ソフトウェア開発に掛かる費用とは?内訳を理解して適切な金額を知ろう!

ソフトウェア開発は、これまでにない未知のモノを作る作業であるため、費用がいくら掛かるのか判断することが難しいという問題があります。

しかし、適当な見積もりでソフトウェア開発の費用を算出してしまっては、リスクが大きすぎます。

ソフトウェア開発において、費用の見積もりを出来るだけ正確に行うためには、費用の内訳を理解しておくことが重要です。

本記事では、ソフトウェア開発を検討している企業担当者の方向けに、費用の内訳や相場などを併せてご紹介していきたいと思います。

ソフトウェア開発の費用見積もり前の知識として、参考にしてみてください。

ソフトウェア開発費用の内訳

ソフトウェア開発費用はプロジェクトにより大きく異なりますが、費用の内訳としてはどのプロジェクトでも大きく2つに絞られます。

特に「人件費」がほとんどの割合を占めることを意識しておきましょう。

  • 人件費
  • 設備費

人件費

ソフトウェア開発では、プロジェクトとして、複数人のチームで開発することになります。

もちろん、エンジニア以外にも営業などを含めて、様々な関連業務の人たちの工数を全て人件費として計算する必要があります。

またエンジニア全員が同じ金額というわけではありません。

一般的には上流工程になるほど、エンジニアに掛かる費用も高くなる傾向にあります。

ソフトウェア開発にどれくらいの期間が必要で、どれくらいの人数が参加することになるのかを見積もることで人件費が判断出来ます。

設備費

設備費に関しても、ソフトウェア開発の費用として考慮に入れておく必要があります。

エンジニアが開発に使用するパソコンはもちろん、サーバー代やソフトウェアの利用料金なども対象です。

また、広義の意味では、事務所の賃料や公益費などについても設備費として考えることが可能です。

ソフトウェア開発のためだけに利用する設備はもちろん、共有設備などについてもどれくらいの割合を費用として計上するか検討する必要があります。

ソフトウェア開発費用の大半を占める人件費の相場

上述したようにソフトウェア開発費用の大半を占める人件費ですが、同じエンジニアでもそれぞれの役職毎に「人月」と呼ばれる月々の人件費が異なります。

プロジェクトにより費用は大きく異なりますので、参考値としてご確認ください。

  • プロジェクトマネージャー
  • システムエンジニア
  • プログラマー

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の管理者となる立場で、実際にプログラムを組むというよりは、スケジュール管理や人員管理がメインの業務となります。

人件費に関しては、チーム内で一番高く、月単価100万以上を目安として考えておくと良いでしょう。

システムエンジニア

システムエンジニアは、顧客の要望をプログラムとして実現するための方法を考える「設計」作業がメインの業務となります。

基本設計~詳細設計・プログラム設計まで更に細かく業務を分割出来るため、人件費についても幅が出てきます。

一般的に月単価60万円~90万円くらいの幅で、予算が組まれることが多いようです。

プログラマー

システムエンジニアが作成した「仕様書・設計書」に基づいて、実際にプログラムを実装することが業務となります。

人件費についてはチーム内で一番安く、月単価40万円~60万円くらいまでに設定されます。

ただ、プログラマーがメインとなる「開発工程」はプロジェクトにおいて最も時間が掛かる期間でもあるため、実際には開発工程が費用も一番掛かる工程です。

ソフトウェア開発費用を見積もる方法

ソフトウェア開発費用を見積もる方法には、「FP法(ファンクション・ポイント法)」「類推法」と呼ばれる2つのやり方が、現場で良く利用される方法です。

  • FP法(ファンクション・ポイント法)
  • 類推法

FP法(ファンクション・ポイント法)

FP法(ファンクション・ポイント法)は、プロジェクトを機能単位で分割し、実装の難易度や工数に応じてポイントを付けて見積もる方法です。

例えば1ポイントを1万円と計算した場合、機能Aを作成するには10ポイント、より複雑な機能Bを作成するには20ポイントと設定し、トータル30ポイント(30万円)が開発費用として必要と見積もります。

機能を細かく設定するほど、時間は掛かりますが、より正確な見積もりに近づけることが可能です。

類推法

類推法では、過去に作成したソフトウェア開発費用から、類似機能の工数を参考にして、費用を算出する方法です。

過去の実績が多ければ多いほど、見積もり精度は上がっていきます。

一方で、プロジェクトの内容が全く同じということはなく、完全に経験頼りとなるため、本当に精度の高い見積もりなのかというと、担当者に依存する部分は否定出来ません。

ソフトウェア開発費用を安く抑えるためには

ソフトウェア開発費用を安く抑えるためには、開発工数をなるべく抑えて、人件費を如何に抑制出来るのかがポイントとなります。

下記でソフトウェア開発費用を安く抑える際に、良く利用される3つの方法をご紹介していきます。

  • 必要な機能や要望を明確に伝える
  • パッケージを利用する
  • 最低限の機能に絞り、追加機能は別途依頼

必要な機能や要望を明確に伝える

ソフトウェア開発において、費用が膨らんでしまう原因の1つに、作りたいシステム像が曖昧なため、システム開発会社がバッファを持った見積書を作成せざるを得ないことが理由として挙げられます。

また、必要な機能や要望の伝え漏れ、伝達ミスによる「機能追加」や「機能修正」で工数が膨らむケースも少なくありません。

最初から出来るだけ具体的に機能や要望を洗い出しておくことで、無駄なバッファをなくし、また追加や修正に掛かる費用を削減することが可能となります。

パッケージを利用する

ソフトウェア開発というと0から専用のシステムを開発するとイメージしてしまいがちです。

しかし、既存のパッケージを利用して必要な機能のみを追加で開発してもらうという方法も費用削減に効果的です。

既存のパッケージで業務に必要な機能はほとんど足りているけれども、いくつかの追加機能だけが欲しいといった部分的な要望の場合、パッケージを活用することで大きく費用を抑えることが可能となります。

最低限の機能に絞り、追加機能は別途依頼

ソフトウェア開発を依頼する場合、あれもこれもと要望が増えすぎることにより、費用が膨らんでしまうケースが少なくありません。

最低限必要な機能に絞り、開発を依頼することで大きく費用を抑えることが可能です。

また、追加機能の依頼に関しては、小さい機能・簡単な機能であれば、フリーランスや中小企業に別途依頼することで費用を削減することも可能です。

ソフトウェア開発は必ず1つの企業に一括で頼まないといけないわけではありません。
うまく依頼する機能を分散させるなどして、費用を抑えることが出来ないか検討してみましょう。

まとめ:ソフトウェア開発を始める前に費用の内訳を把握しよう!

本記事では、ソフトウェア開発に掛かる費用の内訳について、ご紹介してきました。

ソフトウェア開発は未知のモノを作成する必要があるため、正確な見積もりが非常に難しい分野であると言えます。

今回ご紹介した、ソフトウェア開発の内訳を参考に、適切な費用を見積もれるよう検討を重ねてみてください。