採用手法15選!新卒・中途採用に役立つ採用手法の特徴をチェック!

人手不足が叫ばれる中、優秀な人材を確保していくにはどうすればいいのかとお悩みの採用担当の方も多いのではないでしょうか。

団塊世代が労働の場から離れていく一方で、若い世代の労働力は以前と比較しても圧倒的に少なくなってきています。

また新卒と中途採用では手法に大きな隔たりがあるため、従来の採用手法では思い描くような採用ができていないこともあるでしょう。

そこで今回は、従来の主な採用手法に加え、最近注目されてきた新しい採用手法についてもご紹介をしていきます。

自社の採用をさまざまな面から検討し、どの採用手法が良いのかを選択してみてください。

主な採用手法8選

それでははじめに、主な採用手法8選についてご紹介していきます。

それぞれの手法の特徴やメリット・デメリットも記載しますので、参考にしてみてください。

  • 求人媒体 (求人広告)
  • 求人サイト(転職サイト)
  • 紙媒体求人(求人情報誌・新聞折り込みチラシ)
  • 自社リクルーティングサイト
  • 合同説明会・イベント
  • インターンシップ
  • ハローワーク
  • エグゼクティブサーチ

求人媒体 (求人広告)の特徴

求人広告とは、企業の人材採用の情報を掲載している広告です。

新聞、折り込みチラシ、求人雑誌、フリーペーパー、求人サイトなどがあります。

ターゲット・掲載料金・期間など媒体によって様々なため、媒体選定によって大きく成果が変わります。

メリット ・短期間で多くの人に情報を配信することができる
・地域での求職者をターゲットにできる
・採用人数による料金の変動がない
デメリット ・他の求人情報に埋もれてしまい、応募者の目に留まり辛い場合がある
・情報量が限られる

求人サイト(転職サイト)の特徴

現在では求人サイトが主流になっており、最も多くの求職者が利用している媒体と言えるでしょう。

大手転職支援会社が運営をしているサイトから、業界に特化したサイト、職種に特化したサイトなど種類はさまざまです。

また雇用形態による特化サイトもあり、正社員なら「リクナビNEXT」、パートやアルバイトなら「タウンワーク」や「フロム・エーナビ」などがあります。

多くの求職者に情報を提供するのには長けていますが、情報量が豊富で自社が埋もれてしまう可能性も含みます。

メリット ・応募者と直接やりとりができる
・多くの求職者に情報を提供できる
・転職潜在層にもアピールできる
デメリット ・自社にマッチングした応募者がくるとは限らない
・採用担当の工数がかかる
・求人広告を作成するのに時間がかかる

紙媒体求人(求人情報誌・新聞折り込みチラシ)の特徴

紙媒体の求人には、求人情報雑誌や新聞の折り込みチラシなどがあります。

求人情報のフリーペーパーで有名なのは「タウンワーク」でしょう。駅やコンビニエンスストアなどに設置されます。

どの紙媒体を利用するかによって、集まる求職者の年代も違いますので、訴求したいターゲットによって使い分けましょう。

メリット ・地域別に求職者をターゲットにできる
・シニアの採用には最適
・急募の場合に効果がある
デメリット ・配布のタイミングによっては効果が得られにくい
・掲載場所によっては効果が得られにくい
・文字数などの制限があるので情報が限られてくる

自社リクルーティングサイトの特徴

自社リクルーティングサイトでは、自社の魅力や社風を伝えることができます。

ただ、集客力がある程度ないと多くの求職者には届きませんので、他の手法と並行して対策をすると良いでしょう。

コンテンツの充実を図り、自社のブランディングをしながら定期的に発信していくことが重要です。

コストは、最初の立ち上げに多少かかりますが、その後はメンテナンス程度なので長期的に見ればコストを抑えることができるでしょう。

メリット ・他社との差別化を訴求できる
・長期的に見るとコストを抑えることができる
・自社の魅力を自由に表現できる
デメリット ・集客力は弱い
・定期的なコンテンツの更新が必要になる
・企業に興味がある人しか集まらない

合同説明会・イベントの特徴

新卒採用の合同説明会や転職イベントなどでは、多くの企業が集結して自社のブースを設け、そこにくる学生や転職者に声かけ、面談を行います。

自社を知らない求職者向けに知ってもらう機会として有効でしょう。

さらに参加している他企業がどんな採用を行っているのかを知ることもできます。

メリット ・多くの求職者に会える
・自社を知らない人に知ってもらうことができる
・気になった人にはその場でアプローチができる
デメリット ・他社との差別化が分かりにくい
・大手有名企業にばかり人が集まりやすくなる
・採用担当者の手間がかかる

インターンシップの特徴

インターンシップとは、学生に在学中にインターン生として働いてもらう方法です。

実際に自社で働いてもらうため、自社の魅力や事業内容、仕事内容も理解した上での入社を期待できます。

また、企業としても面接だけでは分からない部分を発見することができるため、双方にとってメリットのある機会になると言えるでしょう。

インターンシップの期間は、それぞれの企業により異なりますが、1日から長期の間にかけて行うものもあり様々です。

メリット ・学生と企業のミスマッチの減少が期待できる
・学生の能力を見極めることが可能である
デメリット ・自社でプログラムを作成する必要がある
・メンターになった社員の負担が増える

ハローワークの特徴

ハローワークは公共職業安定所のことで、就職先を探している人に仕事を紹介したり、仲介したりする役割を果たします。

無料で求人掲載ができるのがポイントです。

ターゲット層でいうと、若い人よりかは中高年の方が多く利用している傾向があります。

メリット ・求人は無料で掲載ができる
・採用しても特に費用はかからない
・条件によっては助成金がでる場合がある
 デメリット ・学生の利用は少ない
・マッチング精度は低い
・手続きが面倒である

エグゼクティブサーチの特徴

いわゆるヘッドハンティングで、企業が求める条件に合う人材をピンポイントで紹介してもらえるサービスです。

欧米では既存の採用手法でしたが、日本においては2010年代以降活発化してきました。

エグゼクティブサーチの場合は、紹介料を着手金として払うことが多く見られます。

メリット ・採用条件に合った人材をピンポイントで紹介が可能である
・マッチングの精度は高い傾向にある
・初期費用はそれほどかからない
 デメリット ・一人にかかる採用単価が高額である
・採用までに時間がかかる場合がある
・常にマッチングする人材を確保できるとは限らない

新しい採用手法7選

採用市場は、買い手市場から売り手市場へと変わりました。
最近では、内定している学生は2社以上から内定をもらっている割合も多く、企業としては内定辞退という現象が起きてるのも事実です。

そのため、企業側から積極的にアプローチする攻めの姿勢が求められてきています。

実際、これまでの採用形態は求職者が企業にエントリーする形態でしたが、現在は企業からオファーをする逆求人の採用形態を取る企業も増えてきました。

そのような時代の中で、ここ近年で注目されてきた新しい採用手法についてご紹介していきます。

  • ダイレクトリクルーティング
  • ソーシャルリクルーティング
  • リファラル採用
  • 逆求人採用
  • ミートアップ
  • Web説明会・Web面接
  • 人工知能マッチング

ダイレクトリクルーティングの特徴

ダイレクトリクルーティングとは、データベース上から自社の求める人材を探し出してアプローチをかけることができる手法です。

自社でイベントを開催し学生や転職希望者を集めるといったやり方もあります。

求職者と直接のやりとりができることで柔軟な対応ができる反面、採用担当の力量も必要になってきます。

メリット ・1人あたりの採用コストを抑えやすい
・自社の欲しい人材を探し出し、直接アプローチすることができる
 デメリット ・採用担当の工数がかかる
・採用担当の技量による部分がある

ソーシャルリクルーティングの特徴

最近では若者の多くがSNSを用いて就職活動をしているのも、珍しくない光景になりつつあります。

そこで、企業側が自社のホームページだけではなく、FacebookやTwitterなどのSNSを利用して採用して獲得していくソーシャルリクルーティングを活用するようになりました。

企業がSNSを通して情報を発信していくため、企業と求職者の相互のコミュニケーションを図ることができるようになっています。

メリット ・幅広く求職者に情報を公開できる
・低コストで導入することが可能である
・相互コミュニケーションツールとして最適である
 デメリット ・採用担当の運用工数がかかる
・定期的に情報を発信し自社のファンを増やすのには時間がかかる
・情報漏洩や炎上の可能性もあるので注意が必要になる

リファラル採用の特徴

縁故採用とも言われる、自社の社員の知人や友人などを紹介してもらう採用手法です。

求職者の人柄やスキルをより詳細に把握することができるため、マッチングの精度が高くなりやすい採用手法と言えます。

紹介制なのでコストもかからず、自社に合った人材の確保に有効的です。

一方で社内から公平性に欠けるということで大企業では禁止にしている企業もあります。

メリット ・コストを抑えることができる
・マッチングの精度が高い
・事前に人柄やスキルを知ることができる
 デメリット ・紹介してもらえるような仕組み作りを考えなければいけない
・社員の知り合いであるため、合否の通知には丁寧さが求められる
・不公平だという社内の反発もある

逆求人採用の特徴

逆求人採用とは、学生が逆求人型のサイトに自己アピールややりたい事、なりたい自分などを掲載し、それらの情報を見た企業側が学生にアプローチをかけるという採用手法です。
比較的意欲の高い学生に出会える場として注目されてきています。

メリット ・自分を売り込む能力に長けている意欲的な人材とコミュニケーションが取れる
・自社を知らない人材ともコンタクトが取れる
 デメリット ・採用基準を明確化にする必要がある
・採用担当の工数がかかる

ミートアップの特徴

自社のことをよく知ってもらうための社員と学生が交流を深めるイベントを開催し、その中で自社に合った学生が居た場合には選考に繋げていくといった採用手法です。

よくある合同説明会などと比べ、比較的リラックスして気軽に情報交換できるような内容になっています。

学生と企業のマッチングのズレも起きにくく、効果的な手法であると言えるでしょう。

メリット ・自社の理解を深めてもらうことができる
・SNSなどで情報が拡散されやすい傾向がある
・良い人材を見つけたら直接アプローチができる
 デメリット ・自社に興味をもっている学生しか集まらない
・ファンを増やしていくのには時間がかかる
・採用担当の工数がかかる

Web説明会・Web面接の特徴

インターネット上で行う採用手法です。

多くの企業を見たいと考える学生にとっては、1つの企業に割ける時間は多くありません。

そのため、「Web上で開催しているのなら」という理由で参加を決める学生も多くいます。

また、距離があってなかなか場所を移動できない遠方に住んでいる地方の学生たちも、インターネット上であれば参加できるというメリットがあります。

メリット ・母集団の拡大に有効的である
・コストがかからない
・遠方の学生にも情報を配信できる
 デメリット ・学生一人ひとりの反応を吸い上げにくい
・途中で退席される可能性が高い
・コミュニケーションが取りづらい

人工知能マッチングの特徴

学生のデータベースの中から人工知能を活用してマッチングを行い、企業に合った学生に対してアプローチすることができるという採用手法です。

求人の応募から採用にいたるまで、幅広い業務を人工知能に任せる事もできます。

今までの採用手法は全て採用担当者の工数がかかりましたが、人工知能を使う事でその手間を省くことができます。

メリット ・採用コストを削減することができる
・人工知能の精度をあげることができれば、ミスマッチを減らすことができる
 デメリット ・求職者の顔を見ることができない
・人工知能で全てがまかなえる訳ではない
・導入のコストがかかる

【中途】ユニークな採用手法の企業事例

次に、中途採用でのユニークな採用手法の事例をご紹介します。

複業採用

株式会社サイボウズが採用しているちょっと変わった手法が、複業採用です。

これは、既に求職者が他社や個人事業で仕事に携わりながら、キャリアを形成する一貫として株式会社サイボウズで働くことができる制度になります。

職種としては、エンジニア職やビジネス職での募集があり、在宅勤務も可能です。

時代と非常にマッチングされた手法と言えます。

夫婦採用

株式会社カヤックが採用している手法で、夫婦で同じ職場で働きたいという要望に応える手法です。

株式会社カヤック自体が、ゲーム関連の事業内容ということもあり、チームで作業をしていくことも多く、夫婦のような信頼関係が大切だと考えられています。

お互いが理解しあえている関係性のため、円滑に業務を遂行することが可能になります。

体感転職採用

エンジャパン株式会社は、体感転職採用を以前より行っていました。

体感転職というのは、求職者と企業とのマッチングのズレをなくすために、選考中に実際の職場を体験できる手法です。

入社してからの社内風土で認識のズレが多かったという背景のもと作られた制度になります。

【新卒】ユニークな採用手法の企業事例

次に新卒採用でちょっと変わった手法を用いている企業を紹介します。

NO.1採用

ソフトバンク株式会社で行われている、さまざまな分野でNO.1になった実績のある人を優先的に採用する手法です。

なにごとも一番になるためには、さまざまな努力を積み重ねていること、それらの実績は評価されるべき事柄で、価値のあるもの、と考えた結果生まれた手法になります。

麻雀採用

スターティア株式会社では、企業と学生が麻雀を介して競い合い、その結果、優勝者は最終面談からスタートできるという、かなり変わった選考方法を採用しています。

麻雀を通して学生の本質を見抜くことができるため、人材を発掘するのには有効的なツールなのかもしれません。

インフルエンサー採用

株式会社サイバーバズは、インフルエンサー採用をスタートさせています。

インフルエンサー採用とは、SNSで大きな影響のある人材を優先的に採用する手法です。

フォロワー数によって手当がついたり、投稿のいいね数で書類選考をスキップできたりなど、かなり面白い内容となっています。

まとめ:採用手法を決めるにはターゲット決めが大切

様々な採用手法をご紹介してきましたが、問題はどの手法を選ぶかですよね。

重要なのは採用したい人材の条件を明確にすることと、テストを繰り返すことです。

この手法であればどの企業でも上手くいく、といったものはありません。

このターゲットであればこの採用手法が効果的なのではないか?と仮説を立て、実際に検証を繰り返していけるかどうかが、将来の採用の成否に関わってきます。

今回ご紹介した採用手法を参考に、ぜひ自社に合った手法はどれなのか?を考えてみてください。