マーケターの採用を成功させるコツを調査!企業側がまずやるべきことは?
現在、どの業界でも人手不足が起きており、有能な人材を捕まえるためには企業側も多大な努力が必要となってきました。
今回は、さまざまな業界でその必要性を耳にする「マーケター」という職業の「採用事情」や、「より良い人材を取得するための方法」をご紹介していきたいと思います。
目次
マーケター採用の現状
まずはマーケター採用の現状について確認していきましょう。
端的に言えば、「圧倒的売り手市場、にも関わらず転職希望者の数は多くない」というのが現状です。
マーケターは圧倒的売り手市場
現在、多くの業界がデジタルマーケティングを推進しており、今までマーケターが在籍した業界に止まらずその需要は多岐にわたっています。
マーケターという職業は今まで外部から雇用されるケースが多かったのですが、ここ最近では企業側が自社の人材として雇用する傾向が強まっており圧倒的売り手市場になっています。
転職顕在層はわずか2%
圧倒的売り手市場なのは事実ですが、デジタルマーケティングの求人サイトの当該在籍企業のマーケターの中で、転職を意識している「顕在層」はわずか2%しかおらず、雇用されているマーケター自体は転職希望が少ないのが現状です。
その社員数から転職を意識する「顕在層」を差し引いて、条件次第では転職も考えたいという「潜在層」を調査してみると、漠然としたキャリアプランを掲げている優秀な人材が多くロイヤリティーも高い傾向にあります。
優秀なマーケターの採用を成功させるコツ
優秀なマーケターは、転職を希望する「顕在層」だけでは人材取得が難しく、「潜在層」にもアプローチをしていく必要があります。
そのために必要な考え方を、3つの項目に分けてご紹介していきたいと思います。
- 会社を認知してもらう
- 会社に興味を持ってもらう
- 比較企業よりも有意に立つアプローチ
会社を認知してもらう
マーケターは圧倒的売り手市場と言いましたが、顕在層は2%です。
ということは、潜在層にもしっかりアプローチできなければ、人材不足の時代に優秀な人材は確保できません。
そのためにまずは、会社の認知をしてもらうための情報発信の強化や、メディア露出を増やすことで、企業を認知してもらえる体制づくりを進めましょう。
会社に興味を持ってもらう
顕在層にもアプローチできるように会社の認知を上げたあとは、その他の採用企業と比較された時に、自社を選んでもらえるようなアプローチをしていかなければいけません。
就職の判断基準となる社内の様子や、制度や組織について詳しく記載する必要があります。
採用される本人が、働いている状況をイメージできることができれば、自社を選んでくれる可能性は高くなるでしょう。
比較企業よりも優位に立つアプローチ
先ほどご紹介した内容にも近いですが、採用された場合のイメージを伝えるのは、とても重要です。
イメージをしやすくするために、もう一つ踏み込んだ企画を打つなら、働いている社員との交流会や、社内イベントを組んで、より働くイメージを鮮明にしてもらいます。
地道な努力ではありますが、優秀な人材を確保するためには、相手に会社を理解してもらうための努力が必要です。
マーケター採用の具体的な方法
戦力となるマーケターを募集する前に、まずマーケターという職業の特性を理解する必要があります。
マーケターに必要な資質を理解し、そのうえで相手に「この企業で働きたい!
」と思わせる、会社の想いをしっかり伝えることが必要です。
- マメであるかどうか?
- お客様の立場になって考えられる人材か?
- 能動的な人材か?
- 前職の退職理由を答えられるか?
- 募集要項で会社の想いを伝える
マメであるかどうか?
マーケターは、一見華やかに見える業種かもしれませんが、実際は地道にコツコツとやる仕事が多いです。お客様のリサーチ分析や、マーケティングの計画もその部類に入ります。
マーケティングを成功させる方法で一番手堅いのは、当たり前のことを細部まで拘って、根気強く続けられるかどうかです。
細かい作業を積み上げるだけでなく、時には作業の多さに謀殺されることもしばしば。できるだけ、細かく根気強くできる人材は、マーケターの資質があると言えるでしょう。
お客様の立場になって考えられる人材か?
ビジネスを成立させるためには、当たり前に必要な考えですが、特にマーケターはお客様ファーストの考えが重要になります。
マーケターは、商品やサービスとお客様を繋ぐことがお仕事です。商品が売れるかどうかは、お客様の状態の変化によって大きく結果が異なります。
そのため、お客様の変化に細部まで気がつけるかどうかは、マーケターに必要な資質です。
お客様に寄り添って、「何が必要か?」「何が求められているか?」の意図を組めることが重要なポイントとなるでしょう。
能動的な人材か?
マーケティングというお仕事は、受動的な人では成り立ちません。
業務内容が多岐にわたるということは、様々な関係者とのやりとりはもちろん、こまめな業務連絡も怠れません。
能動的な人材で、周りを巻き込む力がある人材は、マーケティングという業務に最適でしょう。
責任感を持って、積極的に業務を遂行できる能動的な人材を探しましょう。
前職の退職理由を答えられるか?
会社を早々に離職する人に、指導コストを割いてはいけません。
そのため、前職の退職理由は、それを見極める判断材料になります。
前職でなにか乗り越えられない壁を感じて退職したのであれば、新たに就職した会社でも同じ壁にぶつかって、乗り越えられずに退職をしてしまう可能性は十分にあります。
マーケティングという業種は根気のいる職業ですので、退職理由の内容によってはその職が務まるかどうか検討が必要です。
即戦力の場合は、短期間で成果をあげることが可能かもしれませんが、ポテンシャルを重視する中途採用の場合、どれだけ継続できるかどかがとても大事なポイントになります。
募集要項で会社の想いを伝える
あなたの出した募集要項の、どこに魅力に感じて人は応募してきますか?
月給ですか?福利厚生ですか?残業がないことですか?
もちろん、転職を希望している人たちにとって、それらは重要な判断材料の一つです。
しかし、金銭や労働環境にのみ魅力を感じた人材は、能動的な人材であることは少ないでしょう。
この会社が大事にしていることは何か?その想いをしっかり伝えることで、就職を選んだ人たちは、その想いに共感してくれて、実現するために必死に働いてくれるはずです。
待遇のみを並べた募集要項に反応した人たちは、その待遇よりもいい会社があれば転職を希望するかもしれません。
大事なのは、会社の想いに共感した上で働いてくれるかどうかです。
マーケター採用におすすめの人材紹介エージェント
求人サイトも多様化してきており、フリーランスの求人を集める媒体も、求人を探す方法の一つになってきています。
それぞれの分野に特化した特色のある求人エージェントも存在しますので、求人を探す前に「自分にとって必要な求人エージェントを把握しておくこと」も大事な戦略です。
ここでは3つのおすすめエージェントをご紹介します。
ITプロパートナーズ
弊社が運営するフリーランスエージェントサービスです。
週2日からの案件を数多くご紹介できるのが強みとなっています。
これから独立を考えている方に、自身の起業活動を行いながら安定した収入を確保していただくことを目的に始めたサービスとなります。
まずは無料登録をして、案件を確認してみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大級の案件を持っており、非公開案件が75%以上を占めています。
業界最大手なこともあって、アドバイザーの質もかなりいいです。
マーケティング職全般の求人が、他のエージェントに比べて高い傾向にあるため、転職を希望するなら登録すべきでしょう。
エリートネットワーク
エリートネットワークは、リクルート出身のアドバイザーが多く在籍しており、業界のコネクションを保有していることから、さまざまな企業が存在します。
求人の多くが都内であることが一つ欠点になりますが、マーケティング関係の求人がかなり多く、質も高いです。
都内で求人を探している人であれば、是非ご覧になってみてください。
マーケター採用におすすめな中途求人サイト
現在はさまざまな転職サイトが存在しますが、それぞれ特徴があります。
それらを使い分けて探すとことで、より自分にあった企業が見つかるはずですので、併用して探すことをオススメします。
JAC(ジェイエイシー)リクルートメント
主に20~30代のハイキャリアをターゲットにしている求人エージェントで、外資系企業やコンサルタント職の求人が多く、もちろんマーケターの求人も多数存在します。
ハイキャリアをターゲットにしているだけあって、更なるキャリアアップを狙うことも可能です。
マイナビエージェント
主に20代〜30代をターゲットにした転職エージェントで、特に優良な中小企業を多くあつかっています。
求人票では読み取れない、社内の雰囲気を掲載してくれたり、第二転職や女性に特化した求人の掲載もあるので、オススメです。
ISSコンサルティング
求人数はそこまで多くあるわけではありませんが、その他の求人エージェントと併用することをオススメします。
ISSコンサルティングは、ハイクラスな求人が多く、即戦力を求める求人が多いです。
特に、マーケティング関係のハイクラスな人材を求めていることが多く、マーケターとしてキャリアアップを考えている人にご紹介したい人材エージェントです。
まとめ:マーケターの採用は方法を知ることが大切
マーケターを採用するためには、まずマーケターという職業を知り、相手に自社をイメージしやすい状況を作ることが必要だということが分かったかと思います。
ただでさえ、人材取得に苦労する時代ですので、できるだけ多くの人材にアプローチできるような状態を作りたいですよね。
自らの企業の想いを伝えたうえで、他の企業と比較されたとしても選んでもらえるような会社を目指しましょう。