【どれがいいの?】クラウドファンディング構築サービスを徹底比較!
こんにちは!
ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズの柳澤です。
弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています!
こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中でのプロの目線で、これから事業を始めようと思っている経営者の方や、事業開発に携わっている方に役立つお話をしてまいります。
さて今回は、クラウドファンディングの構築について見ていきます。
一見、開発するのが面倒そうですよね。もちろん大変なことに変わりないのですが。。
しかし、クラウドファンディングに特化した構築サービスを利用すれば比較的工数をあまりかけずに、サービスを構築することができます!
そこで、おすすめできるクラウドファンディング構築サービスについてまとめてみたので、参考にしてください!
【おさらい!】クラウドファンディングとは?
次々と新しいアイディアが生まれるIT業界、今回ご紹介するクラウドファンディングも最近注目されている資金調達方法の1つです。
まずは仕組みから見てみましょう!
クラウドファンディングの仕組み
そもそも、クラウドファンディングとはどういう仕組みかご存じでしょうか?
クラウドファンディングとは、目的やアイディアを持つ起案者がインターネット上で呼びかけ、その目的やアイディアに共感した人が資金を提供します。
資金を提供した方には、出資の見返りとしてサービスなど何かしらのリターンを受け取るタイプ、何も受け取らない寄付型などがあります。
クラウドファンディングといっても、そのタイプはさまざまで大きく分けて4つのタイプに分類されるんです。
クラウドファンディング4つのタイプ
- 寄付型
寄付という形で出資するタイプ、当然寄付なのでリターンはありません。日本だと、2011年の東日本大震災など被災地復興事業の資金調達などに利用されました。- 投資型
出資した金額の利益を、配当という形でリターンされるタイプです。主に金融商品などでこのタイプが利用されます。- 融資型
企業や個人に対して投資家が融資をし、利子という形でリターンを受け取るタイプ。- 購入型
出資者は商品やサービスなど、または権利をリターンとして受け取るタイプ。
まだまだ世界規模で急成長しているクラウドファンディング
クラウドファンディングの仕組みを考えたアメリカなどIT先進国を含め、まだまだ世界中で急成長しているクラウドファンディング市場ですが、それは日本も同じです。
2012年では100億にも満たなかった総支援額が、2016年では745億にまで急成長しました。
ここまで成長しましたが、海外に比べると日本のクラウドファンディング市場はまだまだ成熟しているとはいえず、ここからさらに伸びていくポテンシャルを秘めています。
さらに、これからは海外市場へ向けたプロジェクトなども増えてくることが予想されます。
既に地方自治体などでも、中小企業を対象にしたクラウドファンディングが利用されるなど日本での注目はますますこれから高くなりそうですね。
そんなクラウドファンディングサービスですが、構築するにはどれくらいの費用がかかるのか。
構築サービスを使った場合について以下で見ていきましょう!
クラウドファンディング構築サービス5選
構築サービスと費用について見てみましょう!
ENjiNE(エンジン)l CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE
ENjiNE(エンジン)は、新規事業開発やイノベーション創出支援において1,000社以上の実績がある株式会社Relicが運営する、SaaS型クラウドファンディング構築サービスです。
新規事業開発やイノベーション創出支援において1,000社以上の実績がある株式会社Relicが運営する、SaaS型クラウドファンディング構築サービスです。
日本経済新聞社やパナソニック、高島屋など様々な業界の大手〜ベンチャーまで30社以上が導入しており、業界シェアNo.1を誇ります。
購入型・寄付型・ふるさと納税型・融資型・不動産投資型の全てに対応する機能を網羅し、海外メディアと連携したグローバル対応も可能です。
また大きな特徴として、業界初となる導入企業間での相互掲載/相互集客を可能にするネットワーク連携機能を提供しています。
初期費用や月額固定費用は無料となっており、カスタマイズも柔軟に対応しています。
DECTO(デクト)
株式会社ミニマルテクノロジーズが提供している、「WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)」と株式会社サンデーアーツの業務提携により、ウェブサイトに1行ほどコードを埋め込むだけで、サイトに自動翻訳機能を付けてくれるのがクラウドファンディング構築パッケージ「DECTO(デクト)」です。
こちらは日本初となる多言語での利用が可能となっており、これからの海外進出を考えている企業などにおすすめのパッケージとなっています。
ダウンロードプラン350,000円(税別)、ドメイン取得代行などプログラムの知識があまり無いかた向けのセットアップ代行プラン450,000円(税別)となっています。
Thrinacia(スリナシア)
Thrinaciaは、デザインや機能などをフルカスタマイズ可能なだけではなく、オープンソースのため独自で自由に拡張することが可能なクラウドファンディング構築パッケージです!
また、iOSやAndroidといったマルチデバイスにも対応、IEやSafariなどさまざまなブラウザにも対応しています。
最低利用期間は半年からとなっており、以降は半年または一年単位での契約と支払いとなっています。
プランは全4種類で、
- 「エントリープラン/5,000円(月)」
- 「スモールプラン/10,000円(月)」
- 「スタンダードプラン/25,000円(月)」
- 「スケールプラン/45,000円(月)」
から選択可能です。
CYBRiDGE(サイブリッジ)
CYBRiDGEは主に、インターネットサービスの運営やシステムの受注開発を行っている企業です。
プラットフォームからの構築により、自分が求めているサービスを形にすることができます。
既に、何社もの企業のクラウドファンディングサイトを構築している確かな実績があります。
初期費用などは記載がないため、お問い合わせから連絡をする必要があることは忘れずに!
IgnitionDeck
無料で提供されているブログシステムのWordPressには、数多くのプラグインが提供されているのはご存じかと思います。
その中でも有名なクラウドファンディングのプラグインが、今回ご紹介する「Ignition Deck」です。オプションとしてAmazon決済や分析ツールの追加も可能となっています!
さて、4つのクラウドファンディング構築サービスを紹介しました。
費用を見て、安いと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、注意すべきことがあります。
しっかり、見ておかないと損する可能性が高いので、最後までぜひお付き合いください!
構築サービスを利用するときの注意点
選定基準を明確にする
最適な構築サービスを選択するために、まず一番重要なことは「費用以外の選定基準を見つける・明確にする」ことです。
構築サービスを利用するということは、そのサービスの中に求めている機能がなくてはいけません。
しかし、費用ばかりを意識するあまり求めているものがないサービスを利用してしまっては本末転倒です。
しっかりとあなたが求めているサービスの機能が付いているか、またそれは自社開発できるか?などパッケージ以外の選択肢も含めて精査していきましょう!
自分たちに合った開発スタイルかどうか考える
もちろん、構築パッケージを利用すると、開発スパンも短くなりますし、開発費用も安く思えるかもしれません。
しかし、いざ欲しい機能があった時などは、構築サービス会社との折衝もある上、自分たちが開発するわけではないので、本当に要望通りのものが実装されるのか否かは怪しいところがあります。
開発過程において、柔軟性に欠ける部分があることは間違いないでしょう。
そして費用も、短期的な視点では安いかもしれません。
しかし、その事業をどこまで続けていくかにもよりますが、毎月の出費の方が0ベースで開発した時より高くなるという現象が起こりうるということを考慮に入れておきましょう!
上記で紹介した構築パッケージは月額の料金ですが、もちろん一括の構築サービス、パッケージももちろんあります。
また、クラウドファンディングのようなCtoCサービス、マッチングサービスを新規で開発することを考えている方は、以下の記事も必見です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クラウドファンディングの成長からも、今後もさらに優秀な構築サービスが誕生することが予想されます。
しっかり、自分たちの事業の方向性を見定めてから、自分たちに合った構築方法を選択しましょう。
この記事がみなさんのお役に立てば幸いです!