ソーシャルハラスメントとは?事例からSNS活用の注意点までを解説

FacebookやLINEなど、SNS(ソーシャルネットワークサービス)は日常で誰もが使用するツールになりました。

近年では、会社などのコミュニケーションツールとして活用するケースも増えてきました。

そのため、SNSをプライベートなツールとして認識している人や詮索されたくない人にとっては、ソーシャルハラスメントをした側が意図せず、何気ないSNSの交換やSNS上でのやり取りなど苦痛に感じてしまう場面があります。

今回はそんな事例なども踏まえて、ソーシャルハラスメントについて解説していきます。

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ソーシャルハラスメントとは?

ソーシャルハラスメントとは、ソーシャルネットワークを利用した嫌がらせ行為の総称です。

具体的には、SNSでのつながりを求めることや投稿へ干渉、無断で写真を流布するなど様々なハラスメントがあります。

例えば、友達登録を強制したり無断で写真を投稿したり、自分の投稿に「いいね」や「コメント」をつけることを強要するのもソーシャルハラスメントになり得ます。

特にSNSをプライベートとして楽しんでいる人が多い中、会社のコミュニケーションツールとして活用しようとしまうと、意図はしていなくてもソーシャルハラスメントになる可能性は高くなるでしょう。

ソーシャルハラスメントの事例を知ろう

ソーシャルハラスメントに該当する行為とは何か、その定義は非常に曖昧です。

そこでまずは、具体的な事例を元に理解する必要があります。

実際のSNS(ソーシャルネットワークサービス)を例にして解説していきますね。

  • LINEの交換
  • LINEの既読状態の確認
  • LINEのグループ作成
  • Facebookでの友達申請
  • FaceBookの投稿への反応
  • FaceBookへの写真の無断投稿

LINEの連絡先交換

LINEは、今や必須の連絡手段となります。
電話よりLINEの通話機能をよく使うという方も多いのではないでしょうか。

そんなLINEの連絡先交換。
特に会社の上司などが交換する場合は注意が必要です。

このLINEはプライベートなプロフィール画像や投稿機能など、設定や投稿を楽しんでいる方がほとんどです。

そんな中、断りづらい上司や目上の方から連絡先を聞かれれば断りづらくなってしまいます。
それをきっかけに上司に対する印象が変わってしまう場合もあるのです。
そんな些細なことではありますが、プライベートとそうでないシーンとで明確に切替えをつけている人にとっては、重要な問題なのです。

LINEの既読状態の確認

LINEの代表的な機能の一つとしてメッセージの既読表示があります。
この機能は便利ではありますが、「既読スルー」などの言葉が生まれるなど、既読後すぐに返答しないと後ろめたさを感じてしまいます。
相手が会社の上司や関係者ならなおさらです。

また、間違っても「既読スルー?」などと返答してはいけません。
「なぜ返さないんだ」といっていることと同じだからです。

LINEのグループ作成

親しい友人同士で作る閉鎖的なコミュニティの「グループ機能」。
ともすれば、ハラスメントの温床になりかねません。
何の告知もなくグループを作られることで、グループ内部のユーザーは属するユーザーにコンタクトすることが出来ていまいます。
これは、知られたくない人にまでアカウントを知られてしまうことになります。

また、特定の人物だけをグループに招待せずにコミュニティを構築してしまう点も問題となっています。

Facebookでの友達申請

Facebookは、原則本名で登録することになっています。
勤務先や居住地などの設定項目もあるため、会社関係者は容易に検索出来てしまいます。
そういったことから、本人に無断で友達申請するのは得策ではありません。

プライベートの友人だけでやり取りをしている場合も多いだけに、一旦友達になってしまった場合、見られているのではという緊張状態になってしまう可能性があります。

FaceBookの投稿への反応

投稿に対して不用意に「いいね」や「コメント」をすることもハラスメントに繋がりかねません。
何気なくしたつもりでも本人にとっては、常に監視されているのではと感じる場面もあります。
これは、最悪の場合プライバシーの侵害やストーカーとして認識されてしまうため、注意が必要です。

FaceBookへの写真の無断投稿

日常に起きたことなどを投稿できるのがFacebookの良さでもありますが、
集合写真など写真を投稿する際は、できるだけ各人に許可を撮ってから投稿するよにしましょう。
肖像権の侵害に当たる他、投稿した写真で勤務先や現在の職業などがわかってしまう場合があり、それらの項目を知られたくない人にとってはプライバシーの侵害に当たるからです。

ソーシャルハラスメントへの対処法とは

ソーシャルハラスメントに該当する要因は様々ありますが、ハラスメントはいつ何時受けるかわかりません。
受けた場合への対策や対処法を検討しておく必要があります。
ここでは、具体的にどのような対策を取るべきかについて解説していきます。

自分の意向を伝える

ハラスメントやそれに該当すると思われた場合は直接自分の意向を伝えてみましょう。
これらハラスメントを行っている人は、大抵の場合、自分がハラスメントをしているという自覚はありません。
かと言って、ストレートに伝える必要はありません。
「プライベートと分けているので」などそれとなく伝えてみると良いでしょう。

特定の人物の通知を切る

一旦SNSで接点を持ってしまった人と関わりを断つことは、難しいでしょう。
会社関係の人であればなおさらです。

また、自分の意向を伝えづらいという人も多いのではないでしょうか。
そんな場合には、特定の人物がいいねやコメントをしてきても通知をしない設定にすると良いでしょう。
目にする頻度をなくすことで、気にする頻度が格段に減ります。

ソーハラ上司にならないために!SNS活用の注意点を知ろう

ソーシャルハラスメントを行う上司のことを「ソーハラ上司」と揶揄する言葉も出ている通り、このような認識をされてしまう事例は跡を絶ちません。
では、当事者となり得る方たちはどのような対応が望ましいのでしょうか。
以下に具体例を交え、解説していきます。

不用意な反応をしない

会社の部下などに対して日頃から親しくしていたとしても、SNSでは彼らの友人や家族など様々な人間が投稿を見ています。
そういった視点を常に持ち、会社関係の投稿以外での「いいね」や「コメント」での反応は極力しないようにしましょう。
プライベートと仕事を区別するのと同じくSNS上でも立ち振舞を意識する必要があります。

まとめ:ソーシャルハラスメントは受け手のことを考慮して未然に防ぐ

ソーシャルハラスメントは、受け手がどのように感じるかでハラスメントになるかどうかが決まります。
日頃から関係があり、気心知れている相手であれば、問題は起こりにくいかもしれませんが、そうでない場合、は細心の注意が必要です。
SNS上では常に受け手のことを考えた立ち振舞いを心がけて利用するようにしましょう。