プレイングマネージャーに求められる役割および仕事内容とは?

プレイングマネージャーに抜擢されたばかりで、

「何から手を付けたら良いのかわからない」
「どんな役割があるのかわからない」

などと悩んでいる人も多いのではありませんか?

企業は優秀なプレイングマネージャーを求めており、その重圧に押しつぶされてしまう人も少なくありません。

そこで当記事では、プレイングマネージャーの役割や仕事内容、さらに求められる能力についてもお伝えします。

読めばプレイングマネージャーとしてあなたが行うべきことがわかります。

ぜひ最後までお付き合いください。

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プレイングマネージャーの5つ役割と仕事内容

プレイングマネージャーとして働くときに、最低限理解しておきたいのがその「役割」です。

あなたに何が求められているのかを知ることが、良い仕事をするためには必要不可欠。

プレイングマネージャーの役割で特に大事なものを3つに絞ってお伝えします。

  • ①経営と現場の調整役
  • ②チームの目標達成
  • ③チームのマネジメント
  • ④個人的な目標の達成
  • ⑤チームメンバーとの円滑なコミュニケーション

①経営と現場の調整役

経営側と現場側の意見を調整する仕事です。

そもそもプレイングマネージャーは中間管理職であり、経営側と現場の板挟みになることも少なくありません。

双方の意思の乖離が激しい場合には、その調整をしなければならないのです。

経営側は、チームのメンバーの特性やリソースを細かく把握しているわけではありません。

ですので、現状のメンバー・リソースで解決できるかどうかわからないまま、課題の解決を指示してくることがほとんどです。

そこでプレイングマネージャーには、現状のメンバー・リソースをいかに活かしてその課題を解決に導くか、具体的な施策への落とし込みが求められます。

もしも現状のメンバー・リソースでは解決しようがない場合には、経営側に人員増加の要請を出したり、予算を引き出す提案をするのもプレイングマネージャの仕事です。

また、現場側は経営視点で物事を考えられている場合が少ないが故に、経営側の指示に不満を持つことが多くなります。

つまり、経営側がなぜこんなことを求めてくるのか?指示をしてくるのか?その背景を知らないから理解ができず、不満を溜めてしまうわけです。

そこでプレイングマネージャーは、経営視点を持ち、チームのメンバーが理解できるよう、経営側の指示・要望の意図を説明する必要があります。

ですのでプレイングマネージャーには、経営に関する知識も必要になるわけですね。

このように、経営側と現場側の意見を取りまとめ、すり合わせ、双方に対し意見を述べることが、プレイングマネージャーの重要な仕事の1つとなります。

②チームの目標達成

プレイングマネージャーは、数名から10数名ほどのチームの舵取りを任せられるのが一般的です。

各チームプロジェクトで目標が設定されており、この達成責任を担うのがプレイングマネージャーの役割であり、力量が試されます。

またチームの運営では様々な問題が発生するものですので、その解決能力も求められます。

これまでプレイヤーとして高い成果を出してきたとしても、求められている役割が大きく変わっているという点は意識しなければなりません。

そしてチームの目標を達成するためには、次に説明するチームマネジメントが重要です。

③チームのマネジメント

プレイングマネージャーの仕事の1つが、チームマネジメントです。

個々のメンバーの業務を最適化したり、メンバー間の連携をスムーズにするためのルールを制定したりなど、チームの生産性を高めるために必要なことはすべてプレイングマネージャーの仕事です。

要は、会社が決めた戦略を実行する部隊をまとめ、チームとして与えられた役割を遂行することが求められています。

そこで必要になるのが、適切な目標設定、KPIの進捗管理、メンバー育成などのチームマネジメント能力です。

メンバーの課題解決能力やスケジュール管理などの業務遂行能力をいかに伸ばし、次のチームリーダーを育成できるかも、プレイングマネージャーの腕次第です。

メンバーの教育は会社の未来に関わるものであり、プレイングマネージャーとしての評価に大きく関わります。

④個人的な目標の達成

管理を目的としたマネージャーと異なるのが、この個人目標の達成までを役割として求められる点です。

プレイングマネージャーの個人的な目標達成は、自らが模範となってチームの士気を上げる効果があります。

反対に、プレイングマネージャーが個人の目標を達成できない場合には、チームにマイナスの雰囲気を作り出してしまうため、非常に責任を問われる課題です。

チームの管理という慣れない業務に新たに挑戦しながら、チームを引っ張る成果も出さなければならない。

プレイングマネージャーを任せる側も任される側も、この大きな負担についてしっかりと考えた上で結論を出すべきでしょう。

⑤チームメンバーとの円滑なコミュニケーション

最後に、チームメンバーとの良好な関係を構築することも、プレイングマネージャーの役割の一つです。

メンバーとの意思疎通ができなければ、うまく指示が伝わらず、仕事に大きな遅れが出てしまうこともあります。

また、メンバーそれぞれの特徴・強みを掴み、活かすためにもメンバーとのコミュニケーションは欠かせません。

いかに個々のメンバーが自身の特徴・強みを活かせるようになるか、その支援体制を作り上げることもプレイングマネージャーの重要な役割です。

メンバーの状況を見つつ、メンバー同士が支え合うようなチームを構築しましょう。

ここまで、プレイングマネージャーの5つの役割と仕事を説明しました。

プレイングマネージャーがどれほど企業にとって重要な存在かが分かりますよね。

それでは次に、これらの役割と仕事を遂行するために必要なプレイングマネージャーのスキルについて見ていきましょう。

プレイングマネージャーに必要なスキルとは?

プレイングマネージャーに必須なスキルを3つに絞って徹底解説します。

  • 高い実務能力
  • 高いコミュニケーション能力
  • 高い管理能力

高い実務能力

慣れないマネジメント業務に加え、個人としての成果も求められるプレイングマネージャーは、当然ですが高い実務能力が必要です。

効率的に仕事を進め、スタッフの模範になる必要もあります。

いかに仕事に優先順位をつけ、任せるものは任せ、自身の多岐にわたる業務を遂行しきれるかが求められています。

高いコミュニケーション能力

プレイングマネージャーには高いコミュニケーション能力が必要になります。

経営側とチームスタッフとの調整役の仕事があるため、高いコミュニケーションがなければ現場が混乱してしまうからです。

注意してほしいのは、顧客とのコミュニケーション能力ではなく、経営陣や部下とのコミュニケーション能力が特に重要、という部分です。

仲が良くフランクに話せるというだけのコミュニケーション能力では、プレイングマネージャーとしての役割は遂行できません。

高いマネジメント能力

マネージャーですので、やはりマネジメント能力は必須になります。

・適切な目標設定をする
・具体的な計画を立てる
・KPIを把握する
・必要な指示を出す
・メンバーごとに適切な役割を与える
・メンバーの連携のために細かな調整をする
・チームの課題を発見する、把握する
・課題を解決するための提案をする
・個々のメンバーを理解する
・メンバーを教育する
・チームの雰囲気を作る

など、マネジメント能力を細分化すると本当に数多くので「できなければいけないこと」があります。

チームは、個々のメンバーの強みを上手く組み合わせることで、個々のメンバーの弱みをカバーすることができますが、それをまとめるプレイングマネージャーにはオールマイティーな能力が求められてしまうのが現実です。

経営側は、これらの現実を受け止め、どのようにプレイングマネージャーをサポートできるかまで考えなければならないでしょう。

プレイングマネージャーが求められる理由とは

現在、プレイングマネージャーは多くの会社で求められています。

そこで疑問に思うのが、「なぜプレイングマネージャーが会社にとって必要なのか?」という部分ですよね。

高いプレイヤースキルを持っているのであれば、よりプレイヤーとして高みを目指してもらった方が会社にプラスに働くかもしれませんし、慣れないマネジメント業務を任せることは非効率とも考えられます。

やはり、マネジメントはマネジメントが得意な管理マネージャーに任せることが得策に感じられます。

それでは、なぜプレイングマネージャーが求められているのでしょうか?

2つの理由があるので詳しくお伝えしますね。

  • 意思決定スピードをアップさせるため
  • 人件費削減のため

意思決定スピードをアップさせるため

経営時の意見も現場の意見も理解できるのがプレイングマネージャーです。

現場のプロであるリーダーレベルのプレイヤーをマネージャーにしてしまった方が、経営側もスムーズに話が進みやすいだろうと考えてしまうわけですね。

マネジメント能力だけを重視し、現場を知らないマネージャーに任せてしまうと、色々な混乱を生むのではないか?とリスクを感じる経営陣が多いことから、どうしても現場のプレイヤーをマネージャにしてしまうのでしょう。

人件費削減のため

プレイングマネージャーは、バブル崩壊以降に増えてきました。

その背景には、やはり人件費を削減したいという経営側の意向があります。

特にマネジメントは数字に直結しないというイメージを持たれているため、どうしても人件費を割きたくないと考えがちです。

シンプルに考えれば、プレイヤーと管理職を同時に行えるプレイングマネージャーであれば、人件費を安く抑えられるというのは事実でしょう。

プレイングマネージャー まとめ

経営側の視点で考えれば、プレイングマネージャーはとてもありがたい存在です。

しかしここまで説明したように、プレイヤーとしての能力とマネジメント能力という全く異なるスキルを発揮できる人材は、どれくらいいるものなのでしょうか?

見方を変えれば、それだけ貴重なプレイングマネージャーになることができれば、自身の市場価値を大きく高めることができると考えられるかもしれませんね。