大手企業のシステム開発を受け持った実力ある開発会社4選

こんにちは!

ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズのCTOの柳澤(やなぎさわ)です。 弊社は、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っている会社です。

こちらの弊社運営サイト、「スタートアップ開発ラボ STaP(スタップ)」では、企業の新規事業開発担当者の方や、システム開発責任者の方、事業責任者の方達に向けて、事業開発のコツや、自社プロダクトやWebサービスを立ち上げる際にポイントや注意点について、弊社ノウハウを包み隠さずにお伝えしています。

さて、今回はシステム開発会社についてお話しします。

大手企業との取引実績がある企業はビジネスの世界で一目置かれます。

IT業界についても同様です。大手企業の大規模開発案件を担える企業は技術力と高い社会的信用がある証明です。

そこで今回は実績のある開発会社を4社ご紹介いたします。

その前に、誰もが知る大手システム開発会社についても見ておきましょう。

誰もが知る大手システム開発会社4選

①富士通エフサス株式会社

社名でお分かりの方も多いかと思いますが、総合ITベンダーとして世界でも五指に入る富士通グループの一社です。

多くの大手企業がそうである通り富士通も事業別に子会社を組織しており、富士通エフサスは特にカスタマーエンジニア(CE)を含むサポートの統括を担っています。

近年はサポートのみではなく開発も行っており、公開されている実績としては、役所広司が出演するストーリー仕立てのCMが印象的な大和ハウス工業、二輪車で世界上位のヤマハ発動機、高島屋や東急百貨店と言った百貨店グループなどの有名企業が並んでいます。

資本金の額が非常に大きいですが富士通の子会社でも最大規模です。

設立:1989年3月1日

資本金:94億175万円

代表者:濱場 正明

本社:神奈川県川崎市中原区中丸子13番地2  野村不動産武蔵小杉ビル N棟東京都千代田区東神田3-6-6 メビュウス高島 2F

電話:044-874-6200

②NECソリューションイノベータ株式会社

NECも世界で五指に入る総合ITベンダーとみなされており、いわば富士通の国内最大のライバルです。

そのNECの中核的なIT企業がNECソリューションイノベータです。経営の効率化と技術力の底上げを企図して、地域ごとにあった6会社の合併に伴って発足しました。

NECグループでも最大規模の子会社の一つです。

食パンの『本仕込み』や『ネオバターロール』でお馴染みのフジパンや、外壁や外壁材のリーディングカンパニーとして有名な建材メーカーの一つニチハ株式会社などが実績として公開されています。

設立:1975年9月9日(NECソリューションイノベータ発足は2014年4月1日)

資本金:86億6680万円

代表者:杉山 清

本社:東京都江東区新木場一丁目18番7号

電話:03-5534-2222

③株式会社日立システムズ

『世界ふしぎ発見!』のスポンサーとして有名な日立グループのIT事業の中核企業が日立システムズです。

富士通エフサスやNECソリューションズよりも資本金が大きいですが、ベンダー系IT企業(大手電機メーカーの子会社系IT企業)の中でも最大規模を誇っています。

導入実績としてはサッカー日本代表スポンサーでもあるビールのキリン株式会社、三菱グループの非金属メーカーである三菱マテリアル株式会社、三井系の石油開発会社である三井石油開発株式会社などが紹介されています。

設立:1962年10月1日

資本金:191億6200万円

代表者:北野 昌宏

本社:東京都品川区大崎1-2-1

電話:03-5435-7777

④株式会社大塚商会

大手メーカー系のIT企業だけしかないと思われても困りますので、最後に非大手メーカー系のIT企業を紹介いたします。

意外と知られていませんが、通販の『たのめーる』で有名な大塚商会の本業はシステム開発です。

導入実績としてはカーネルおじさんの日本ケンタッキー・フライド・チキンや東京証券取引所、大阪取引所などを傘下に持つ日本取引所グループ、ウィルスバスターでお馴染みのトレンドマイクロなども紹介されており他の三社に負けてはいません。

設立:1961年7月17日

資本金:103億7500万円

代表者:大塚 裕司

本社:東京都千代田区飯田橋2-18-4

電話: 03-3264-7111

ここまで誰もが知る大手システム開発会社について見ていきましたが、そのぶんクライアントも大手が多いですし、値段も高くなってしまいます。

そこで、規模は小さいながらも、少数精鋭で大手のシステム開発を受け持ったことのある、実力あるシステム開発会社を紹介します。

大手企業のシステム開発を受け持った実力ある開発会社4選

①株式会社エス・アイ・エス

設立:2000年4月3日

資本金:5,000万

代表者:松浦豊

本社:東京都千代田区神田佐久間町2丁目19番地 櫻岳ビル8階

電話: 03-5823-7771

②株式会社SIエージェンシー

設立:東京都港区南麻布2-2-13 麻布ハイプラザ2階

資本金:1,000万円

代表者:木原 真

本社:東京都港区南麻布2-2-13 麻布ハイプラザ2階

電話: 03-6228-1680

③株式会社エイ・エヌ・エス

株式会社エイ・エヌ・エスが運営しているIT-Trustについてはこちらをご覧ください。

【依頼する前に!】IT-Trustの評判って?

設立:1989年(平成元年)12月1日

資本金:5,000万

代表者:赤澤 博史

本社:東京都中央区新川2-1-5 THE WALL 6F

電話: 03-5540-8551

④株式会社ギークフィード

設立:2011年5月17日

資本金:2,100万円

代表者:内信史

本社:東京都台東区小島2-20-7扶桑御徒町ビル2F

電話: 03-3863-6754

大手企業のシステム開発はメーカー系が多い理由

大塚商会は非メーカー系でしたが、メーカー系が三社と偏りを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、なぜメーカー系が多いのかを解説したいと思います。

①コスパが良い

一つはコスパに優れている点です。

名のあるメーカー系に頼むと高額なのでは?と思われるかもしれませんが、総合的なコストパフォーマンスを考えると意外と非メーカー系と大差がないことも多いです。

というのも、メーカー系企業はグループでパソコンやサーバーなどのハードウェアを製造しているので、ハードウェアの購入費はディスカウントしてくれることが多いのです。

ハードウェアを大量購入する大企業ほど、このディスカウントが効いてくるため、人件費は非メーカー系のIT企業の方が安かったけれど、トータルコストはメーカー系IT企業の方が安い、ということがよく発生します。

しかも、ソフトウェアもハードウェアも富士通といった風に会社をまとめている方が、障害発生時の責任の切り分けが簡素になるという運用上のメリットもあります。

②入札条件の問題

二つ目は、入札条件の問題です。

IT部門に関わらず政府系機関の発注はどこの企業でも応じられるわけではありません。

入札条件をパスした企業のみが受注のための入札に参加できます。

IT部門においては資本金や情報技術者試験を含めた有資格者数が条件として設定されています。

資格はないよりもある方が良いですが、現状のIT業界では資格がないと仕事ができないという状況でもないため、資格を取っていないITエンジニアが意外と多いのです。

ただ、メーカー系のIT企業は入札条件を満たすために資格の取得を推奨し、教育制度が整っているところが多いため、資格取得者が全体的に高いです(だからこそ、人件費は高いと言えるかもしれません)。

そのため、受注もメーカー系が有利になっています。

そして、大手企業の中には政府系機関の入札条件に準じたルールを制定しているとことがあり、やはりメーカー系優位になっています。

逆に言えば、今回ご紹介した各社は、官公庁への導入実績もあります。

では、非メーカー系に頼むのはメリットが少ないのかというと、そうではありません。

次に見ていきましょう。

非メーカー系のIT企業に依頼するメリット

非メーカー系には非メーカー系特有のメリットがあります。

①自由度が上がる

第一に言えるのは、メーカー系に比べて利用製品の自由度が上がります。

マルチベンダー、つまり、メーカーを問わず自社のニーズに会っている製品を組み合わせてシステムを作りたいと考えている場合は、非メーカーに発注した方が良い場合が多いです。

②パッケージ製品を持っている

第二に大企業にシステムを導入した非メーカー系は総じて切り札といえるパッケージ製品を持っている傾向が強いです。

自社で開発したものもあれば、海外企業が開発したパッケージの独占販売権を得ているもの、パターンはいくつかありますが、いずれにせよ「このIT企業に頼まないと、あのパッケージでシステム開発してもらえない」というものです。

総合力ではベンダー系に劣るけれど、得意なものがある非メーカー系という意味では、ユーザー系と呼ばれるIT企業も注目です。

ユーザー系とは銀行や保険会社などの金融機関や鉄道、電力などインフラ関連企業で良く見られる、親会社のシステム構築・保守に特化したIT企業です。

全てではありませんが、一部のユーザー系は親会社との取引の中で培われた、ノウハウや実績を武器に、グループ外企業へのシステム販売を行っていることもあります。

厳密には異なりますが、NTTデータやNTTコムウェアなどの旧電電公社の流れを組むNTT系も、広義ではユーザー系と言えるかもしれません。

NTTが作ったシステムと言われると、それだけで信頼感が持てる方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、NTTデータはSIer(システムを構築する会社)としては世界でも五指に入るIT業界の巨人です。

敢えて四社に入れませんでしたが、大企業との取引実績も非常に豊富です。

まとめ

今回は大手企業への導入実績のあるIT企業を4社ご紹介しました。

いずれも実績のある企業ですが、それぞれ得意不得意があるので、自社にとってもベストパートナーであるかは別問題です。

ソフトウェアもハードウェアも富士通といった風に会社をまとめるということは、次回以降、他社に頼みにくくなる、というデメリットもあります。

知名度は劣るけれど、実は素晴らしいパッケージを持っている非ベンダー系IT企業も中にはあります。

社名や公開されている実績だけを見て安易に特定の会社と決め打ちで契約するのではなく、複数の会社から提案を募って、比較の上で契約しましょう。

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。