が向きやすいのではないか、と思いきやPC離れと将来性を不安視するところで人材が少ないという事情もあります。
AIが普通になったらシステム開発は自動化されてしまうのではないか?と考えると、SEの将来性って…と不安になってしまうのも理解できます。
もちろんAIがでてきたところでSEとしてしっかり独り立ちするだけの技術力とノウハウがあれば、さらに上流工程で生き残ることは十分可能なのですが。
ですが現状では、このような事情から新たにSEを目指そうとする若い人材が少ないのは現実として受け止めなければいけません。
優秀なSE(システムエンジニア )の採用を成功させるコツ
できるだけ優秀なSE(システムエンジニア)を採用したい、というのはどの採用担当者も頭を悩ませていることでしょう。
ですが採用担当が本業ではない、中堅以上のエンジニアや役員が採用にあたるというケースも少なくないのも現状です。
SE採用で失敗するリスクを軽減するため「最初に見ておくべきポイントは何か」をチェックしておきましょう。
- 会社のビジョンに納得の上、応募している人材かどうか
- スキルとあわせて転職する理由も確認
- 実力のあるエージェントを上手に活用する
会社のビジョンに納得の上、応募している人材かどうか
「会社のやり方についていけない」という事から早期にやめてしまうという事も多いのが実情。
何故そうなるのかを考えていくと、志望理由と合わせてこの会社のビジョンに賛同してくれている人材なのかを見極めるのも大切であるとわかります。
会社のことをしっかり調べて、納得の上の応募であるのかは最低限のチェック項目と覚えておきましょう。
スキルとあわせて転職する理由も確認
「スキルはやる気次第で入社してから身につけられる」ということを忘れてはいけません。
優秀な人材であればなおさら、気にすべきは現状より伸びしろです。
それよりも「どうしてこの会社を選んだのか」ということが重要なのだということを覚えておきましょう。
ここでどういう仕事をして数年後にどんなキャリアを思い描いているのか、チェックしたいところです。
実力のあるエージェントを上手に活用する
コーディネーター・エージェントとしての実績が豊富にあるサービスを頼るというのも1つの方法です。
自社での採用で失敗が続いている、など事情があれば是非一度は検討して欲しいポイントなので検討してみてはいかがでしょうか。
転職者と企業の間で双方にメリットのある転職をサポートしてくれる立ち位置なのがエージェント。
業種にあわせて「人を視る」というスキルにたけた人材がいる場合が多いのです。
求職者が満足のいく転職が叶い、企業にとってもよい人材を招くことが容易になるというメリットが生まれます。
SE(システムエンジニア )採用の具体的な方法
ここでは具体的にSE(システムエンジニア)採用を行うための手段・そのメリット・デメリットを解説していきます。
それぞれに特徴・コストが変わってくることを考えつつ、どの方法が最適なのか判断基準としてください。
- 求人広告をだす
- ヘッドハンティングする
- 人材派遣会社に紹介を受ける
- 転職エージェントの活用
求人広告をだす
ネット媒体や紙媒体に求人広告を掲載、という昔ながらの手法ですが、この方法の最大のメリットは広いエリアから応募が集まる可能性が高いこと。
ただし広告を載せる為の費用が必要・応募者をしっかり見極めるという難題が残る方法ではありますが、
新規プロジェクト立ち上げに向けて複数人急いで採用したい!など事情がある場合有効ですね。
ヘッドハンティングする
外注先などで優秀なSE(システムエンジニア)がいた際、自社にヘッドハンティングする方法。
ただし帰属している企業によっては問題になり、もめごとにつながってしまう場合もあるので、リスクはあります。
一番のメリットは身近で人となり・スキルをしっかり判断してから採用することができる事なので、確実に優秀な人材を招くことができる点は見逃せません。
人材派遣会社に紹介を受ける
「紹介予定派遣」という形で「将来的に正社員になることを見越して」マッチする人材を派遣してくれる人材派遣会社もあります。
費用は一般的には就業した場合の年収の25%~30%となっており、優秀な人材を好待遇で迎えるにはその分コストが必要です。
年収700万円とすると200万円前後の費用が発生すると考えておくと良いでしょう。
派遣会社によって、双方が納得のいくマッチングとなるようしっかりと見極められた人材を紹介してくれるケースもあるので、安心して新規に招くことができるのがメリットでしょう。
転職エージェントの活用
転職エージェントというのは『採用希望の企業・転職者の間に立ち転職者・企業に最適な保有案件を紹介』するというサービスを提供しています。
条件面の交渉なども含めて応募者に代わって行ってくれたり、希望にあったする企業を探してくれるということで利用する転職者も増加してるのです。
紹介してもらった人材を採用する場合に年収の30%ほどの謝礼が発生します。
メリットとしては転職者の希望を聞く際、
- 「今後のキャリア展望について」
- 「希望条件はどんなものか」
- 「実務経験・スキルの詳細」
をヒアリングしてマッチする企業を紹介するので、採用側にも大きなメリットがあります。
採用で失敗してしまうケースの多くは
- スキルのミスマッチ
- 求める人材(向上心や企業としてのビジョンへの賛同など)ではなかった
- 短期間で辞めてしまう
ということがありますが、その点転職エージェントを活用した採用活動は効率的に成功率がUPします。
SE(システムエンジニア )採用におすすめの人材紹介エージェント
先ほど紹介した人材紹介エージェントを活用する方法はメリットが大きいと解説しました。
とはいえ、利用するエージェントを間違ってしまえばあまりよい結果にならない場合もあります。
参考のため、口コミなどでも評判の良い人材紹介エージェントを中心にいくつか紹介させていただきます。
ITプロパートナーズ
[ITプロ_イメージ]2019年の「BEST VENTURE 100」に選ばれた実績のあるエージェントがITプロパートナーズです。
IT起業家やフリーランスの自立を支えつつ、エンジニア・デザイナー・マーケター・ディレクターの紹介を行っています。
ITプロパートナーズが目指しているのは「成長企業と優秀なIT人材」の橋渡し的な存在。
スピーディーに、優秀でニーズに合った人材を紹介し、企業と就業希望者どちらもWINWINになれる紹介を行っています。
[ITプロ_ボタン]マイナビエージェント
[mynaviagent_b_image]悪い口コミがないということが気になり詳しくみていくと、採用企業側にもメリットが大きいサービスであることがわかりました。
- 離職率が低い(利用者満足度が高い)
- 広告料が無料(完全報酬型)
- 業界ごとの実務経験者がアドバイザーをしていて事情に精通
- IT関連の希望者が多数利用する
このようにメリットになる特徴の多いエージェントなのです。
実際、IT業界で仕事をしていると就業時から登録しておき、良い起業があったら転職をと考える利用者が多くいました。
[mynaviagent_b_button]パソナTECH
[パソナ_toB_イメージ]パソナの社風は「利益よりも社会貢献」とうたっているだけあり、「サポート体制がNO1」と高い評価を得ているエージェントです。
利用者に対ししっかりとサポートしてくれると評判のパソナは、採用企業側にもコストを最小限に抑えつつ採用時のミスマッチを軽減、即戦力を紹介することを優先しています。
IT業界での転職希望者の登録数も多いので、よりマッチするSE人材を見つけやすいサービスです。
[パソナ_toB_ボタン]SE(システムエンジニア )採用におすすめの中途求人サイト
エージェントに続き、SE(システムエンジニア)採用におすすめの中途求人サイトも紹介します。
定着率が良い=利用者満足度が高い、と考えられるので利用者満足度の高いサイトを中心にピックアップしました。
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
リクナビNEXT
[rikunavi_saiyou_b_image]人気の転職サイトの1つリクナビNEXTは会員数840万人以上。
IT関連エンジニアが転職用に登録することも多いいサイトの1つです。
また会員数の6割が25歳~39歳というのもポイントですね。
条件がマッチした人材を自動的にピックアップしてくれるので効率よく人材を見つけることができます。
求職者が掲載した求人原稿を見るとわかる仕組みで、履歴書や経歴書で合致したらスカウトオファーを送付することも可能です。
[rikunavi_saiyou_b_button]マイナビ転職
[mynavi_b_image]コスパの良い大手求人媒体のマイナビ転職。
おすすめエージェントくだりでも紹介したマイナビ系列の転職サイトですね。
「転職者が使いたいサイトNO1」に選出され「利用者が多く集まる」というのもポイントです。
全会員の60%が35歳以下の利用者なので「若手に強い」というメリットもあります。
採用代行サービスも行っていて『自社で採用する人材を選出するのが難しい』と感じている場合もおすすめです。
[mynavi_b_button]まとめ:SE(システムエンジニア )の採用は方法を知ることが大切
SE(システムエンジニア)の採用で失敗しないためには、「どうするのが良い人材確保に繋がるのか」を知って、行動することが重要です。
ここまでお伝えしてきたSE採用の現状やおすすめの方法・媒体など情報を駆使していただければ、良い人材を最短ルートで確保することができるはず。
最後にポイントを簡単にまとめておきます。
- 優秀なSEが転職市場に少ない現状を知る
- 定着してくれるSE人材かどうかも重要
- スキル不足は伸びしろ次第
- 長い目で優秀なSEを採用するならエージェントやサイトをうまく活用すべし
これらのポイントを押さえておくだけで、採用活動はしっかりと意義のあるものになるはずです。
今時点で高いスキルがなくても、伸びしろ・向上心があり会社に定着してくれる人材を見抜く。
大切なのはなにか、ということを見失ってしまうことが無いようにしましょう。