スタートアップ企業の管理部門とは?導入したいサービスと人材選びのポイント
「スタートアップ企業でも、管理を中小企業のように部門で分けた方がいいのだろうか」
このような疑問を持つスタートアップ企業の経営者も多いのではないでしょうか。
そもそも少ないメンバーで部門を分けることも難しく、経営陣が経理や人事を兼任している企業も少なくないでしょう。
しかし、スタートアップ企業こそ管理部門は必要です。
少人数のメンバーでサービスを展開し、利益を追求していかなければならないので、専門的な業務は分業することが望ましいでしょう。
本記事では、スタートアップ企業においてどのような管理部門が必要なのか、そして管理部門の業務を効率化する方法や人材を選ぶポイントを紹介します。
目次
スタートアップの管理部門とは
管理部門とは、いわゆる企業のバックヤードのことです。
管理部門には経理や人事・総務など、企業活動を円滑に回す中核として動いてもらわなければなりません。
管理部門がいるからこそ入出金を毎回チェックすることなく事業に没頭できますし、財務諸表など企業にとって重要なお金の流れはしっかりと動いているという安心感を得ることができるのです。
また、自社に採用する人材の募集を含む採用活動も、専門家に任せることで社内の人の流れを円滑にします。
もし、これら管理部門の仕事を経営陣が全て兼任しなければならない企業なら、事業やサービス開発に集中する時間は確実に削られてしまうでしょう。
つまり、管理部門は企業規模に関係なく必要な存在であり、スタートアップでも真剣に考慮すべき事業計画の1つだと言えるのです。
スタートアップ企業に必要な管理部門
スタートアップ企業には、多くの管理部門を作るほどのリソースがないかもしれません。
メンバーも少なく、経営陣が経理や人事を兼任しなければならないと思っている人もいるでしょう。
しかし、管理部門は想定される全ての業務に対して揃えなければならないというわけではありません。
ここでは、企業を成り立たせるために最低限必要であろう管理部門を 3つ紹介しますので、兼任するという負担を少しでも分散させ、企業成長のための活動に力を入れましょう。
経理部門
一般的な企業では、毎日お金の入出金が発生します。
応じて、お金の流れを把握するための管理が必要ですよね。
企業が管理すべきものには、仕入における買掛金や売上に関する売掛金、請求書や領収書の発行、月次年次の財務状況管理や税金計算と納付など、日々細かな処理が欠かせません。
これらを一手に担うのが経理部門であり、そこに配置したいのが経理の専門家です。
企業のお金の処理は1円単位ですべて把握しておく必要があり、決算処理を忘れるなどといったミスは基本的に許されません。
お金の流れは企業の血液ともいえる重要なものですので、スタートアップ時からしっかりと管理できる体制を整えておきましょう。
人事部門
人事は、企業内で働いてもらう人材を采配する役割を担います。
人材は企業の資産であり、事業の進行を大きく左右するものです。
人事は、採用計画から採用活動、在籍人員の把握や退職者への対応など、主に「人」を相手にする部門です。
人事異動や退職勧告といった場面では、人の気持ちと向き合いながら企業活動を支えていかなければなりません。
常に社員に対する公平な態度を維持する必要もありますので、情に流されない精神力や論理的な思考、また人間観察の力も必要になるでしょう。
移り変わる人の心に随時対応しなければならないため、態度や言葉を臨機応変に変化させられる経験値を必要とする部門だと言えるでしょう。
総務部門
総務部門の仕事は、企業目線で組織を成り立たせていくことです。
業務に必要なモノの管理や福利厚生の整備、契約書類の管理から従業員の健康管理まで、企業として必要な業務を幅広く担います。
行政書士や社会保険労務士などの知識で、企業と社会を結びつけるという重要な役割も果たさなければなりません。
総務部門は、専門性の高い業務を担当でき、経験も豊富な人材を配置する必要があります。
管理部門をクラウドサービスで効率化
インターネットが企業でも当たり前のインフラになった現代、管理部門も全てを手作業で行う場面は少なくなりました。
PCを利用して業務のワークフローを整えるだけでも管理部門の工数は削減できます。
さらに言えば、現代であるからこそ活用したいのがクラウドサービスによる業務効率化です。
管理部門を支えるクラウドサービスは、会計サービスはもちろん、人事・労務管理などもクラウド上で進めることが可能です。
管理部門の工数を削減することで、そこに携わる人数や工数といったリソースを最小限に抑えることもできますし、業務の負担も大きく削減できます。
管理部門にはスキルと資格を持つ経験者を
管理部門は、企業を成り立たせるための心臓部でもあります。
非常に専門性の高い業務が課せられ、ミスは許されません。
経理ではお金の管理を、人事では企業の資産である人材を、総務では企業活動のベースを担う場所だからです。
そこで業務を行ってもらう人材は、プロフェッショナルであることが望まれます。
簡単に言えば、経験豊富でスキルのある人材や、資格所有者です。
管理部門では、全てのメンバーが未経験というわけにはいきません。
業務のこと、法律のこと、お金の流れなど、経営に寄り添って考えられるスキルと経験がなければ務まらないのです。
つまり、管理部門に採用する人材はプロでなければならないということです。
未経験や、多少の経験値だけの人材を採用するのは、管理部門に余裕が出て、人材を育てるという目的を持った時で遅くはありません。
スタートアップ企業では、まず地盤を固めるための人材を見極め、有資格者や経験が豊富な人材を採用することがポイントです。
スタートアップの管理部門は人材とサービスの選択が重要:まとめ
スタートアップ企業は、長くて 3年間は利益が上がらない可能性があります。
なぜなら、資金調達などを繰り返しながらの資金繰りに対しする返済をしなければならないからです。
経営層が兼任すると工数が大きくなり、負荷がかかりすぎることで事業が進まないといった自体に陥ります。
そこで大切なのが、プロフェッショナルな人材を採用して管理部門を作り、業務を分担することです。
また、少人数で管理部門を支えるためにも、業務効率化を実現するためのサービスやツールを導入しましょう。
人材とサービスの良い選定が、後の企業資産として大きく未来を左右することになるはずです。
