アプリ開発に必要な言語とは?何がおすすめ?

アプリ開発にこれから取り組もうと考えている方は、アプリ開発で必要なプログラミング言語について理解できているでしょうか。

アプリ開発と一言で表しても、いくつかの種類があり、それぞれの開発で利用するプログラミング言語も異なります。

例えばWebアプリ開発であれば「PHP」、iPhoneアプリ開発であれば「Swift」などが挙げられ、各開発に適したプログラミング言語を把握しておくことが重要です。

そこで本記事では、それぞれのアプリ開発におすすめのプログラミング言語について、ご紹介していきたいと思います。

アプリ開発に取り掛かる前の事前情報としてしっかりと確認しておきましょう。

アプリ開発にはいくつかの種類がある

アプリ開発にはいくつかの種類があり、大きく「Webアプリ」「iOSアプリ」「Androidアプリ」「ネイティブアプリ」の4種類が挙げられます。

それぞれの特徴について、まずは簡単にご紹介したいと思います。

  • Webアプリ
  • iOSアプリ
  • Androidアプリ
  • ネイティブアプリ

Webアプリ

Webアプリは、「Google Chrome」「Firefox」といった「ブラウザ」上で動くアプリのことを指します。

Webサーバーにネットワークを経由してアクセスし、アプリケーションシステムを動かす仕組みとなっています。

AmazonなどのECサイト、TwitterなどのSNSアプリ、Airbnbなど予約サイトなどが全てWebアプリに該当します。

iOSアプリ

iOSアプリは、Apple社の提供している「iPhone」「iPad」といったスマートフォンやタブレットで動かすことのできるアプリを指します。

iPhoneやiPadには、後述するAndroid端末とは異なり、「iOS」というApple社が開発する独自のOSが搭載されています。

Appleのスマートフォンやタブレットで、Appストアからダウンロード可能なアプリがiOSアプリに該当し、LINEやFacebookといったSNSアプリ、Spotifyなどの音楽アプリなど様々な種類のアプリケーションが提供されています。

Androidアプリ

Androidアプリは、Apple社製以外のスマートフォンやタブレットで動かすことの出来るアプリのことを指します。

Google PlayなどのストアからダウンロードするアプリがAndroidアプリに該当します。

上述したSNSアプリや音楽アプリなど、iOSアプリと基本的に同じアプリケーションが提供されています。

一方、AndroidアプリとiOSアプリでは異なる仕組みで動作させるため、アプリ開発においては、それぞれを別アプリとして開発する必要があるため注意が必要です。

ネイティブアプリ

ネイティブアプリは、使用する端末で直接動作するアプリの事を指します。

「Windowsアプリ」「Macアプリ」がネイティブアプリに該当し、上述した「iOSアプリ」「Androidアプリ」に関しても、スマートフォン用のネイティブアプリに該当します。

ネイティブアプリでは、使用する端末のプラットフォームに合わせて動作させることができるため、端末のスペックを最大限に生かすことが可能となります。

WEBアプリの開発に必要な言語とは?

Webアプリの開発に必要な言語は、主に「フロントエンド言語」と「サーバーサイド言語」2つのカテゴリに分けることが可能です。

それぞれの開発で利用する言語について、ご紹介していきたいと思います。

  • フロントエンド言語
  • サーバーサイド言語

フロントエンド言語

フロントエンド言語には、「HTML」「CSS」「Javascript」の3言語がほとんどのWebアプリ開発で利用されています。

HTMLはホームページの構成を決める役割を果たし、CSSでHTMLに対しデザインを施します。

Javascriptではホームページに動きを付けることが可能です。

例としては、ボタンをクリックした際、画面が切り替わったり、情報が送信されるような動きを実現しているのがJavascriptです。

「HTML」「CSS」「Javascript」はどれか1つを使用すれば良いと言うわけではなく、全てを組み合わせてWebアプリの開発を実現します。

サーバーサイド言語

Webアプリ開発で利用されるサーバーサイド言語では、「PHP」「Ruby」「Java」などが人気です。

「PHP」や「Ruby」はスクリプト言語と呼ばれ、コンパイル作業を必要としないことから比較的手軽に開発を進めることが可能なため、小~中規模開発で頻繁に利用されています。

一方で「Java」はコンパイラ言語と呼ばれるプログラミング言語で、コードを変更する度にコンパイル作業が必要となります。

コンパイル作業が必要な分、アプリ実行時にはコンピューターが理解できる言語に翻訳済みなため、パフォーマンス面でスクリプト言語よりも優れています。

主に大規模開発で利用され、大量データの処理などに適しています。

iOSアプリの開発に必要な言語とは?

次にiOSアプリの開発に必要な言語ですが、大きく「Swift」「Objective-C」の2つが挙げられます。

現在では、新規iOSアプリ開発のほとんどはSwiftが主流となってきていますが、Objective-Cで作られたアプリも多く稼働しており、まだまだ2軸でのiOS開発が進んでいくと推察することが可能です。

  • 近年の主流はSwift
  • Objective-Cも引き続き利用可能

近年の主流はSwift

Swiftは、2014年に発表されたApple社が開発したプログラミング言語で、iOSとMacOSに対応したアプリケーションの開発で利用されます。

従来利用されていた「Objective-C」に代わる言語としてリリースされ、Apple社自身がSwiftへの移行を勧めていることもあり、間違いなく今後の主流は「Swift」になるでしょう。

Swiftは、Objective-Cよりも簡単にiOSアプリ開発が行えるよう設計されており、学習コストが低くなっています。

また動作も軽量となっているため、近年複雑化している多機能アプリでも軽快に動作させることが可能です。

Objective-Cも引き続き利用可能

従来のiOSアプリ開発では「Objective-C」の一択でした。

そのため、現在公開されているiOSアプリもObjective-Cで開発されたアプリが多く出回っています。

上述したように、現在の新規iOSアプリ開発のほとんどが「Swift」で実施されていますが、今後も既存アプリの改修や保守などのメンテナンスが必要になることから、Objective-Cが完全に消えることはないでしょう。

Androidアプリの開発に必要な言語とは?

Androidアプリの開発に必要な言語として、「Java」と「Kotlin」の2つが挙げられます。

元々はAndroidアプリ開発と言えば「Java」の一択状態でしたが、2017年にGoogleのAndroidチームが「Kotlin」を正式サポートに採用すると発表したことにより、一気に2軸化が進んでいます。

  • 圧倒的シェア率を誇るJava
  • Androidチームの公式サポートで注目が集まったKotlin

圧倒的シェア率を誇るJava

Javaは、2017年にAndroidチームが正式にサポートを発表するまでの間、Androidアプリ開発市場をほぼ独占状態でした。

iOSアプリにおけるObjective-Cと同じように、既に市場にはJavaで開発されたAndroidアプリがかなりの数出回っており、メンテナンスの面でもJavaの利用がなくなることはないでしょう。

また、JavaはWebアプリ開発などにも多く利用されていることから、Java言語を扱える技術者の数や情報が非常に多いこともあり、Androidアプリ開発のために専門のエンジニアを雇わなくて済む点もポイントです。

既存Androidアプリの改修・保守作業はもちろん、新規Androidアプリ開発においても、Javaの利用は継続されることが推察出来ます。

Androidチームの公式サポートで注目が集まったKotlin

上述したように2017年にAndroidチームの公式サポートにより、一気にAndroidアプリ開発の主役となったのが「Kotlin」です。

Androidアプリ開発で利用される「Android Studio」でもバージョン3.0以降、Kotlinが標準搭載されるようになり、ますます利用者の増えているプログラミング言語です。

Kotlinは100%のJava互換性を持ち、既存のJavaで作成されたAndroidアプリをKotlinに変換することも比較的容易に実施出来るのが特徴です。

Kotlinが公式リリースされたのは2016年と新しく、モダンな開発言語としてより簡潔にコードを記述出来ることから、今後のAndroidアプリ開発のメインとなるのではないかと予想されています。

ネイティブアプリの開発に必要な言語とは?

ネイティブアプリの開発に必要な言語は、それぞれのプラットフォーム毎に異なります。

「Windowsアプリ」「Macアプリ」「Androidアプリ」「iOSアプリ」の大きく分けられ、それぞれに適したプログラミング言語を使用します。

「Androidアプリ」と「iOSアプリ」に関しては上述していますので、「Windowsアプリ」と「Macアプリ」開発で利用する言語についてご紹介していきます。

  • Windowsアプリ開発に必要な言語
  • Macアプリ開発に必要な言語

Windowsアプリ開発に必要な言語

Windowsアプリ開発では、主にMicrosoft社が開発を進めている.NET系のプログラミング言語が中心に利用されています。

現在の主力となっている「C#.net」をはじめとして、「VisualBasic.net」も古くからのWindowsアプリ開発として利用されている言語です。

.NET系以外の言語では、C++などの言語も処理速度を重視するアプリ開発などで積極的に取り入れられています。

Macアプリ開発に必要な言語

Macアプリ開発に必要な言語は、基本的にiOSアプリ開発と同じです。

「Swift」と「Objective-C」を利用することが可能で、現在の新規Macアプリ開発では「Swift」一択といった状況が続いています。

Windowsアプリ開発でも利用される「C#」でMacアプリを開発することも可能となっていますが、現状Macアプリ開発に完全対応しているとは言い切れないため、「Swift」または「Objective-C」での開発をおすすめします。

アプリ開発の言語 まとめ

本記事では、アプリ開発の種類とそれぞれのアプリ開発で利用する言語について、ご紹介してきました。

まずはこれから作成しようと考えているアプリ開発が、どの種類のシステムに該当するのかをしっかりと把握した上で、それぞれに適したプログラミング言語を選択しましょう。

どのプログラミング言語が良い悪いといったことは一概に言えず、ご自身の作成したいアプリ開発に適した言語を、トレンドや安定さを確認しながら選択することが重要となります。