アプリ開発のアイデアが溢れ出すテクニックを3つ紹介
新しいアプリのアイデアを出そうと打ち合わせを行っても、中々話がまとまらなかったり、面白いアイデアが出なかったりすることはないでしょうか?
アプリ開発のアイデアを出すときは、ただ普通に打ち合わせを行うだけでは上手くいかないものです。
実は、アプリ開発のアイデアの出し方にはいくつかテクニックがあり、他の企業ではそれを実践していることをご存知でしょうか?
テクニックを活用すれば、アプリ開発のアイデアはしっかり出てきます。
そこで本記事では、アプリ開発のアイデアを出すテクニックを3つ挙げます。
加えて、打ち合わせを行うときの注意点や、打ち合わせで活用したい便利なツールも紹介しますよ。
本記事を読むことで、他の企業がいかにしてアプリ開発のアイデアを出しているが分かるようになります。
ぜひ本記事を読んでアイデアの出し方について知り、面白いアプリを開発するヒントをつかんでくださいね。
目次
アプリ開発のアイデアを出す3つのテクニック
アプリ開発のアイデアを出すテクニックを3つ紹介します。
これらのテクニックを打ち合わせで使えば、どんどん意見が出てきて、かつアイデアがまとまりやすくなりますよ。
- 「なぜ?」と疑問を深堀りしていく
- マインドを作成
- マンダラートを作成
「なぜ?」と疑問を深堀りしていく
「なぜそのアプリを作る必要があるの?」「なぜその機能がないと駄目なの?」
このように「なぜ?」と疑問を投げかけていくことは、アプリ開発のアイデアを出す上で基本です。
なぜなら、「なぜ?」と問題提起することによって「本当の課題はどこにあるのか」がわかるようになるからですね。
本当の課題かどこにあるのか判明したら、後はそれを解決するためのアプリがどんなものか考えていきましょう。
たとえば、以下のような感じで疑問を深堀りしていきます。
- 本日の昼ごはんを自動で決定するアプリを作りたい
- なぜ自動的に決めるアプリが欲しいのか?⇒昼ごはんに悩む時間を減らしたいから
- なぜ昼ごはんに悩む時間を減らしたいのか?⇒いったん仕事のことを頭から離さなくてはいけないから
このように「なぜ?」を繰り返して考えていくことで、問題の本質がだんだん見えていき、従来なかったアプリのアイデアが思いつくことがあります。
マインドマップを作成
打ち合わせが行き詰まってきたら、マインドマップを作成すると再びアイデアが出てくるようになります。
マインドマップの作り方は以下の通り。
- 1.紙と鉛筆を用意する
- 2.紙の真ん中にアプリ開発のテーマを書く
- 3.テーマと関連するキーワードを線でつないで書いていく
- 4.そのキーワードから連想できる別のキーワードを線でつないで書いていく
- 5.3~4を繰り返して全体の図を完成させる
なぜマインドアップを使うのが良いかというと、連想ゲームのように新しい発想が生まれてきやすくなるからです。
箇条書きにして綺麗にまとめようとする人もいますが、箇条書きだと要素の関連がわかりにくい上に、アイデアが湧いてきにくくなってしまいます。
アイデアを出していくときは、ある程度ごちゃごちゃ書いていく方が思考が凝り固まらなくなるのです。
このような意味で、アプリ開発のアイデアを出すときはマインドアップを使うのが最適と言えます。
マンダラートを作成
※引用元:大谷を怪物にした花巻東高校の「目標達成用紙」 News Picks
アイデアを出し尽くしたと思ったら、マンダラートを作成してアイデアを整理していきましょう。
マンダラートの作り方は以下の通り。
- 1.紙と鉛筆を用意する
- 2.3×3のマスを書く
- 2.3×3のマスの真ん中にアプリ開発のテーマを書く
- 3.周りのマスに、真ん中に書いたテーマに関連するキーワードを書く
- 4.9マス全て埋めたら、周りの8マスの中から1マスを選び、そのキーワードを別のマンダラートの中心に書く
- 5.3~4を繰り返してマンダラートをどんどん増やしていく
なぜマンダラートが良いかというと、アイデアに致命的な問題点があったり思考漏れがあったりしないか視覚化できるからです。
また、アプリ開発をする上で「優先すべきこと」も分かってくるようになります。
オススメはマインドアップでアイデアをどんどん出していき、マンダラートでアイデアを整理していくこと。
アイデアの整理ができれば「これちょっと無理があるんじゃ」ということが事前に判明するかもしれません。
このようにマンダラートを作成してアプリ開発のアイデアを整理することは有効です。
アプリ開発のアイデアを出すときの注意点・心得
アプリ開発のアイデアを出すときの「注意点・心得」を解説します。
基本的に打ち合わせはルールに縛られすぎず自由にやる方が、柔軟なアイデアが出やすくなります。
ですがそれでも以下のルールだけは守った方が良いですね。
- 他人の意見を否定しない
- アイデアはしっかり紙に書き留める
- 競合アプリは気にしなくていい
他人の意見を否定しない
アプリ開発のアイデアを出すときは、他人の意見を否定しないように注意しましょう。
なぜなら「それは違うんじゃない」と言われると、その人は萎縮してしまって意見を言わなくなるかもしれないからです。
また、他人の意見を否定すると、自らの思考も凝り固まってしまい、自分もアイデアが出てこなくなることがあるんですよね。
たとえば、アプリ開発について何も知らない新入社員が変なことを言い出しても、「それも面白いなあ」と肯定してあげることが大事です。
このように、打ち合わせのときは他人を意見を否定しないことを気をつけましょう。
アイデアはしっかり紙に書き留める
どんな小さなアイデアでも良いので、紙にしっかり書き留めておくのがオススメ。
「良いアイデアが出たから書く」ではなく、アイデアが出たら全て書いていく方針の方が良いです。
なぜなら、良いアイデアを出そうとひたすら考え込むと、ついつい難しく考えてしまって余計に出てこなくなるから。
また、紙に書いて手を動かすことで、頭が働きやすくなる効果もありますね。
たとえば、テーマと関連性が薄いと関じる雑談のような話でも、メモしておくと後々アプリ開発のヒントになることがあります。
このような意味で、今は役に立たないと思うアイデアでも紙に書き留めておくようにしましょう。
競合アプリは気にしなくていい
アプリ開発のアイデアを出すときは、作りたいアプリと似たものの存在は気にしなくて良いです。
なぜなら「他と違ったものを作らねば……」などと思うと、やはり難しく考えすぎてしまってアイデアが出なくなるからです。
仮に似たようなアプリを考えてしまったとしても、ひとまずは問題はありません。
似たようなアプリでも、ユーザーが何を求めているかを考えつつ細かい部分を改良していけば、独自性のあるアプリになるからです。
たとえば、Twitterという有名なSNSアプリに似たものにマストドンというものがあります。
マストドンはTwitter同様手軽に意見を発信できるSNSですが、文字数の制限が500字以内になっているんですよね。
こうすることで「140字以上呟きたい」という層を取り込めるようになるのです。
なお、ユーザーが何を求めているかを分析するには、冒頭で解説した「なぜ?」と深堀りしていく思考法を使うのがオススメ。
このような理由で、アプリ開発のアイデアを出すときは、いったんは競合アプリのことは考えないようにするのが良いです。
アプリ開発のアイデアを出すときに使いたいオススメツール
最後にアプリ開発のアイデアを出すときに使いたいオススメツールを紹介します。
これらのツールを使うことで、より効率的にアイデアを出せるようになりますよ。
上記で説明したマインドアップやマンダラートも簡単に作成が可能です。
- MindNode – Mind Map
- Microsoft Whiteboard
- MandalArt
Microsoft Whiteboard
Microsoft Whiteboardはアイデアを書き込むときに使えるオススメアプリです。
「メモアプリなんて何でも良いのでは」と思うかもしれませんが、Microsoft Whiteboardなら図形や表を整形したり、画像や付箋も自由に配置することができます。
また、Microsoft Whiteboardはテンプレート機能も優れており、打ち合わせの種類によって、テンプレートを使い分けることが可能です。
たとえば、アプリ開発のアイデアを出すときなら、ブレーンストーミング用のテンプレートを使うとスムーズに書き込みやすくなります。
このようにMicrosoft Whiteboardは便利な機能が多くそろっており、アイデアを書き込むときに最適なアプリなのです。
MindNode – Mind Map
MindNodeはマインドアップを作るのにオススメのアプリです。
こちらは有料のアプリではありますが、無料のものを使うよりも良いと思います。
なぜなら、無料のマインドアップアプリは動作が重いときがあり、思いついたアイデアを瞬時に書けない場合があるからです。
途中でフリーズしてしまったり、アプリで落ちてしまったりして、イライラすることもしばしば。
MindNodeならこのようなこともなく、打ち合わせの場で快適に活用することができますよ。
このように理由で、マインドアップアプリはMindNodeをオススメします。
MandalArt
MandalArtはマンダラートを作るのにオススメのアプリです。
なぜならMandalArtは、これまで何回もバージョンアップがされていて、ユーザーにとって使いやすいものになっているから。
たとえば、MandalArtは文字以外にも画像をマスの中に入れることができます。
画像を入れるとイメージが湧きやすくなって、アイデアが出てきやすくなることがありますね。
このように、MandalArtはマンダラートを作るアプリの中でも使いやすくてオススメです。
まとめ:アイデアを出すテクニックを活用して、アプリ開発のヒントを出せるようになろう!
本記事ではアプリ開発のアイデアを出すテクニックを3つご紹介しました。
これらのテクニックを使っていけば、打ち合わせの場でアイデアがどんどん出てくるようになりますよ。
また、本記事で紹介したツールを使用すればより効率的にアイデアの発案・整理ができるようになります。
本記事が面白いアプリのアイデアを思いつくきっかけとなってくれたら嬉しいです。