ホームページ作成費用の相場とは?

こんにちは!
ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズのCTOの柳澤(やなぎさわ)です。
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こちらの弊社運営サイト、「スタートアップ開発ラボ STaP(スタップ)」では、企業の新規事業開発担当者の方や、システム開発責任者の方、事業責任者の方達に向けて、事業開発のコツや、自社プロダクトやWebサービスを立ち上げる際にポイントや注意点について、弊社ノウハウを包み隠さずにお伝えしています。
さて、今回はホームページを制作する時の費用相場について、開発別に紹介したいと思います。
専門業者の方にホームページ制作を依頼する場合、気にかかることの一つが制作にかかる「費用」ですよね。
実際にホームページ制作の相場を調べてみると、専門業者によってバラバラのためあまり参考にならない場合が多いです。
これからホームページ制作を依頼する予定の方は、このページをぜひ参考にしてみてください。
ホームページ制作を依頼会社を選ぶポイント
ホームページ制作を依頼する前に、その時に気をつけておくべきポイントについても理解しておきましょう。
①想定しているホームページを作成している会社を選ぶ
制作コストも気になるところですが、まずは求めているホームページのデザインをしっかりと考え、それに近いホムページ作成実績のある会社を選びましょう。
そのためにも、事前にホームページのデザインを考える必要がありますよね。
例えば、ホームページから売上へと結びつけたいと考えているのに、名刺代わり程度のホームページを制作しても失敗に終わり意味がありません。
これは予算を決める上でも大切ですが、目的に合わしてデザインを検討しなくてはいけません。
むやみにコストを抑えるのではなく、まずはどういった目的のホームページを制作したいかを考えましょう。
②制作会社選びは制作コストで決めない
制作会社を決める判断ですが、間違っても制作コストで判断しないようにしましょう。
なぜなら、制作会社によって得意なホームページの作り方があります。
例えば、A社はテンプレートを使っていますが制作スピードの早さを売りにしている会社もありますし、B社は時間がかかりますが入念に打ち合わせをして凄く凝ったデザインが得意の会社もあります。
ここで、自社が求めているホームページのタイプはどちらなのか考えましょう。
なるべく早くホームページが欲しいのに、時間がかかるB社に依頼をするのは賢いとはいえません。
このように、制作コストが製作会社によって変わってくるように得意な業務も違いますし、目的に適した製作会社も変わってきます。
③制作会社は自社と共通点がある会社を選ぶ
どうしてホームページを制作してもらうだけなのに、自社と共通点がある企業を選ぶのがいいの?と疑問に思うかもしれません。
ですが、これにはちゃんとした理由があります。それは、「SEO対策」です。
このSEO対策ですが、ただ単によく検索されそうなキーワードを選べばいいということではありません。
確かに、検索ランキング上位に表示されるかもしれませんが、そこには他にも競合企業が表示されます。
SEO対策の目的は、ホームページへ集客しそこから売上に変えることです。
そのときに、どのキーワードを選んでおけば新規の取引先企業を増やすことができるのか?
それには、SEOの知識だけではなくその企業や業界の知識、もしくは実績がある制作会社を選ぶことが正しいキーワード選定に繋がるといえます。
次に、依頼する前に気をつけたいポイント、準備することについて見ていきましょう。
ホームページ作成を依頼する前に準備するべきこと
ホームページの仕様を決める
ある程度のホームページ仕様を決めておかなければ、後々費用がかさむ原因にもなります。
もう少し詳しく見てみましょう。
・曖昧な仕様は見積もりの精度を下げる
ホームページを依頼する際に、なるべくホームページの仕様は明確にしておきましょう。
特に初めての依頼となると、どの仕様を決めればいいのか分からないと思います。
そこで、少しでも見積もりの精度上げるために以下の項目だけは最低限決めておくようにしましょう。
- ページ数
- ライティング
- 写真スマートフォン対応
- 対応ブラウザの種類
- デザイン案数
- 複雑なシステムの導入
- CMS導入
これらが見積金額に大きな差が出やすい仕様です。
制作会社は、クライアントとの打ち合わせによって求めているものを予想しながら見積もりを作成していきます。
しかし、受注が確定ではない限り細かい内容まで決める時間はありません。
そこで、上記の仕様だけでもクライアントがある程度考えておくことで、見積もりの精度を上げることが可能になります。
それぞれ値段が左右される理由について、詳しく解説していきます。
ページ数とその料金表
一般的に、1ページの作成にかかる金額は数千円~数万円になり、制作会社によって想定するページ数は変わってきます。
そのため、可能ならばページ数は依頼者が決めておくようにしましょう。
以下の表は、スマートフォン対応WordPressで制作した場合のおおよその相場です。
仕様 | 廉価版ライティングなし | 一般的ライティングなし | Webマーケティング実施 | マーケティング、SEO設計 |
8ページ | 5万円~40万円 | 20万円~ | マーケティング設計の場合、ページ数がもっと必要 | このページ数では不可 |
15ページ | 35万円~ | 50万円~ | 80万円~ | このページ数では不可 |
25ページ | 50万円~ | 80万円~ | 110万円~ | 130万円~ |
ここから、ページ内容によって多少値段が変わるかと思います。
ライティング、写真
基本的に、ホームページに掲載する文章や写真は依頼者が提供します。
しかし、依頼者側に文章を書ける人がいない、掲載できる写真がないとなった場合に制作会社がライターやカメラマンを手配することになります。
文章の場合、ライターに頼むとなると文字単価2円ほどになります。
単純計算で、文字数1000文字を10ページとなるとそれだけでも2万円の差が出てきます。
写真の場合、カメラマンが必要となるとさらに数万円上乗せになると考えてよいでしょう。
スマートフォン対応
このご時世、スマートフォンに対応していないホームページを制作することはまずないと思います。
ですが、あくまで名刺代わりとして利用したい程度ならば無理にスマートフォン対応にする必要もないかもしれません。
また、BtoBのビジネスならば尚の事です。
しかし、ホームページから売上に繋げたいと考えているのならば、スマートフォン対応にしておくのが無難といえます。
対応ブラウザの種類
ホームページ制作で厄介なのが、対応するブラウザの数や種類についてです。
Windowに標準でインストールされているWebブラウザの「IE」ですが、これはバージョンが古くなれば古くなるほど対応が難しくなってしまいます。
そのため、対応ブラウザの種類を増やすことでコストが上がるため、ブラウザのシェアとコストからどこまで対応させるか判断するのがよいでしょう。
デザイン案数
こちらからの要望を伝えることにより、デザイン案がいくつか制作されると思います。
しかし、デザイン案も無料ではありません。
制作された案に妥協せず、何回も作り直してしまうとそれだけでコストが増えてしまいます。
複雑なシステムの導入
例えば、ネット販売などの複雑なシステムを導入することにより値段は大きく変わってきます。
シンプルで簡単なシステムでも15万円以上、本格的なシステムを導入となると数百万以上になるなど値段が跳ね上がってしまいます。
CMS導入
CMSとは、コンテンツ管理システムのことをいいます。
これは、コンテンツを管理し更新するのが非常に簡単な作業になるため、ぜひとも導入することをおすすめします。
CMSを導入しない場合、数万円ほど安くなるかもしれません。
しかし、HTMLを覚える必要があるなど運営が大変になるためおすすめはできません。
さて、以上のことを踏まえた上で、ホームページ作成の相場について見ていきます。
ホームページ制作の相場
ホームページ制作の相場は、あるようでないということは理解して頂けたかと思います。
しかし、あくまで目安になる相場というのは存在します。一般的に、ホームページはほとんどが20万円~といわれています。
もちろん、上記にも書いてあるようになんらかのシステムを導入したりすると値段はまた跳ね上がって70万円~となります。
この項目では、パターン別に分けたホームページ制作の相場について、さらに詳しく説明していきたいと思います。
フリーランスとホームページ制作会社はどちらがよい?
ホームページ制作を依頼するにあたり、制作会社の他にフリーランスという選択肢もあります。
そのメリットとデメリットについても見ていきましょう。
フリーランスに依頼する場合のメリット
フリーランスに依頼する場合のメリットですが、納期や料金を依頼者の要望に応えて柔軟な対応をしてもらえる可能性が高いということがいえます。
また、フリーランスでやっている方には非常に専門的な方も多く、他では見かけないような個性的なホームページを制作してもらえる可能性も高いです。
フリーランスに依頼する場合のデメリット
デメリットがあるとすれば、フリーランスの方はホームページ制作ができなくなった場合に他に引き継いでくれる人がいないことです。
そのため、希望する納期に間に合わないといった心配も出てきてしまいます。
制作会社に依頼するメリット
一方で、制作会社のメリットはスタッフが複数いることによる幅広い要望の実現化が望めます。
制作会社に依頼するデメリット
デメリットは、その分ホームページ制作の最大のコストでもある人件費が高くつくことにより、何かを削ったとしてもコストダウンはあまり期待できません。
ホームページのパターン別に費用相場を比較
①自分で作成する場合の相場は「10万円以下」
ホームページ制作の費用をとにかく安く抑えたい場合、それはもう自分で制作してしまうのが一番です。
最近では、ホームページを制作する環境を提供してくれるサービスもあるようで、それらを利用した場合は月額料金が1000円以内と最も制作コストを安く抑えることができます。
②テンプレート型の相場は「30万円程度」
とにかく早く、ある程度デザインもしっかりとしたホームページを制作したい場合はテンプレート型で依頼するのがおすすめです。
デザインは、テンプレートの決められた範囲で変更する程度しかできないため、多少の違和感を感じる場合があります。
③オリジナルのホームページの相場は「20~100万円以下」
一般的なホームページ制作を依頼した場合に、一番多い価格帯がこちらの相場になります。
ホームページのデザインも一から制作するため、他社と似たようなデザインにはなりにくく個性を出しやすいといえます。
また、デザインに拘ることもできるため完成したホームページのクオリティも格段に向上するでしょう。
④課題解決型の相場は「100万円以上」
ホームページの作成コストが100万円以上かかる場合は、売上の向上や集客などなにかしらの課題解決型のホームページが多いです。
他にも、マーケティング調査やSEO対策などがされており、上記のホームページよりもより明確な目的を持ったホームページといえます。
まとめ
ホームページ制作にかかる費用相場について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ホームページの制作費用は、細かい仕様などからも変わってくることがお分かり頂けたかと思います。
ぜひこれらを参考に、ホームページの制作依頼をする際に役立ててみてください。