【例文あり】エンジニアのスカウトにおすすめのサービスは?スカウトメールのコツも伝授
エンジニアを採用する一般的な方法としては、求人サービスや人材紹介サービスの利用が挙げられます。
自社の求めるエンジニアの応募を待ちながら、選考を行っていくことが主流となるでしょう。
しかし、エンジニア側からの応募を待つという方法は、ときにスピーディな採用を妨げたり、思うような人材との出会いを難しくしたりといったことも考えられます。
場合によっては、エンジニアの採用までに多くの時間と費用をかけることになるかもしれません。
そこで考えたいのが、「スカウトサービス」による採用方法です。
企業側から能動的にエンジニアに接触するスカウトなら、自社の待遇や入社によるメリットをアピールできます。
多くの企業にとっては、スカウトはエンジニアと出会うチャンスを増やすことにつながるでしょう。
こちらでは、エンジニアの採用時に利用したいおすすめのスカウトサービスを紹介していきます。
実際に使えるスカウトメールの例文も確認するので、エンジニア採用の参考にしてみてください。
目次
エンジニアのスカウトにおすすめのサービス
エンジニアをスカウトで採用する場合、専用のスカウトサービスを利用することがおすすめされます。
まずはどのようなスカウトサービスがあるのか、以下で確認してみてください。
- Forkwell
- CODEAL
- LAPRAS SCOUT
Forkwell Scout
「Forkwell Scout」は、WebやITエンジニアに特化した転職支援サービスです。
エンジニア特化型の人材プラットフォームにおいて、累計スカウト送信数と累計成約数がNo.1という実績(日本マーケティングリサーチ機構調べ)を持つのが特徴。
スカウトメールへの返信率が高く、送信相手となるエンジニアをスキルレベルから検索できるので、求める人材への効率的なアプローチが可能です。
選考に関する疑問や悩みはカスタマーサクセスチームがサポートしてくれるので、初めてスカウトを行う場合にも安心できます。
Forkwell Scoutが保持する約28,000人のエンジニアデータベースを使って、スカウトを実施してみるのもおすすめです。
参考:https://recruiting.forkwell.com/?utm_source=fs_lp&utm_medium=fs_lp&utm_campaign=fs_lp
CODEAL
即戦力のエンジニアをスピーディに採用するのなら、「CODEAL」もおすすめのスカウトサービスです。
最短10秒で求人作成が行えたり、エンジニアへのスカウトや応募状況の確認などがスマホで実施できたりと、簡易性が魅力となっています。
専属のHRコンサルタントがチャットとビデオ通話でサポートしてくれるので、採用結果を重視したい場合にも使いやすいスカウトサービスです。
メインとしてもサブとしても使えるスカウトサービスであることから、さまざまな採用シーンで活用できるでしょう。
CODEALは採用担当者向けに無料トライアルを実施しているので、まずはその使い心地を試すことから始めてみてください。
参考:https://www.codeal.work/contents/recruiterlp-01/
LAPRAS SCOUT
「LAPRAS SCOUT」は、エンジニアの情報をAI技術を用いて自動的に収集・分析するスカウトサービスです。
自社にマッチした人材、転職の可能性が高い人材を、膨大なデータから独自のアルゴリズムによってレコメンドしてくれます。
人の目では判断できなかった優秀なエンジニアを発掘できる可能性が、LAPRAS SCOUTにはあるのです。
転職の候補者を一括で管理するカンバン型タレントプールや、気になるエンジニアが転職しそうなタイミングを知らせてくれる機能、スカウトメール執筆のサポートなどシステムが充実している点も魅力。
AIを活用した新世代のスカウトサービスは、エンジニアの採用における新しい可能性を示すことに期待できるでしょう。
参考:https://scout.lapras.com/
エンジニアへのスカウトメールの書き方
エンジニアをスカウトによって採用するには、相手の心に響くようなスカウトメールを作成し、返信を得なければなりません。
そのためにはいくつかのコツや考え方を知ることが、大事な一歩になるでしょう。
以下からは、エンジニアのスカウトメールの書き方について解説します。
- テンプレートからの脱却
- 具体的な「個人」に宛てていることを強調する
- 自社の紹介は自慢にならないように注意
テンプレートからの脱却
エンジニアから返信をもらえるようなスカウトメールを作るには、まずテンプレートからの脱却を考えなければなりません。
パッと見たときによくあるテンプレートの文面であると判断されると、返信がされないどころか、読んですらもらえない可能性が出てきます。
場合によっては「熱心なスカウトメールを送る企業ではない」と思われてしまい、その後の採用活動に影響を及ぼすことも考えられるでしょう。
多くのスカウトサービス及び転職支援サービスは、簡単にスカウトメールを作成できるテンプレートを用意しています。
大変便利なテンプレートですが、そのまま流用する形ではどうしてもスカウトメールに個性や情熱を表現することが難しくなるでしょう。
あくまでテンプレートは構成の参考に利用し、まるまる使い回すことは避けるのが無難です。
テンプレートとは違った内容を用意できるかで、エンジニアからのメール返信率は変わってくると考えましょう。
具体的な「個人」に宛てていることを強調する
では、どうすればテンプレートから脱却したスカウトメールを作れるのでしょうか。
ポイントは、具体的な「個人」に宛てていることを強調することです。
たとえば相手の名前を入れたり、その人の実績やスキルに注目していることをアピールしたりといったことが、個人宛のスカウトメールを作ることにつながります。
「他の誰でもないあなたに宛ててスカウトメールを送っている」という特別な感覚が、返信の気持ちを育てるのです。
ここで注意したいのが、「テンプレートからの脱却=オリジナリティ溢れるメールを作ることではない」という点です。
テンプレートから外そうとするあまり、ビジネスにそぐわない文面を使うようなことがあると、逆効果となる恐れがあります。
あくまでビジネスにおける業務の一環であることを意識して、スカウトメールを作成するのがコツです。
自社の紹介は自慢にならないように注意
スカウトメールの作成においては、自社の紹介が自慢にならないように注意することも必要です。
「〇〇という実績があります!」「〇〇との取引があります!」
そういったアピールは、転職先を探しているエンジニアの心には刺さりません。
それよりも「その会社で何ができるのか」「自分のどういった能力が求められているのか」といった、エンジニア目線の言葉が重要となるのです。
スカウトメールに書ける言葉の数は限られています。
だからこそ自社の紹介は簡潔に済ませて、なぜスカウトメールを送ったのかをエンジニア目線で伝えることを意識しましょう。
エンジニアへのスカウトメールの例文
上記のポイントを踏まえて、スカウトメールの例文を作成します。
テンプレートのひとつとして、参考にしてみてください。
エンジニアへのスカウトメールの例文
件名:〇〇様 〇〇(自社名)の採用担当〇〇と申します。
はじめまして。株式会社〇〇の採用担当〇〇と申します。
突然のご連絡失礼いたします。
〇〇様の〇〇でのご経歴と、〇〇の資格をお持ちであることを拝見し、ぜひお話をしたいと思いスカウトメールを送らせていただきました。
弊社〇〇は、〇〇という分野で〇〇といった事業を展開している企業です。
(自社の事業内容を簡潔に書きます。公式サイトやSNSアカウントを持つ場合、そこで得られる情報は極力省くのがポイント)
弊社の情報に関しては下記にまとめて記載しておりますので、最後までお目通しいただければ幸いでございます。
今後新規サービスの立ち上げを予定しており、〇〇様のようなスキルを持つエンジニアに貢献していただきたいと考えております。
具体的には〇〇による事業をお願いすることになるかと思われます。
(エンジニアに任せたい具体的な仕事を記載し、なぜスカウトメールを送ったのかを説明した上で入社後のイメージを想起させます)
もしご興味がありましたら、一度お話をさせていただければと思います!
弊社が持ちます〇〇などの情報は、〇〇様の今後の活躍にもお役立ちするかと思われます。
(とりあえず話を聞くだけでもメリットがあることを強調します)
ご都合の良い日程をお知らせいただければ、こちらでコンタクトの機会を設定させていただきます。
(具体的にまずエンジニアが何をすればいいのかを明確にします)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
〇〇様からのお返事を心よりお待ちしております。
上記のような流れで構成しつつ、最後に会社の情報(URLやメールアドレス)を記載してスカウトメールは完成します。
まずはこちらを参考にスカウトメールを作成し、修正を加えて理想的な内容を構築していきましょう。
エンジニアをスカウトで採用することのメリット
エンジニアをスカウトで採用することには、下記のようなメリットがあります。
スカウトサービスの利用やスカウトメールの作成前に、そもそもなぜこのスタイルが定着しているのかを確認しておきましょう。
- エンジニアにきっかけを与えられる
- 自社の求めるエンジニアにアプローチが行える
エンジニアにきっかけを与えられる
スカウトによるアプローチは、転職を考えるエンジニアにひとつのきっかけを与えられる行為です。
エンジニアの需要は高いため、多くの企業に入社の可能性が考えられます。
しかし、それは選択肢を無闇に増やすことにもなるため、ときには何を基準に次の就職先を選ぶべきか迷う原因にもなるでしょう。
スカウトサービスやスカウトメールの活用は、そういった迷いを持っている人にとって、話を聞いてみようと思うきっかけになります。
きっかけはそのまま採用につながる可能性を秘めているので、企業にとっての大きなチャンスになり得るのです。
特に受動的な転職希望者に対して効果を発揮する点は、スカウトを利用するメリットになるでしょう。
自社の求めるエンジニアにアプローチが行える
スカウトは自社の求めるスキルや経歴を持つエンジニアに対して、ピンポイントでアプローチを行える制度です。
応募を待つよりも確実に求める人材に出会えるので、スピーディな採用実績につなげられます。
スカウトはこちらのタイミングで実施していくことができるため、求人を出して応募を待ちながらスカウトを行うといった効率的な方法も考えられるでしょう。
エンジニアの採用条件を絞りたいときや、求めるエンジニアの対象が特殊な場合には、積極的にスカウトを行っていくことがおすすめです。
エンジニアのスカウトを行う際の注意点
エンジニアのスカウトを行う際には、注意点も確認しておく必要があります。
特に重要な点を以下で解説します。
- ネガティブに感じられるワードを避ける
- スカウトメールは送るタイミングに注意
ネガティブに感じられるワードを避ける
スカウトメールでは、受け取ったエンジニアが気を悪くするようなネガティブなワードを避けるのがポイントです。
たとえば「急募」「人手不足」といったワードは、「エンジニアなら誰でもいいのか?」といった印象を与える可能性があります。
先に解説した通り、あくまで個人に向けたスカウトメールであることを強調するためにも、避けるべき言葉だと判断できるでしょう。
ネガティブに感じられるワードは人によって異なるため、一度作成したスカウトメールは社内でチェックすることがおすすめです。
周囲の意見を聞いて少しでもネガティブに感じられるワードを見つけたら、修正を行っていきましょう。
スカウトメールは送るタイミングに注意
スカウトメールは、送るタイミングも注意が必要です。
タイミングが悪いと、「せっかく返信が来たのに忙しくて合う時間をセッティングできなかった」といった事態にもなりかねません。
スカウトメールの送信時には社内のスケジュールを調整して、スムーズに返信が行えるようにしておきましょう。
まとめ:エンジニアのスカウトはこれからの採用の主流になる?
エンジニアへのスカウトは、通常の採用にはない多くのメリットがあります。
エンジニアの需要が高まっている今だからこそ、企業側から積極的にアプローチを行うスカウトを通して採用を進めることに意味があるでしょう。
この機会にこちらでご紹介した例文などを参考に、社内でエンジニアをスカウトする本格的な計画を立ててみるのもおすすめです。