有名CTO20選!その経歴と仕事の流儀、関連記事まとめ
IT企業のエンジニアにとってCTOは憧れの役職で、キャリアの頂点と言ってもよいでしょう。
また、転職を考えているエンジニアにとっては、その会社のCTOがどんな人物かは、入社後の仕事のスタイルに大きな影響があります。
この記事では、今イケているスタートアップ企業のCTОたち20人の、経歴と仕事の流儀をまとめました。ぜひ参考にしてください。
いま注目される成長企業のCTOの仕事の流儀とは
ご紹介する下記のCTОのほとんどが創業メンバーであり、2015年以降の立ち上げです。
「仕事の流儀は」は紹介した掲載記事やCTO本人のSNSなどから、ピックアップしました。
- 1. RevComm CTO 平村健勝
- 2. KAIZEN platform CTO 渡部拓也
- 3. ウミトロン CTO 岡本拓磨
- 4. MUGENUP CTO 伊藤勝悟
- 5. タイミー CTO 阿部勇一郎
- 6. シロク CTO 片岡直之
- 7. YPER CTO 島添 彰
- 8.アルサーガパートナーズ CTO 小俣泰明
- 9. LegalForce CTO 時武佑太
- 10. メドピア CTO 福村 彰
- 11. GINKAN CTO 三田大志
- 12. エウレカ CTO 金子慎太郎
- 13. ANDPAD CTO 金近 望
- 14. ペライチ CTO 香月雄介
- 15. NearMe CTO 細田謙二
- 16. atama plus CTO 川原尊徳
- 17. Sansan CTO 藤倉 成太
- 18. カケハシ CTO 海老原智
- 19. ChatWork CTO 山本 正喜
- 20. エブリー CTO 梶原 大輔
1. RevComm CTO 平村健勝
■会社 : 株式会社RevComm(レブコム)
2018年創業。音声解析AI搭載型のクラウドIP電話MiiTel(ミーテル)で、電話営業や顧客対応をデータ化するとともに可視化し、成約率向上、営業マンの教育コストの低下に寄与している。
■経歴
・2011年 東京工業大学大学院修了
・アクセンチュア入社。マネジャーとしてCRM導入や機械学習・深層学習を用いたプロダクト開発を担当。
・2018年 株式会社RevCommの立ち上げに参画
・2019年 Startup Architecture Of The Year 2019で「ソリューションアーキテクト賞」を受賞
■仕事の流儀
・開発チームがSlackなどのツールを用いて、オンラインのコミュニケーションで振り返りを行い、なにかあったらすぐ対応する。それがプロダクトオーナーそれぞれの責任であり、そういう文化を根付かせていきたい。
・カルチャーが違う人たちが一緒にものづくりをするためにはどうすればいいのかを戦略的に考えます。その結果として、プロジェクトの初期からプロダクトをいくつかの部品に分解するマイクロサービスで、それぞれで部品を作るように開発を進めています。
■関連記事
「適材適所な設計で70パーセント以上のコスト削減 AWSを駆使したAI搭載型IP電話のアーキテクチャ」https://logmi.jp/business/articles/321417
「旧態依然な電話営業をAIが変える!コミュニケーションを可視化する話題のサービス「MiiTel」を徹底取材」https://www.asteria.com/jp/inlive/working/3815/
2. KAIZEN platform CTO 渡部拓也
■会社 : 株式会社KAIZEN platform
2013年創業。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をトータルサポートする。顧客企業の成長にあわせたKAIZENチームをクラウド上で提供するプラットフォームサービス「Kaizen Platform」や、スマートフォン広告最適化のための高速動画制作サービス「Kaizen Ad」を提供。
■経歴
・2004年一橋大学 商学部卒業
・同年NTTコミュニケーションズに入社
・その後、グラファイト、ニフティなどでエンジニアとして活躍
・2010年 グリーにてNative Game事業本部で開発と事業の責任者を務める
・2014年 スマートニュースで広告プロダクトマネージャーを務める
・2016年 Kaizen Platform,に参画し、CTOに就任
■仕事の流儀
・せっかく日本でエンジニアを続けるなら、エンジニアという職業を若い世代の人たちが目をキラキラさせながら目指してくれるようなものにしたい。
・CTOがそのチームの中で一番の技術力を持っている必要性なんて全然ない。私がCTOとして果たすべき役割は、お客さまと技術者との橋渡しすること。
■関連記事
「エンジニアの幸せなキャリアって?当事者3人が明かすKaizen PlatformのCTO交代劇の裏側」https://type.jp/et/feature/2306
「エンジニアが事業のトップ・ラインを決めるんですーーグロースハックの Kaizen Platform に新 CTO が就任」https://thebridge.jp/2017/02/takuya-watabe-joined-kaizen-platform-as-a-new-cto
3. ウミトロン CTO 岡本拓磨
■会社 : ウミトロン株式会社
2016年創業。「持続可能な水産養殖を地球に実装する」をミッションに、水産養殖向けスマート給餌機「UMITRON CELL」、海上自律型の魚群食欲解析システム「UMITRON FAI 」などを開発。
■経歴
・東京理科大学大学院 理工学修士課程修了
・グリーに入社。ソーシャルゲームプラットフォームのバックエンドの開発に従事
・メタップスに入社。ウェブサービスやネイティブアプリの立ち上げを行う
・2016年 ウミトロンを共同創業。
■仕事の流儀
IТと結びつきにくい「自然」を相手にする難しさを楽しんでいる。今後は人間が定義していないデータへのIТ活動が当たり前になるが、その中でもっとも結び付けに行くのが「自然」で、それを解決するのが面白い。
■掲載記事
「ゲーム業界から水産養殖へ」水産タイムス一面に弊社CTO岡本拓磨のインタビューが掲載されました
https://pr-ja.umitron.com/page/3
■SNS
twitter https://twitter.com/um_takuma
4. MUGENUP CTO 伊藤勝悟
■会社 : 株式会社MUGENUP
イラストレーター、3DCGクリエーターを世界規模でつなぐクラウドソーシング・プラットフォーム事業で急成長。工程を細分化し、完全分業制でイラストを作成する仕組みを提供する。社員の4割近くがリモートワークで業務を行っており、2017年には「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」を受賞。
■経歴
・1988年生まれ
・首都大学東京卒業
・2010年 大学院1年生で起業
・2011年 株式会社MUGENUPに入社
・2012年 同社取締役に就任
・2015年 同社代表取締役CEOに就任
■仕事の流儀
・マネジメントをするだけのマネージャーでは信用されないし、うまくいかない。自分もプレイヤーとしてのスキルや技術があった上でのマネージャーだと思います。
・MUGENUPは、これまで在宅でイラストの仕事がしたいけどできなかった人に、仕事ができる環境を作りました。仕組みが変わって、今までできなかったことができるようになるのが一番楽しいですね。
■掲載記事
「30年間従業員として働くというイメージは当初からなかった」
https://career.levtech.jp/guide/pickup/column/8/
5. タイミー CTO 阿部勇一郎
■会社 : 株式会社タイミー
2018年創業。スマホアプリで空いている時間にすぐに働けて、すぐに報酬を受け取れるワークシェアサービス「タイミー」を展開。2019年には、旅行先でバイトをさがせる「タイミートラベル]をリリースした。
■経歴
・2017年 神奈川工科大学情報学部を卒業
・2018年 同大学院工学研究科に入学
・同年 タイミーの立ち上げに参画、大学院を中退してCTOに就任
■仕事の流儀
若い会社なので、技術選定にもいろいろとチャレンジできるのが、当社の面白さだと思います。最近のリリースでは「タイミートラベル」という、地方創生をコンセプトとしたワークシェアリングサービスは、Firebaseを使い、1名のエンジニアが1~2ヶ月ほどで全て開発しました。
■掲載記事
「上場を目指すスタートアップ企業がセキュリティの専門家を求めた理由――タイミー・阿部勇一郎さん」
【業務委託セキュリティアドバイザーの働き方事例】上場を目指すスタートアップ企業がセキュリティの専門家を求めた理由――タイミー・阿部勇一郎さん
「タイミーが始まってから1年が経ちました」
https://note.com/taimee/n/na606da017d7c
6. シロク CTO 片岡直之
■会社 : 株式会社シクロ
株式会社サイバーエージェントの子会社として2011年に創業。片岡CTOを含む4人が学生時代に作った写真共有アプリ「My365」がリリース10日間で10万ダウンロードを突破し、サイバーエージェント社長の藤田晋から「My365を会社化しない?」と声をかけられた。アプリ情報サイト「ドットアップス」や、解析ツール「グロースプッシュ」を運営、コスメブランド「N organic」も運営している。
■経歴
・1988年生まれ
・東京大学電気系工学を卒業
・2011年 株式会社シロクを設立し取締役に就任
■仕事の流儀
・任せてしまえば、やれなくはない。無茶振りかと思うことも、意外とみんなやってくれる。メンバーを信頼することが大切。
・自分自身がスピード感を持って、どんどん新しいものを立ち上げていくことが好きなので、そういう志向のメンバーと一緒に働きたい。
■掲載記事
「学生時代、仲間と作った「My365」がきっかけで起業|株式会社シロク 取締役/CTO 片岡直之氏」
https://career.levtech.jp/guide/pickup/column/18/
■SNS
face book https://www.facebook.com/katty0324
7. YPER CTO 島添 彰
■会社 : Yper(イーパー)株式会社
「置き配バッグ」とスマートフォンアプリを使った物流システムを運営する。盗難が心配なユーザー向けに、オプションとして東京海上日動と共同開発した「置き配保険」も展開。
■経歴
・1989年生まれ
・大阪府立大学大学院 情報情報数理科学修了
・2014年 サントリーシステムテクノロジーに入社
・同社にて自動販売機の新しいビジネスモデルを提案
・2017年 Yper(イーパー)を創業、CTOに就任
・2019年 東洋経済社の「すごいベンチャー100」に選出される
■仕事の流儀
周りからの興味の目を楽しめ。新しい環境になれば、お手並み拝見となるのは当然の事。対価を貰う以上、品定めをされる事を受け入れ、何よりも成果を出し続けろ。無理にホームランは狙わなくていい、ビジネスは打席数と打率だ。打席に立たないやつは信用されない。ただし勝負に勝つためには、実力が伴わない事であれば、自分から打席に立たない判断も必要な事を理解する。(facebookより)
■掲載記事
“置き配”は再配達率を減らす救世主になるか、置き配バッグ「OKIPPA」が3.5億円調達
■SNS
facebook https://www.facebook.com/akira.shimazoe
8.アルサーガパートナーズ CTO 小俣泰明
■会社 : アルサーガパートナーズ株式会社
2016年創業。「スマホファースト」で パソコンを利用しない業務スタイルを提案、提供する。大規模データベース・大規模トラフィックに対応ができるシステム提供が可能。
提案型開発により、「ITスペシャリストがいなくても、企画や仕様書が無いところからプロジェクトを推進することが可能」を唱う。
■経歴
・1977年生まれ
・千代田工科専門学校デザイン学部卒業
・NTTコミュニケーションズ、面白法人カヤックをへて、2009年 クルーズ株式会社に入社
・2010年 同社技術統括担当執行役員に就任
・2012年 クルーズ株式会社を退社
・2016年 アルサーガパートナーズ株式会社を設立
■仕事の流儀
・ITの自社サービスは、寿命が7年と言われていますが、私としては50年やっていける会社を目指していきたい。トレンドが過ぎると単価が落ちて、倒産や買収されかねないから。
・大企業は下請けに仕事を出すので、下請けの会社は決められた仕様書をこの通りに作りなさいと言われる。このような構造的にやる気が出ないような状況では、優秀な芽を摘み取ってしまう。
■掲載記事
“下請けには仕事を振らない”そのポリシーの背景にある日本IT企業の構造課題とは?
https://octopass.jp/770/
■SNS
twitter https://twitter.com/taimeidrive
9. LegalForce CTO 時武佑太
■会社 : LegalForce株式会社
クラウド型契約書レビュー支援ソフト「LegalForce」を運営。契約書に潜むリスクを AI が即座に洗い出し、人手と時間をかけるしかなかった契約書業務の品質向上を効率的に実現する。
■経歴
・東京大学大学院 情報理工学系研究科創造情報学(修士)修了
・2016年 ディー・エヌ・エー入社、ヘルスケア・アプリの開発に関わる
・2017年 LegalForceに「最初のエンジニア」として参画
■仕事の流儀
・肩書きよりも、エンジニアとして修羅場を乗り越えるという経験も含めて、一番経験値を高められそうな環境に身を置いた方がいい。
・エンジニアとしては、人生を賭けたゼロかイチかを経験するというのはどこかで必要だと思う。
■掲載記事
「法務をもっとわくわくする仕事にするためのプロダクトを開発する」
■SNS
facebook https://www.facebook.com/yuta.tokitake
10. メドピア CTO 福村 彰
■会社 : メドピア株式会社
2004年に石見 陽医師が創立。全国の医師の経験や知識を共有できるプラットフォームMedPeerを運営。国内の医師の3人に1人が利用している。
医師向けの転職サイト「MedPeer Career」、オンライン産業医「first call」、開業・経営医専サービス「CLINIC Support」、薬剤師専用コミュニティ「ヤクメド」などを展開。
■経歴
・2004年 横浜市立大学理学部を卒業、国内SIerへ入社
・2006年 株式会社ミクシィに入社、転職サイトFind Job!の開発責任者を務めた
・2012年 メドピアに入社、2年後CTOに就任
■仕事の流儀
わが社には「これは良い!良さそうだ!」と思ったことはすぐに試す文化があって、新技術の発掘や習得のために社外へ勉強に出かけることも推奨しています。社内では、Slackでチャネルを作って常に勉強会の情報交換をしていますし、有料のセミナーへの参加も会社が支援しています。2013年からは年3回、2泊3日でエンジニアの開発合宿を行っています。
■掲載記事
「エンジニアに投資は惜しまない。旬の技術を駆使して自らサービスを創り出せる、そんな組織でありたい」
「メドピアCTOが明かす、技術的負債を乗り越えるためにやったこと」
https://logmi.jp/tech/articles/321976
■SNS
twitter https://twitter.com/fukumura
11. GINKAN CTO 三田大志
■会社 : 株式会社GINKAN
2015年創業。食レビューや飲食代金からの還元で、仮想通貨「SynchroCoin」が貯まるトークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」を運営、世界155カ国で展開している。AIが口コミを分析し、個人の趣味嗜好にあった店をレコメンドすることで「口コミへの不信感」を解消することを目指す。
■経歴
・ウースター工科大学工学部電子工学科卒業
・スマートフォン向けアプリの開発会社に就職
・2014年に独立し、フリーランスとしてさまざまなプロジェクトに携わる
・2015年 GINKAN(ギンカン)を共同創業、CTOに就任
■仕事の流儀
アジアのマーケットを中心に展開するソーシャルディスカバリーサービスを通して、興味・関心・価値観を軸とした新しいコミュニケーション機会を創出したい。それによって人々のライフスタイルがより刺激的で豊かになる事を目指しています。新しいライフスタイルは、新しい人とのコミュニケーションから始まります。
(引用元 : https://jp.linkedin.com/in/hiroshimita)
■掲載記事
「トークンエコノミー型グルメSNSを手がけるGINKAN、約2.8億円の資金調達を実施」
https://innouvators.com/ja/article/10560/
12. エウレカ CTO 金子慎太郎
■会社 : 株式会社エウレカ
2008年創業。Facebookを利用する国内最大級の恋愛・婚活マッチングサービス「pairs」を運営し、日本と台湾、韓国で合計1,000万人以上に利用されている。オンライン結婚相談所「Pairsエンゲージ」も運営。
■経歴
・2010年 東京理科大理学部 卒業後
・2011年 カナダ留学
・2012年 株式会社エウレカに入社「Pairs」を立ち上げる
・2017年 取締役CTOに就任
■仕事の流儀
何かをやろうとなった時に、頭で長く考えて慎重にプランニングして…というよりは、まずはやり始めよう!という勢いを持ってくれる人と一緒に働きたい。
そして、自分のやりたいことを押し付けるだけではなく、周りのメンバーのことを尊重した上で「一緒にやろう」と巻き込んでいくような人と、ぜひ一緒に仕事をしたいです。
■掲載記事
「一緒にユーザーさんのライフステージを変えていきたい」エウレカ 金子 慎太郎氏
https://www.geekjob.jp/reccomend/eureka_s_k/
「“かねしん”のeureka CTO就任ストーリー」
https://www.wantedly.com/companies/eureka/post_articles/104759
13. ANDPAD CTO 金近 望
■会社 : 株式会社ANDPAD
2020年に株式会社オクトから社名変更。「建築現場の職人さんが外でも使いやすいモバイルアプリを作る」をモットーに施工管理アプリ「&ANDPAD」(アンドパッド)を開発し、運営する。導入企業は累計1600社を超え、10万人以上の全国のユーザーに利用されている。
■経歴
・1983年生まれ
・東京工業大学理学部情報科学科を卒業
・2009年よりベンチャー企業にて事業立ち上げに参加
・2012年 CEO稲田氏とオクトを設立。ANDPADの前身「みんなのリフォーム」を開発
・2014年 施工管理アプリ「&ANDPAD」をリリース
■仕事の流儀
CTOとして日々考えていることは「成長という概念を設計していく」ということです。
「成長」いう曖昧なものを、事業・組織・プロダクトの全てで具体化・設計して、仕組みに乗せていくことが僕のやりたいことです。そういう意味で、プログラムも組織作りも、一種のエンジニアリングだと思っています。
■掲載記事
「人生のテーマは『成長の場』を作ること」ベンチャー立ち上げを経てオクト創業にたどり着いたCTO金近が目指すもの
https://www.wantedly.com/companies/andpad/post_articles/106601
「テクノロジーで1日の業務を3時間削減。紙とFAXからの脱却を図る建築SaaSの挑戦――株式会社オクトCTO、CDO、VPoEの対談」
テクノロジーで1日の業務を3時間削減。紙とFAXからの脱却を図る建築SaaSの挑戦――株式会社オクトCTO、CDO、VPoEの対談
■SNS
twitter https://twitter.com/kanechika7
14. ペライチ CTO 香月雄介
■会社 :株式会社 ペライチ
2014年創業。誰でも簡単にホームページを作成できるサービス「ペライチ」を開発・運営し、20万人のユーザーを獲得。ネットショップなどの決済を業界最低水準の手数料で利用できる決済サービス「ペライチ決済」も運営している。
■経歴
1987年生まれ
2011年 中央大学卒業
2011年 web制作会社へ就職
2012年 フリーランスとして活動
2014年 株式会社ホットスタートアップ(現株式会社ペライチ)を共同創業
2019年 CTOに就任
■仕事の流儀
現在業務で必要とされる技術や、自分の好きな技術だけを、ただやみくもに追いかけているだけだと、いずれ壁にぶつかります。ではどうすべきかというと、まずエンジニアとしての自分が戦略の階層のどこに位置するかを見定めます。その上で現在の階層だけでなく、自分が昇進したら必要となる1〜2つ上の階層を学ぶことです。(ブログより)
■掲載記事
「グロースステージのスタートアップCTOたちが語る、急成長する組織とプロダクトの舞台裏」https://logmi.jp/tech/articles/317569
■SNS
twitter https://twitter.com/katsukii
facebook https://www.facebook.com/yusuke.katsuki
ブログ https://katsuki.hatenablog.com/entry/2018/10/14/231654
15. NearMe CTO 細田謙二
■会社 : NearMe
2017年創業。タクシーで同じ方向に行きたい人が見つかり、相乗りできるアプリNearMeを開発・運営する。今いる場所からの移動や興味をリアルタイムにマッチングして「もったいない」を解決し、地域資産と人々のニーズをマッチングすることを目指す。
■経歴
・東京大学大学院工学系研究科修了・工学博士
・エスキュービズムに入社。チーフエンジニアとしてEコマースパッケージ・POSアプリなどの開発に携わる
・2017年 NearMeの創立に参画
■仕事の流儀
技術が好きで、開発して一緒に楽しめる人と共に仕事をしたい。やらされるよりも、こういうことやってみよ、というノリの人が合うのかなと思います。ウェブの世界は日々すごいスピードで変わっていく世界なので、新しいものを抵抗なくどんどん取り入れてみよう、という人にわが社に参加してほしいです。
■掲載記事
「Member Interview 1(CTO 細田謙二さん)」
https://www.wantedly.com/companies/nearme/post_articles/160243
■SNS
facebook https://www.facebook.com/hosoda.kenji.7
16. atama plus CTO 川原尊徳
■会社 : atama plus
2017年4月創業。AIを活用したタブレット学習で、中高生の学習を個別にカスタマイズしたアプリを提供。「わかる子は、おどろくほど先へ。わからない子は、つまずいた根本の理由から」をモットーに展開し、全国の学習塾や予備校に導入され、創業9カ月目で5億円の調達に成功した。
■経歴
・2000年 東京大学入学
・2006年 東京大学大学院 情報理工学系研究科修了
・同年 Microsoft入社
・Hotmail、IME開発、データサイ エンティストなどを経て2017年 atama plus社を共同創業
・2018年 CTO of the year 2018受賞
■仕事の流儀
とにかくデータレイクにすべてのデータを投げ込もう! とりあえずs3に置けばなんとかなるから!
■掲載記事
「CTO of the year 2018によるLean開発話【データレイク編】 」
17. Sansan CTO 藤倉 成太
■会社 : Sansan株式会社
2007年創業。法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」、名刺アプリ「Eight」を開発・運営。名刺管理サービス市場のシェアは80%を超え、約6000社が導入している。名刺をスキャンするだけでデータとして活用できるのがウリ。
■経歴
・中央大学理工学部精密機械工学科卒業
・オージス総研に入社、赴任先のシリコンバレーで現地企業と共同開発事業に携わる
・2009年 Sansan株式会社に入社
・2018年 同社のCTOに就任
■仕事の流儀
技術向上だけに固執するエンジニアよりも、事業にコミットするエンジニアの方が重要です。エンジニアに必要なものは、技術力ではなく、実際に経済を動かすことであり、勉強よりも、簡単なタスクを効率的に回していき、チームに貢献することが大切だと思います。
■掲載記事
エンジニアにとって最も大事なのに忘れられがちな事業貢献の意識ーー「思考の出発点を間違えるな」【連載:藤倉成太】
https://type.jp/et/feature/11656
■SNS
twitter https://twitter.com/sigemoto
18. カケハシ CTO 海老原智
■会社 : カケハシ
2016年創業。薬剤師が患者と一緒にタッチ機能付き端末を見ながら服薬指導を行う「Musubi」を開発・運営する。データは薬歴として自動保存される。顧客満足度を高めると共に、紙での事務処理の負担をなくし薬剤師の働き方改革を目指す。
■経歴
・慶應義塾大学大学院政策メディア・研究科修了
・凸版印刷株式会社でバーチャルリアリティ用3DCGビューア/SDKの開発、
・3DCGコンテンツ制作会社でテクニカルディレクション
・グリー株式会社でSNS/プラットフォーム系開発に従事
・株式会社サイカの取締役CTO
・株式会社カケハシにCTOとして参画。
■仕事の流儀
スタートアップでは、一人ひとりが「変幻自在」という立場を意識することが重要です。自分の役割や専門性を固定化せず、必要なことに対しては状況に応じて柔軟に自らの役割を変えながらチャレンジしていく姿勢が不可欠です。
■掲載記事
「患者と医療をテックで結ぶ。日本の未来を変えられる仕事」
https://newspicks.com/news/4322231/body/
■SNS
facebook https://www.facebook.com/succhiello
19. ChatWork CTO 山本 正喜
■会社 :ChatWork
クラウド型ビジネスコミュニケーション・ツールChatworkを開発・運営する。ファイル送信、タスク管理、ビデオ通話などの機能が充実し、27万社が導入しているといわれる。
■経歴
・1980年生まれ
・2000年 大学在学中に兄の山本敏行と株式会社EC studioを創業
・電気通信大学情報工学科卒業
・2011年 「チャットワーク」を開発
・2012年 社名をChatWorkに変更
■仕事の流儀
創業当初から「中小企業のIT化」、ITを使って経営を加速するということに一貫して取り組んできました。
もともと「チャットワーク」は社内システムとして開発が始まり、事業化する想定ではありませんでした。
じつは企画を出したときには、チャットを事業化することは難しいんじゃないかと一回社内で却下されています。でも、私としてはいけると思っていたので、ならば社内システムとしての利用を目指すのでやらせてくれと粘った結果、ひとりでやるならばということで開発を始めることになりました。
■掲載記事
学生時代に兄弟で起業、理想の働き方を実現するために「ChatWork(チャットワーク)」を開発
https://mynavi-agent.jp/helpful/startup/category_it/chatwork.html
■SNS
facebook https://www.facebook.com/ymasaki
twitter https://twitter.com/msk_masaki
20. エブリー CTO 梶原 大輔
■会社 : エブリー
2015年創業。「だれでもおいしく簡単に作れるレシピ」を毎日配信するレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」を開発・運営する。2018年には、ライブ配信で紹介されている商品をその場で購入できるアプリ「CHECK」をリリース。他に「ママの課題を解決する」をコンセプトとしたファミリー向け動画メディア「MAMADAYS」など、「動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に」をコンセプトに事業展開している。
■経歴
広島大学大学院工学研究科卒業
2006年:ヤフー株式会社に入社
2007年:グリー株式会社に入社
2014年:グリー子会社の代表取締役として立ち上げを行う
2017年:エンジェル投資家として10社以上の立ち上げ支援を行う
2018年:株式会社エブリーに入社
■仕事の流儀
自分にとって苦手なことや経験の浅い分野でも、すぐ隣のメンバーにとっては得意分野だったりします。さまざまな知識が集結していることで、どんなノウハウや情報もすぐにキャッチアップできる環境を育てていきたい。
■掲載記事
「執行役員制度導入〜新取締役兼CTO/ライフスタイルカンパニー長、梶原の思い〜」
https://www.wantedly.com/companies/every/post_articles/131793
まとめ
ここにご紹介したスタートアップの事業内容は、養殖事業のIТ化から建設現場の施工管理まで多種多様ですが、共通しているのはCTОをはじめエンジニアたちの「仕事を楽しむ姿勢と」と「未来へのわくわくした心躍り」です。
また、多くのCTОが、技術だけでなく経営(全社的目的)への関心を、エンジニアたちに呼びかけています。
急成長中の20社のすべてが「エンジニア熱烈募集中!」であることも、付け加えておきます。