〜「明日すぐ来てほしい」2ヶ月3名のエンジニア採用に成功〜【ITプロ×クライアントインタビュー 】#24 株式会社Loco Partners

株式会社Loco Partners 組織デザイン部 部長 徳山耕平氏
顧客満足度No.1、宿泊予約サービス「Relux」を展開する株式会社Loco Partners。サービスの拡大に伴い、採用は大きなミッション。
今回お話をお伺いした徳山さんはなんと、人事、広報、経理、総務、法務、営業企画、旅行コンシェルジュを担当されてきたスーパーマルチプレイヤー。
そのなかで、エンジニア採用は課題があった模様。本日は短期で複数名採用を成功させた方法をお伺いしました。
「いつでも満足度の高い宿が見つかる」質にこだわり抜いたサービスを展開
当社は元々リクルート社で「じゃらん」の営業を担当していた代表の篠塚が、2011年に創業した会社です。
じゃらんで東北エリアを担当していた篠塚は、現地宿泊施設の惨事を目の当たりにし「何か自分が力になれないだろうか」そう考え、その想いだけで当社を創業しました。
何を事業とするのかは当時何も決まっていませんでしたが、「地域のパートナーになる」という想いから「Loco Partners」という社名が決まったと聞いています。
創業後は受託事業を中心に売上をたてながら、2013年にリリースしたのが、Reluxという宿泊施設のオンライン予約サービスです。
現在でリリースから5年が経ち、150万ユーザーが利用するサービスになっています。
日本には多くの宿泊施設予約サービスがあり、多くの大手企業が参入しています。
しかも、日本中の宿泊施設が約5万件あるなかで、大手企業の展開するサイトでは1サイトに3万件の宿泊施設が掲載されているなど、ほぼ日本中の宿泊施設が網羅されていることになります。
これは大変素晴らしいことなのですが、一方で宿泊施設を選ぶユーザーにとっては、情報量が多過ぎてしまうこともある。
Reluxは量としては限定的であっても「満足度の高い宿泊施設だけ」を紹介するということを大切にしており、現在は約1,500施設の情報をユーザーに届けています。
「満足度の高さ」を売りにしているということもあり、サービス立ち上げ当初は、営業マンが地道に一人ひとり、1施設ずつ、アナログで開拓していました。
その当時は当たり前ですが誰にも知られていないサービスであり、気が遠くなるほど大変でしたが、サービスのコンセプトや弊社の姿勢を多くの施設が応援してくださいました。
さらに「Reluxで満足度の高い宿を探したい」というユーザーが増えていくのに従い、「Reluxに掲載したい」とお声がけくださる宿が増えていき、そこから一気に事業が加速していきましたね。
現在は、ユーザーが利用目的ごとに適切な宿選択が出来るように、ミシュランのように一つ星、二つ星、三ツ星、そして最上級にミュージアムという、宿の指標を示すグレードというものをつけ、より個々のユーザー満足度をあげていくような施策を展開しています。
メンバー増員もエンジニア採用だけは課題のまま
事業が加速していくのに従い、メンバー数も一気に増えました。私がジョインした2年前は約40名だったところから、現在は170名近くのメンバーが働くまでに拡大しました。
職種問わず多くのメンバーが参画し、よりユーザーの満足度をあげるための様々な施策を講じることが出来ており、現在はグローバル展開にも注力しています。
しかしながらただ唯一、エンジニアの採用だけが上手くいかなかった。私が人事部を担当するようになってから、1年強、全く採用出来ずにいましたね。
社内にエンジニアは15名ほどいたのですが、事業の成長スピードに伴う新規機能の開発や、グローバル展開のための追加開発が追いつかずにいました。
またそんななか、スピード重視で開発を進めていたので、「既存システムの基盤を整備する」という長期的視点でも、エンジニアの確保は急務でした。
ITプロパートナーズさんにお願いしてみようと思ったのは、実はたまたまだったのです。
当社のメンバーとITプロパートナーズのエージェントさんがたまたまリクルート出身同士で、たまたま三軒茶屋住まいの飲み仲間だったという(笑)。
人事もエンジニアもリソースは逼迫しており、背に腹は代えられない状態。
早速ITプロパートナーズさんのお話を聞いてみようという流れになりました。
しかし、話を聞いてみたところITプロパートナーズさんの強みは「週3日稼働のハイスキル人材」ということで、当時の当社採用案としては想定していない形態だったため、正直驚きました。
現場エンジニアの声もポジティブ・ネガティブの半々でしたね。やはり週5日参画してくれた方が良いのではないか、という意見もでていました。
とはいえせっかくのお話だったので、人材の紹介をいただいたところ、結果として2ヶ月で3名の方を採用することになりました(笑)。
ご紹介いただいたのはインフラエンジニアさん1名、サーバーサイドエンジニアさん2名。
スキルも高く且つ即日参画できるということで、週5日参画できるエンジニアさんを長い期間追い求めるよりも、そちらの方が現実的で、現場の緊急度とマッチしたというのが結論です。
特に「事業拡大期」であった当社は、インフラ周りの整備は明日にでも手をつけないといけない状態。
そのなかで、有名プロダクトのインフラ周りを数々こなしてきたエンジニアさんの紹介は、本当に助かりました。
サーバーサイドのエンジニアさんに関しても、ご紹介いただく前はほぼ1人の当社メンバーに開発が集中してしまっている状態でした。
そのメンバーのフォローに入っていただいたので、エンジニア体制としても健全なものになり、非常に良い効果を得られました。
今後のITプロパートナーズに期待することは
今回ITプロパートナーズさんと上手く連携できたと思うのは、スピード感をもった「人材層のすり合わせ」ですね。
打ち合わせ後に、まずはレベル感を広めにご提案いただきました。
そうすると、「このレベル感なら週何日で上手く回るだろう」とイメージをつけることが出来たり、当社からITプロパートナーズさんに「もっとこの様な人材が良い」という提案が出来たりします。
初めてこの週3日という、ユニークな採用に踏み切る我々からすると、適切な感覚を得るために必要なフローだったので、ご紹介いただいたエージェントさんには随分と助けていただきましたね。
現在、事業拡大のために日々組織体制が変わっているのが現状です。
毎年事業は平均して250%成長をしていますし、極端な話、明日にでも新規事業のチームをつくる可能性もある。
その様なときに、引き続き前回同様のスピード感を持って、その場その場で当社が必要とする人材のご紹介をいただけると有り難いです。
これからもお互いWin-Winな関係性を築いていきたいですね。
また先にお話した通りで、現在海外展開にも注力しており、エンジニアだけでなく全職種採用に注力していますよ。
ITプロパートナーズさんには別職種展開にも期待しますね。
これからもよろしくお願いいたします。