スタートアップが求めるエンジニアの採用方法とは?必要なスキルを把握しよう

スタートアップとして起業した会社の中には、社内にシステムを1から組みあげるだけの人材がいないという状況は良くある問題です。

ではエンジニア経験のある人をなんとなくで雇ってお願いしてしまえば、うまくいくのでしょうか?

残念ながらスタートアップ企業が求めているようなスキルを全て保持したエンジニアには、そう簡単に出会うことは出来ません。

解決策として、スタートアップ企業で必要なエンジニアのスキルを企業側がしっかりと把握した上で、求人募集を行う必要があると言えます。

本記事では、企業としてエンジニア採用を検討している担当者の方向けに、スタートアップが求めるエンジニアに必要なスキルや採用方法についてご紹介していきたいと思います。

スタートアップが求めるエンジニア像とは

スタートアップが求めるエンジニア像は簡単に言ってしまうと、スーパーマンのような人を求める傾向にあります。

スタートアップでは基本的に人員や予算に限りがある場合がほとんどで、1人のエンジニアに対して様々な要求を知らず知らずの内に求めてしまいがちです。

  • 業務知識が豊富
  • システム開発スキル
  • インフラ知識

業務知識が豊富

スタートアップでは、エンジニアが少なくなる傾向から、プログラム設計まで落とし込むケースは少なくなり、業務上の課題からシステム設計が出来る前提でエンジニアを求める傾向にあります。

いくらIT分野の経験が多くても、全く別の業務システムを開発するとなると、開発する分野の業務知識は欠かせません。

エンジニアを採用する際、同分野の業務知識が十分かを確認しておかないとシステム設計に落とし込むことが出来ず、採用活動が失敗に終わってしまう可能性も十分にあり得ます。

システム開発スキル

スタートアップのエンジニアはシステム設計だけでなく、自分自身でシステム開発まで行うケースがほとんどです。

それも既に基盤のあるプロジェクトではなく、1からシステムを開発するスキルが求められます。

プログラミング言語やフレームワークの知識はもちろん、システム全体の仕組みを理解していることがポイントとなります。

インフラ知識

スタートアップのプロジェクトでは、1からシステムを開発するスキルが必要になると解説しましたが、開発環境や本番環境のインフラに関しても選定する知識が必要となります。

そのため、サーバーの知識やセキュリティに関する知識も業務を遂行する上で欠かすことが出来ません。

プログラマーの求人ではアプリ開発のスキルだけに注目されがちですが、スタートアップにおいては、インフラ関連の知識を有しているかを確認することも重要なポイントです。

スタートアップで活躍出来るエンジニアとは

スタートアップで活躍できるエンジニアの傾向として、企業の考え方を十分に理解し、プロジェクトを牽引する能力が備わっていることが挙げられます。

  • 企業のビジョンに共感している
  • プロジェクトを牽引する能力
  • システム開発の経験・スキル

企業のビジョンに共感している

スタートアップでは労働環境が恵まれているとは言えず、忙しくなりがちな時期も多くなるため、「企業を成功させる」「プロジェクトを成功へ導く」といった意思のあるエンジニアが活躍出来る傾向にあるようです。

収入や立場などに捉われず、自分自身がプロジェクトを成功させたいと企業理念に共感しているエンジニアの方が、厳しい環境でも長続きすることが要因と考えられます。

プロジェクトを牽引する能力

企業のビジョンに共感しているだけでは、スタートアップのエンジニアとして適切とは言えません。

実力と共に、自分自身の意見をはっきりと伝えプロジェクトを牽引していく能力が重要になります。

特にスタートアップでは、エンジニア一人ひとりの意見が大きな意味を持つことも少なくありません。

他人に流されるだけでなく、自分自身の意見をしっかりと持ったエンジニアの方がスタートアップで生き残れる可能性が高いようです。

システム開発の経験・スキル

最後に当然ではありますが、システム開発の経験・スキルも重要なポイントです。

スタートアップでは、チームメンバーも最小限で構成されることが多くなり、メンバーに教えてもらいながら開発を進めるなんてことは出来ません。

それぞれが最低でも自走出来るくらいの経験やスキルは必要と考えた方が良いでしょう。

スタートアップがエンジニアを採用する前に検討すべきこと

スタートアップに限らずですが、闇雲にエンジニアを雇うことは避けるです。

特にスタートアップのように、限られた資金やスケジュールで動くプロジェクトでは適切なエンジニア採用を実施することがプロジェクト成功への鍵となってきます。

  • プロジェクトの規模感
  • システム開発の継続性
  • チーム内の状況と必要な人材

プロジェクトの規模感

まずはプロジェクトの規模感を把握して、予算やスケジュールから採用するエンジニアの数やスキルを選定する必要があります。

プロジェクトの規模感が不透明というケースもあるかも知れませんが、不透明な状態で多くのエンジニアを雇うことは危険です。

また、エンジニア数が少なくなるほど、なんでも出来る「フルスタックエンジニア」の存在が重要になってきます。

システム開発の継続性

システム開発が継続的に実施される予定なのかについても、エンジニアを採用する前に検討しておくべき事項です。

プロジェクトの規模がいくら大きくても、単発でしか開発する予定がないのに多くのエンジニアを正社員として雇ってしまっては、プロジェクト後の仕事がなくなってしまいます。

システム開発の継続有無によっては、開発会社やフリーランスエンジニアに依頼する方法も検討しておくべきでしょう。

チーム内の状況と必要な人材

現在のチーム内の状況と必要な人材を事前に検討しておくことも重要です。

例えば、既にプロジェクトマネージャーが存在する状態で、新たにプロジェクトマネージャーを雇っても、業務内容が重複してしまいます。

今必要なスキルや知識を持った人材を明確化し、最低限の採用コストでエンジニアを雇うように意識しておきましょう。

スタートアップのエンジニア採用手法

スタートアップのエンジニア採用手法も一般的な企業とそれほど変わりません。

ただ、スタートアップでは横の繋がりでエンジニア採用を行うことが、大企業などに比べると強い傾向にあります。

  • 横の繋がりから探す
  • 求人サイトやエージェントを活用する
  • フリーランスエンジニアを雇う

横の繋がりから探す

スタートアップでは上述したように横の繋がりからエンジニアを探すのが一般的です。

企業としてスタートしたばかりですので、なるべく少数精鋭で開始するのが基本となるため、信頼のあるエンジニアや面識のある方からの紹介でエンジニアを採用することが多くなります。

また、求人サイトやエージェントを利用すると少なからず費用が掛かりますので、費用を抑える意味も要因の1つとして挙げられます。

求人サイトやエージェントを活用する

求人サイトやエージェントを活用する方法も一般的です。

横の繋がりでエンジニアが十分に確保出来ない場合、次に候補となるのがこの手法となります。

スタートアップ企業は無名なため、企業理念をしっかりと掲載し、企業としての特徴をアピールすることで、優秀なエンジニアからの応募確率が高まります。

フリーランスエンジニアを雇う

スタートアップでは正社員としてエンジニアを採用するのではなく、一時的にフリーランスエンジニアを雇う方法も有効です。

期間限定で雇うことが出来る上に、大企業はフリーランスエンジニアと直接契約をしたがりませんので、優秀なエンジニアを確保出来る可能性も高まります。

リモートワークや私服勤務といった他社との差別化を図ることでも、フリーランスエンジニアを呼び込みやすくなる傾向にあります。

まとめ:スタートアップは本当に必要なエンジニアのスキルを把握しよう

本記事では、スタートアップ企業の担当者向けに、スタートアップのエンジニアに必要なスキルや傾向、採用における注意点などをご紹介してきました。

スタートアップでは、企業として本当に必要なエンジニアのスキルや経験を把握することが重要視すべきポイントとなります。

大企業のように豊富な予算で採用活動を行えないからこそ、企業として必要な人材を把握し、適切な採用活動を行えるよう、事前調査を欠かさないようにしましょう。