ベンチャー投資って何?メリット・デメリットを把握しよう!
投資を始めようかと検討されている方の中には、「ベンチャー投資」という言葉自体を聞いたことはあるけれども、イマイチ内容を把握出来ていない方も多いかと思います。
近年、技術の進歩が目覚ましいことも相まって、ベンチャー投資は数ある投資手法の中でも注目を集めている方法の1つです。
ベンチャー投資はハイリスク・ハイリターンの手法ではありますが、メリット・デメリットを把握して投資することで、大きな利益を生み出してくれる可能性のある投資法です。
本記事では、ベンチャー投資に興味を持った投資家の方向けに、ベンチャー投資とは何?といった基本的な情報から、メリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
投資で大きな利益を得たいと考えている方は、しっかりと内容を確認して投資先を検討してみてください。
目次
ベンチャー投資って何?
まずベンチャー投資に関してですが、「ベンチャー企業に投資すること」を指します。
ではベンチャー企業って何?他の投資法と何が違うの?といった疑問が浮かんでくること思いますので順次解説していきたいと思います。
- ベンチャー企業とは
- ベンチャー企業の特徴
- 将来性を予測する
ベンチャー企業とは
そもそものベンチャー企業に関してですが、一般的に創業後間もない企業全般のことをベンチャー企業と定義します。
一方で、革新的なアイデアや最先端技術を駆使している開発企業をベンチャー企業と呼ぶケースもあり、明確な定義は難しいのも実情です。
まだまだ企業として財政的にも安定していない企業が多く、今後の業務実績次第で飛躍するか否かが決まる不安定な状態の企業がほとんどです。
ベンチャー企業の特徴
ベンチャー企業の特徴として、何か明確なアイデアや高度な技術を用いてサービスもしくは製品を開発している企業が多くなります。
大企業では取り組みにくい事業などを、特化した形で企業としてのビジネスに繋げていることが多いようです。
ベンチャー企業では、現時点での企業価値はほとんどありませんが、株式公開や吸収合併などが起これば、企業価値が一気に飛躍する可能性が高いといった特徴もあります。
将来性を予測する
ベンチャー企業に投資する際には、企業の取り組みを自分自身が応援したい、もしくは売れると予想することで投資するケースがほとんどです。
前者の場合には、企業の取り組みに感銘し、企業としての将来性をサポートしたいといった意味で投資されます。
後者の場合には、企業が取り組む事業が、今後社会にとって需要が高ることを予想したり、大手企業が買収するだろうと予測して、安い時期に株式を購入しておくことで利益を上げる投資家の手法です。
ベンチャー投資のメリット
上記でご紹介したベンチャー投資ですが、投資家が注目する理由はいくつか存在します。
今回は中でも特に一般的な3つの理由についてご紹介していきたいと思います。
- 成長した際のリターンが大きい
- 経営に関与出来る割合が大きい
- 税制上の優遇
成長した際のリターンが大きい
ベンチャー企業に投資する最大のメリットとも言うべきは、やはりベンチャー企業が成長した際の利益率が高いことが挙げられます。
多くのベンチャー投資家のメインとなる目的であり、どの企業が成長するのかを見抜く力が試される投資法です。
もちろん企業自体の存続が出来なくなる可能性もありますが、その分企業が成長した際の投資家への還元率は、既に安定している企業の比ではありません。
経営に関与出来る割合が大きい
意外と投資家の中でもベンチャー投資の目的としている理由の一つとして、経営に関与出来る割合が大きいことも挙げられます。
ベンチャー企業の場合、投資家の絶対数も少ないことから、投資家の意見が通りやすいことが要因です。
企業側としても、投資家の持つビジネスノウハウを参考にしたいと思っていることは少なくないため、企業のサポート的な立場で投資する方も大勢いらっしゃいます。
税制上の優遇
ベンチャー企業への投資に関して、中小企業庁の「エンジェル税制」を目的とした投資家も数多くいらっしゃいます。
エンジェル税制は、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。
投資時点・売却時点の双方で税制上の優遇を受けられるため、投資家にとっても大きなメリットがあります。
ベンチャー投資のデメリット
ベンチャー投資がメリットばかりなのかと言うと、もちろんそんなことはありません。
むしろ、デメリットの方が大きくなるケースも少なくないため、株式購入前には慎重な検討が必要です。
- リスクが高い
- 将来の先見性が必要
- 株式購入が気軽に出来ない
ベンチャー投資はリスクが高い
まず最初にベンチャー投資にはリスクの高さが付き物です。
画期的なアイデアや最新技術に挑戦していても、実際に成功出来る企業は一握りなため、企業自体の存続が危ぶまれることも少なくありません。
また、ベンチャー企業の株式は上場企業の株式などに比べて流動性が低く、企業の業績が悪くなってきたから気軽に手放すことも難しいリスクも考慮すべきと言えるでしょう。
先見性が必要
投資家自身にもベンチャー企業に投資する際、先見性とある程度の知識が必要です。
企業側としては、自分達の目的や目標を魅力的に聞こえるよう、社外に向けて発信するわけですが、全てが企業の思惑通りに進むことはまずありません。
ベンチャー企業が挑戦しようとしている業界の動向を把握することや、特定分野の将来性を投資家自身がきちんと自分の意思で判断する必要があります。
株式購入が気軽に出来ない
ベンチャー企業の株式は、上場企業の株式のように証券会社を通して気軽に売買できるようなものではありません。
基本的には、ベンチャー企業の株式は企業役員との直接交渉で入手することになります。
では興味を持った企業に直接連絡すれば、株式を誰にでも売っているのかというとそうとも言えないのが現実です。
ベンチャー企業は投資家を経営のサポート的な役割として求める傾向があり、ビジネス知識がある方や人脈的なメリットのある方でないと購入することも難しいと考えた方が良いでしょう。
ベンチャー投資の方法は?
では上記のメリット・デメリットを把握した上で、ベンチャー投資を行いたい投資家はどういった方法を取るべきかご紹介していきたいと思います。
一般的には下記の3つのいずれかでベンチャー企業へ投資することになります。
- 直接購入
- クラウドファンディング
- ベンチャーキャピタル
直接購入
従来からの方法として、ベンチャー企業から直接購入する方法がまず最初に挙げられます。
直接購入の場合、既にベンチャー企業とのコネクションがあることが前提となり、第三者が購入するには敷居が高いのがデメリットです。
コネクションがない投資家の方は後述する2つの投資法を検討してみてください。
クラウドファンディング
クラウドファンディングでは、ベンチャー企業が自らインターネット上で投資家を募り資金を集める方法です。
クラウドファンディングの場合、直接購入のようなコネクションは必要ありません。
投資家は出資した金額に応じて、株式やストックオプションを得ることが可能です。
投資家にとっても数万円単位から投資出来ることも多く、気軽に参加出来るため、ベンチャー投資の入門とも言えます。
ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルは、投資家から資金を集めてスタートアップに投資する会社のことを指します。
投資家は直接ベンチャー企業に投資するのではなく、ベンチャーキャピタルを通してベンチャー企業へ出資を行う形です。
ただし、ベンチャーキャピタルの場合、比較的大口の出資のみ受け付けているケースも少なくないため、個人投資家が参加するのは難しいケースも多々存在します。
ベンチャー投資はコロナの影響を受けている?
最後に、ベンチャー投資とコロナの影響についても少し解説しておきたいと思います。
これからベンチャー投資を始めようと考えている方にも、知っておいてもらいたいコロナ前とコロナ後の状況を簡単にご紹介しておきます。
- 影響は避けられない
- コロナ以前の伸び率を維持することは難しい
- リーマンショックの再来か?!
影響は避けられない
ほとんどの業界がコロナの影響を受けていると言っても過言ではない状況で、もちろんベンチャー企業にとっても影響は大きく、おのずとベンチャー投資にとっても影響は避けられません。
ベンチャーに限らずですが、株式市場全般でコロナによる影響を受けた企業は数えきれないほど存在します。
今後情勢が安定するまでは、投資家にとっても手堅い企業に投資する傾向が強くなると予想されます。
コロナ以前の伸び率を維持することは難しい
そもそもコロナ以前のベンチャー投資が急激に成長しすぎていたことも考慮しておかなければなりません。
過去5年間で国内のベンチャー市場では、資金調達額が3倍にも達していたという情報も挙がっています。
今後もこの伸び率を維持できるかというと、コロナの影響もあり難しいと考えざるを得ないでしょう。
リーマンショックの再来か?!
一部ベンチャーキャピタルの専門家によると、リーマンショックの時と同じくベンチャー企業への投資は減っていくと予想されています。
今後多くの方が不景気は避けられないと予想していますが、不景気となると機関投資家などを中心にベンチャー企業への新規投資も減少する傾向にあるようです。
リーマンショック以上の経済打撃とさえ言われるコロナの影響は、リーマンショック同等またはそれ以上にベンチャー投資にも影響すると考えておくべきでしょう。
まとめ:ベンチャー投資はリスクとリターンを考慮して!
本記事では、ベンチャー投資について、基本的な情報からメリット・デメリットをご紹介してきました。
ベンチャー企業は投資先が成長すれば利益は大きくなりますが、投資資金を回収できないことも十分に考慮する必要があります。
現在はコロナの影響もあり、より複雑な市場状況が続いています。
しっかりと投資先企業の見極めを行った上で、ベンチャー投資に挑戦するか否かを決定することをおすすめします。
