リファラル採用のメリット・デメリット、運用のポイントまで解説

優秀な人材の確保が難しくなりつつある昨今、企業は既存の採用方法以外にもさまざまな手法を使って採用活動を行うことが求められています。
インターネットや紙面による求人媒体だけでは、優秀な人材を他の企業に取られてしまうこともあるでしょう。
そこでおすすめされるのが、社員の力を借りるリファラル採用です。
リファラル採用を導入することで、これまで対象にならなかった人材もターゲットにできるでしょう。
今回の記事では、リファラル採用の基本的な内容とメリット・デメリットについて解説します。
採用方法を改めたいと考えている場合は、ぜひこの機会にリファラル採用をチェックしてみてください。
目次
リファラル採用とは?
リファラル採用という言葉自体は知っていても、その詳細までは知らないという人は多いです。
まずはリファラル採用の意味を正確に把握し、導入のための基礎を築きましょう。
社員から直接人材を紹介してもらう採用方法
リファラル採用とは、自社の社員から直接人材を紹介してもらう採用方法を意味します
「推薦・紹介」といった意味を持つリファラルという英語通り、身近な人の人間関係を活用するのが特徴です。
縁故採用とも呼ばれるこのリファラル採用は、新たな人材の発掘方法として多くの企業からの注目を集めています。
人材不足を解消したい、新しい採用方法を試してみたい、そんな場合には社員から直接紹介されるリファラル採用が状況の打開につながるでしょう。
ダイレクトリクルーティングの一種
リファラル採用は、昨今多くの企業で取り入れられている「ダイレクトリクルーティング」の一種であると考えられます。
ダイレクトリクルーティングとは、企業が積極的にアプローチを行って、人材獲得を目指す採用方法のことです。
受け身の状態で待つのではなく、自ら時間と労力をかけることで、より求める人材にマッチした人を見つけられるのがダイレクトリクルーティングの特徴になります。
リファラル採用もまた、社員の持つ人間関係を活用して積極的に行うダイレクトリクルーティング方式の採用方法です。
そのため決して気をてらった採用方法ではなく、すでに一般化され始めている手法のひとつだといえるでしょう。
リファラル採用は今後、ダイレクトリクルーティングの一種として多くの企業に導入される可能性があるため、今からその特徴やメリットを把握しておくことが勧められます。
リファラル採用のメリット
リファラル採用には、従来の採用方法にはなかったメリットがあります。
人材の確保の際に役立つ点を把握した上で、リファラル採用を導入してみましょう。
- 自社に適した人材を見つけやすい
- 既存社員を刺激して成長を促せる
- 転職市場に参加していない人材もターゲットにできる
自社に適した人材を見つけやすい
自社のことをよく知っている社員からの紹介になるため、より自社に適した人材を見つけやすくなります。
リファラル採用では、自社の良い点のアピールや実際の内情を社員から正確に伝えることが可能です。
そのため入社後に感じられるギャップが起こりにくく、会社の雰囲気に適した人材を採用しやすくなるでしょう。
また採用したばかりの段階から高いエンゲージメントを獲得できる点も魅力で、離職率の低下なども期待できます。
・せっかく採用した社員が期待通りの働きをしない
・「思っていた仕事じゃなかった」といってすぐに辞めてしまう。
このようなことに悩まされているのであれば、自社に適した人材を見つけやすいリファラル採用が役立ちます。
既存社員を刺激して成長を促せる
リファラル採用を導入することで、既存社員を刺激してさらなる成長を促せます。
社員はリファラル採用を実行するために、自社の現状や必要な人材について考える機会を持つことができます。
それは自分の立ち位置や能力を見直すきっかけになり、成長の理由になるでしょう。
経営者に近い立場に立つことになるため、普段は気にしていない会社のいろいろな部分が見えるようになります。
リファラル採用をきっかけに、会社に必要な改善点を社員が自ら見つけるようなことにも期待できるでしょう。
既存の社員の自主性を育み、新しい一面を見つけることにもつながるリファラル採用は、導入後のメリットも大きくなります。
転職市場に参加していない人材もターゲットにできる
転職市場に参加していない「潜在的転職者」をターゲットにできるのも、リファラル採用のメリットです。
通常転職活動を行っているのは、自分が転職したいことを知っている人材です。
しかし、世の中には「転職する決断ができない」「転職したいけれど実際の活動に移行できない」潜在的転職者がたくさんいます。
そういった人たちもまとめて採用の対象にできる点が、リファラル採用のメリットです。
転職にリスクを感じている人にとって、リファラル採用のように別の会社の社員から誘われるという採用方法は、転職を決意するきっかけになります。
優秀な潜在的転職者を刺激して行動させることができる点は、他の採用方法にはないメリットになるでしょう。
リファラル採用のデメリット
リファラル採用には多くのメリットがある反面、同時にデメリットもあります。
デメリットも理解した上で、そのシステムを導入するのが成功のコツです。
採用工数に「人材を見つける社員の教育」が含まれるため手間がかかる
リファラル採用は採用工数に社員の教育なども含まれるため、手間がかかる点がデメリットです。
外部のサービスを利用する必要がないため、コスト面でもメリットが多いと考えられがちですが、実際には多くのコストを必要とする結果になることが多いでしょう。
たとえば社員にリファラル採用の概要や注意点を指導したり、主観で会社の魅力を伝えないように理念や目標を統一したりといった作業が欠かせません。
当然これらの教育にはコストがかかり、その他の業務を一時的にストップしなければならないケースもあるでしょう。
採用工数に社員の教育というステップが必要になる点が、デメリットになることを把握しておいてください。
「社員から紹介される=楽」ではない
一見、社員が自主的に採用活動を行ってくれるのだから、企業にとっては楽な採用方法に見えます。
しかし、社員に任せきりでは成果を得ることは難しく、勝手な行動を許してしまうと転職者とのトラブルに発展する可能性もあるでしょう。
リファラル採用を成功させるためには、社員のケアやサポート、状況に応じて適宜変更や改善を行うのが必須です。
リファラル採用は意外と面倒な手間がかかる採用手法であることを認識しておきましょう。
リファラル採用の注意点を理解する
リファラル採用を成功させるためには、いくつかの注意点を理解しておくことも重要です。
特に初めて社内にダイレクトリクルーティングを導入する企業や、以前に採用方法の変更によって失敗を経験している企業は、以下のポイントを把握しておきましょう。
- リファラル採用は長期的な施策であることを理解する
- 社員がリファラル採用に興味を持ってもらうことが重要
- 入社する人材が偏る可能性がある
- 紹介された人材を不採用にすることで社員の人間関係が悪化する可能性がある
リファラル採用は長期的な施策であることを理解する
リファラル採用は短期で結果を残すような手法ではなく、とても長期的な施策です。
実際に採用まで進め自社にマッチした人材を獲得するまでには、ある程度の時間が求められるでしょう。
なぜならリファラル採用はすべて自社内で行われる採用方法であるため、実践→改善→ノウハウの蓄積→実践、とPDCAを全てゼロから回す必要があるからです。
この点を周知できていないと、「リファラル採用は効果がない」という意見が出たり、採用活動に対して消極的な社員が出たりする可能性があります。
そのため、あくまで長期的な視点を持った採用方法であることを社内で確認した上でリファラル採用を導入するのがポイントです。
社員がリファラル採用に興味を持ってもらうことが重要
リファラル採用の主役は、実際に採用を行う社員です。
そのため、まずは社員に興味を持ってもらうことが先決です。
リファラル採用とは何か、どんなメリットが自分にあるのかを説明し、協力的な姿勢になってもらえるように努めなければなりません。
たとえば先に挙げたように社員の成長になることを伝えたり、成果によって報酬が出ることをアピールすることで、リファラル採用への興味を高めることができます。
社員に押し付けるような形になると、リファラル採用が失敗に終わるだけでなく、反感をかったり通常業務のモチベーションを低下したりする可能性もあるでしょう。
そういったリスクを避けるためにも、必ず社員がリファラル採用に好意的な興味を持てるような工夫を行ってください。
入社する人材が偏る可能性がある
社員の人間関係を使って採用を行う性質上、入社する人材の傾向が偏ってしまう可能性があります。
同じスキルや能力を持った人材ばかり確保することは、会社としての柔軟性を失うきっかけになります。
偏りすぎた人材は考え方などが似ることも考えられるため、場合によっては既存社員との間に派閥が生まれ、円滑な人間関係を阻害することもあるでしょう。
ですのでリファラル採用を行う際には、採用する転職者の性質を正確に見極め、社員に「〇〇といった人材が欲しい」という要望をきちんと伝えることを徹底しましょう。
人材が偏る可能性を予め把握しておけば、事前に防ぐことは可能です。
紹介された人材を不採用にすることで社員の人間関係が悪化する可能性がある
リファラル採用とは必ず転職者を受け入れる制度ではないため、ときには面接をしたけれど不合格になることもあります。
その場合、転職者と転職者を紹介した社員の人間関係が悪化する可能性も考えられるのです。
人間関係が悪化すれば、社員は転職者を不採用にした会社に不満を持つかもしれませんよね。
そういった事態を防げるように、リファラル採用を行った段階で不採用に至る可能性の提示と、そのためのケアの方法を社員に伝えるようにしましょう。
たとえば、「不採用になる可能性があることを転職者に事前に伝えること」といった文面をリファラル採用のルールの中に盛り込んだり、過度な期待を持たせるような勧誘を禁止したりするのが効果的です。
社員のプライベートを蔑ろにすることのないように、人間関係のケアまでしっかりと意識したルール作りが重要となります。
なぜリファラル採用をやるべきなのか?
人材不足の深刻化によってリファラル採用を推す声が大きくなっていますが、ただの人材不足であれば「採用手法を増やす」だけである程度の解決が見込めます。
しかし、採用方法を増やすだけでは、以下のような問題点を解決できません。
①そもそも採用ブランドが低く、優秀な人材が集まらない
②選考しても競合に負けて内定を辞退される
③採用後、自社に合わずに長続きしない
①については人材紹介サービスやエージェントを利用することである程度解決できるかもしれませんが、②と③の問題に関しては解決にまで導けません。
こういったすべての問題に対し、求人広告やエージェント以上に対応できるのが、リファラル採用です。
以下にその詳細をまとめました。
- ブランド力がなくても必要な人材の確保ができる
- 内定辞退や早期退社といったリスクを避けることができる
- 既存の採用方法と併用することができる
- 特に中小企業やベンチャーにはリファラル採用がおすすめ
ブランド力がなくても必要な人材の確保ができる
リファラル採用は、企業のブランド力がなくても自社にとって本当に必要な人材を確保するための施策になります。
自社のブランド力に自信がない場合、先に大手企業に人を取られてしまい、本当に必要とされる人材が転職市場に残っていないというケースも考えられますよね。
その場合は能力を妥協したり、採用そのものを諦めたりする必要に迫られることもあるでしょう。
その点リファラル採用なら、直接人材を引っ張ってこれるため、他企業と競合することなく人材の確保に努められます。
潜在的転職者に対して自社の印象を強く植え付けることができるため、今すぐに転職を行わなくても、いずれ自社に入社を希望する可能性も出てくるでしょう。
転職サイトなどを経由することでもある程度企業ブランド力の問題は緩和できますが、短期間で採用・不採用を決定しなければならないため、今度は本当に自社にマッチした人材かどうかを見極めることが難しくなります。
その点リファラル採用は長期的に話を進めることができ、慎重に転職者とのマッチング率を測ることも可能です。
紹介する社員の本音から転職者の性質をある程度把握できるため、通常の採用では隠されてしまうその人の本当の顔や、自社の理念に対する共感の度合いを知れるのもメリットです。
高いコストをかけたのに、いざ採用してみたら自社の求める人材とは違っていたというミスマッチは、企業にとっても転職者にとっても大きなマイナスです。
だからこそ、企業のブランド力をカバーしつつよりマッチする可能性の高いリファラル採用のような採用方法を、自社に導入する理由になります。
内定辞退や早期退社といったリスクを避けることができる
リファラル採用では、内定辞退や早期退社といったリスクを避けることができます。
まず、その他の企業とひとりの人材を取り合うケースが少ないため、他社と比較されることで内定辞退されるというケースは減ります。
また、直接関係を持った企業からのアプローチは断りづらく、転職者の気分で内定辞退をされるようなパターンも防止しやすいでしょう。
他にもリファラル採用では事前に企業理念や採用後の業務について社員を通して伝えることができるため、「入ってみたらイメージと違った」ことを理由とする早期退職を防げます。
実際に働いている社員の意見であれば、転職者も疑うことなく耳を傾けやすいですよね。
そのため通常の転職のときよりも、「この企業で働きたいという」意欲を高めることができるでしょう。
内定辞退と早期退職は転職者の自由意志によって決まるため、企業側ではどうしようもない面が強いです。
しかしリファラル採用であれば、ある程度それらのリスクに対して備えることができます。
内定辞退や早期退職の多さが課題の際には、リファラル採用を導入する理由になるでしょう。
既存の採用方法と併用することができる
既存の採用方法と併用することで足りない部分を補える点も、リファラル採用をおすすめする理由です。
リファラル採用にはかかる金銭的なコストは低いため、その他の採用方法と併用していく事は難しくありません。
そのため必要に応じて既存の採用方法を導入して、臨機応変に採用活動を進めることができるのです。
リファラル採用だけを使った採用には、「アピールできる母集団が少ない」「採用工数がかかる」「人事担当者の負担が大きくなる」といったデメリットがあります。
しかし、求人広告やエージェントなどの転職サービスを併用すれば、これらの弱点を補うことが可能です。
以下のように既存のサービスならではの特徴を把握した上で比較してみると、それぞれを組み合わせることによるメリットがわかりやすくなります。
<求人広告や転職サイトならではの特徴>
・転職者が気軽に利用できる
・利用者数が多い
・採用工数がかからない
・希望者がいればスムーズに面接に進める
・求人数が多いため埋もれやすい
<転職エージェントならではの特徴>
・優秀な人材を発掘しやすい
・ある程度スキルや実績を絞り込んで探せる
・プロの仲介者の協力を得られる
・必ずしも転職者とマッチするとは限らない
このように、それぞれの採用方法は別々のメリットとデメリットを持っていることがわかります。
これらをどう組み合わせるかで、採用の充実度は変わってくるでしょう。
たとえば急遽人材が必要な場合には転職サービスを優先するが、特定のスキルを持った人材の確保はリファラル採用で行うといった方法が考えられます。
どれかひとつの採用方法にこだわるのではなく、それぞれの手段を適宜利用して、そのタイミングに最適な採用方法を利用するのがポイントです。
特に中小企業やベンチャーにはリファラル採用がおすすめ
上記のような事情から、これから採用を本格化させる中小企業やベンチャー企業ほど、リファラル採用の導入がおすすめされます。
人材不足は今後もさらに深刻化する可能性があり、既存の採用方法だけで乗り切ってきた企業も、採用を達成するのが難しくなるかもしれません。
特に知名度の関係でブランド力がない企業や、他社と比べて良い条件を出せない企業は、他社にどんどん有能な人材を先取りされる可能性があります。
そんな事態に対抗する手段となるのが、リファラル採用なのです。
人材の確保は、未来の企業を支える重要な下地になるため、この点が疎かになると将来的に悪い影響が出る可能性もあります。
今後激化する採用競争で勝ち残るためにも、リファラル採用の導入を進めてみましょう。
リファラル採用に必要な準備とは?
リファラル採用をやるべき理由がわかったところで、続いて実際に始めるための準備を確認していきます。
以下を参考に、リファラル採用の基礎を会社のなかに確立してみましょう。
- 社員に制度の詳細を周知させる
- 目標設定・人材像を明確にする
- 自社の魅力を伝えるための方法をレクチャーする
- 社内のサポート役(制度の担当者)を決める
社員に制度の詳細を周知させる
第一段階として、社員にリファラル採用の制度を正確に理解してもらう必要があります。
リファラル採用の概要、社員にとってのメリット、注意点などを周知させましょう。
このときに重要なのが、すべての社員が同じようにリファラル採用を理解することです。
それぞれの社員ごとに認識が違っていると、実際に採用を始めた後に「言った、言ってない」といったトラブルになる可能性があります。
全社員が同じ方向を向いてリファラル採用に臨めるように、説明の機会を統一するなどの工夫が必要です。
それぞれの社員に制度を知ってもらって初めて、リファラル採用をスタートさせることができるでしょう。
目標設定・人材像を明確にする
目標設定や人材像を明確にして、リファラル採用によってどんな人材を採用したいのかを伝えることも準備のひとつです。
設定が曖昧だと社員が自分に都合の良い人材だけを集めたり、とにかく数だけをこなそうとしたりする可能性が出てきます。
リファラル採用はあくまで優秀な人材・求める人材を確保するための手段になるため、必ず最初の段階で目標や人材像をはっきりさせておきましょう。
自社の魅力を伝えるための方法をレクチャーする
自社の魅力を伝える方法や推したいポイントを社員にレクチャーすることも、リファラル採用を成功させる準備になります。
社員は採用のプロではないため、上手に勧誘する方法や自社をプレゼンする能力に長けているわけではありません。
だからこそ最低限リファラル採用を行えるだけのスキルは、企業からレクチャーすることが望ましいです。
社員ごとに企業の良い部分や魅力に感じる部分は異なるため、それぞれの感覚に任せていると自社の魅力がブレることもあります。
企業の認識と社員の認識がズレていると、転職者が「イメージしていた会社とは違う」と感じる原因になることも。
そういった企業と社員のズレを修正するためにも、リファラル採用を行う際には自社の魅力を伝えるための方法をレクチャーする機会を持ちましょう。
社内のサポート役(制度の担当者)を決める
リファラル採用は社員がそれぞれに動く採用方法ですが、最終的なまとめ役は必要になります。
全体を管理するサポート役を決めて、リファラル採用をスムーズに進められるようにしておきましょう。
制度の担当者は、より採用を上手く進めるための仕組みを文章にして提示したり、成功した事例を社内で共有したりする作業も必要です。
他にも社員の相談に乗ったり間違いを正したりといった業務も求められるため、広い視野を持った人材が適しています。
サポート役にすべての負担を負わせることのないように、複数人の担当者を設定したり、リファラル採用以外の業務を別の人に割り振ったりといった気配りも大切です。
リファラル採用が円滑に行えるように、社内のサポート役も早めに設定しておきましょう。
まとめ:リファラル採用のメリットを活かすためにまずはその特徴を把握する
リファラル採用は、企業の一般的な採用手段として定着する可能性のある手法です。
この機会にその特徴をチェックして、自社への導入を検討してみてはいかがでしょうか。
リファラル採用を上手に活用するには、その必要性と注意点などもしっかりと把握しておくことが重要です。
見切り発車で始めることのないように、こちらで基本的な準備をしておきましょう。